仏自動車大手PSAの独子会社オペルは11日、小型車「コルサ」の第6世代となる新モデルにグレアフリー(防眩)ハイビーム機能を持つLEDマトリクス・ライトシステム「IntelliLux」を搭載すると発表した。中型車以上のクラスに限定されていた同システムの小型車セグメントでの採用は初めて。新型コルサには電気自動車(EV)モデルも設定されており、オペルは最先端技術の投入により同セグメントの付加価値を高める方針だ。
IntelliLuxはフロントカメラの「オペルアイ」と連動し、交通状況に合わせて自動的に照射距離や光量を最適に調整する。すでに「アストラ」と「インシグニア」に搭載されている。
コルサのEVモデルは来年の上半期から発売予定で、競合のEVモデルと比べて競争力のある価格設定がされる見込み。オペルのローシェラー最高経営責任者(CEO)は「EVコルサの投入で顧客のすそ野を広げる。同モデルは真のEV国民車になる」と話している。同社は同時期にSUV「グランドランドX」のプラグインハイブリッド(PHV)モデルも発売する予定。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]