古き良きアメリカのレトロ風味をまとった、ふたつの顔が楽しめるヴィンテージ系モデル
MID GARCIA CISCO
アフターホイール市場で約1割のシェアを誇る老舗メーカー、マルカサービス。そんな彼らが立ち上げたMIDをいうコーポレートブランドは、企画からデザイン、設計、試験などを日本国内で行ないつつ、海外で生産することで高い安全性とコスパとを両立する。そんなMIDにまたひとつ、魅力的なブランドが誕生。
キュート路線か、精悍系か脱着式のセンターも楽しい
新ブランド、ガルシアはいわゆるアメリカンカントリー系で、第一弾モデルとなるこのシスコは、スクエアなウインドウを等間隔で並べた、いかにもレトロなテイストが魅力。リムをつまんだような形状としたことでテッチン風味も漂うほか、フェイスがラウンドカップ状となっているためウインドウの縦断面が強調されるなど、シンプルながら立体感にも長けるのが特徴だ。
注目すべきは脱着式となるセンターパッケージ。装着時にはクロームのコーン形状で、西海岸を連想させるキャルっぽいスタイルを狙うにはぴったりだ。このセンターパッケージはダミーピアスボルトが備わるため別体感がより強く、実際には2本のボルトで固定されているだけだから、外せば往年のレンコンホールに。一気に精悍さが増した表情へと変化できるのが個性的だ。
オシャレな街乗りヴィンテージ路線を狙うのなら、センターパッケージ付きで。ワイルドなアメリカンオフロード風味を味わいたいなら、センターパッケージレスでと、1本で異なるふたつの装いを満喫できるのが面白い。
リムとディスクの谷間部分をヴァーレイポリッシュ仕上げとすることで、フェイスの深みを増しているのもポイント。ホワイトリボンやホワイトレタータイヤとの相性もバツグンに高い。ジムニー用は1サイズのみとなるのだが、カラーは2色が用意されるため、ボディカラーとのコーデも十分に楽しめる。
ちなみにこのガルシアも、MIDコンセプトを踏襲したモデル。ジャパンクオリティにこだわっているから安全、安心もしっかり担保されているため、ロードトリップだけでなく、オフロードでもしっかりとジムニーを支えてくれる。
ジムニーをオシャレに乗りこなしたいのであれば、間違いなく候補だ。
クロームのセンターパッケージは脱着が可能。装着した状態ではキャル系な雰囲気、外した状態だと精悍さが際立つ。
リムをつまんだような形状としたことで、往年のテッチンっぽさも。リムとディスクの谷間はポリッシュ。
ディスク外側にスクエアウインドウが等間隔で並ぶ、いかにもヴィンテージ系な味付け。躍動感も上々だ。
オシャレなホワイトはジムニーだけの特権
カラーは引き締まった印象のセミグロスブラックと、オシャレで清潔感もあるオールドイングリッシュホワイトの2色。特にホワイトは他車種用では設定されていない、ジムニーのためのファッション性重視なカラーリング。差別化を図るのにも効果絶大だ。
SPECIFICATION
SIZE INSET HOLE P.C.D PRICE
16×5.5J 20 5 139.7 2万7000円（税別）
カラー オールドイングリッシュホワイトリムヴァーレイポリッシュ、セミグロスブラックヴァーレイポリッシュ
問マルカサービス ☎ 052-746-7000 http://www.mid-wheels.com
ハイパーレブ vol.235 スズキ・ジムニー No.5 2019年5月31日発売号より
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