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今でもイエローバルブを入れてイイのはいつのクルマまで? ヘッドライトの決まりゴト|クルマの保安基準


ヘッドライトの光は白くなくっちゃダメ?


黄色っぽくてもOKだったのはいつまで?


クルマの保安基準


保安基準からクルマのカスタマイズをみていくコーナー「クルマの保安基準」。

今回はヘッドライトの光の色について。



前照灯等(第32条)告示(第198条)、すれ違い前照灯等(第32条第5項)告示(第198条)によると、ヘッドライトの前照灯=ハイビームおよび、すれ違い前照灯=ロービームは、その基準がいずれも各々、「白色ですべてが同一」となっています。


ですから、左右のバルブの種類や色温度などが異なって、違うように見える場合などはNGの判断がくだされる可能性はあるわけです。

ちなみに、左右の個数が変わってもNGですし、左右対称でないとダメなのです。

それは、ヘッドランプや車幅灯がある意味、そのクルマの大きさを遠くからでも認識させるためにあるという役割を表しています。


たとえば自分がその左右違う色のライトのクルマの対向車だとして、遠方から並んで向かってくる左右異なる光を見た場合、バイクが2台並走していると勘違いする可能性もありそうです。

それが狭い道なら、近づけば相手のバイクたちが並走をやめて、前後で走り、こちらがすれ違うスペースを作ってくれるだろう……という判断もありえます。

しかし、実際は車幅のあるクルマで、道を譲ってもらえるわけもなく、気づいたときには衝突ギリギリ! というケースも考えられないワケではありません。

だろう運転はよくありませんが、そのきっかけを生むようなクルマもNGというワケなのです。


そういう意味でも、左右の光の色が大きく異ならないようにする必要があるのです。


たしかに昔はイエローバルブが純正というクルマも


実はその頃のクルマはいまでも黄色でOK!?


さて、第32条では白色という規定でしたが、いまでも市販されている淡黄色=イエローバルブはどうでしょうか?


これについては、適用除外として、平成17年12月31日以前に製作された自動車は白または淡黄色という主旨の記載があります。


平成17年=2005年といえば、アルヴェルでいえば、アルファードのみだった初代のマイナーチェンジが同年4月ですから、マイチェン後の初期、ジムニーでいえばJB23の6型の最初期の製造分までがいわゆるイエローバルブがOKというコトになります(ただしくは製造年月日によるので、例外もあります)。


写真はIPFのLEDヘッドランプバルブエックスツーコンパクトH4 2400K /144HLB2 https://www.ipf.co.jp/products/144hlb2.html

最近では、LEDでもイエローバルブがリリースされていますから、適用除外に入っているクルマならば、カスタマイズの一環としてセレクトができるということになりますね。


※このコーナーでは一般的に乗用車と呼ばれているジャンルのクルマを対象としていますので、車両によっては、その範囲に入らず、例外となる場合もあります。

主な出典は「自動車検査関係業務検討会編著 保安基準ガイドブック」です。同書の安全の確保、公害防止の一助にという主旨を鑑み、違法を助長するものではありません。


[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_古川教夫]



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