独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは8日、ヒルデガルド・ヴォルトマン氏が遅くとも2019年7月に営業・マーケティング担当取締役に就任すると発表した。
ヴォルトマン氏は1990年にユニリーバに入社、主に国際マーケティング部門で活躍してきた。1998年にBMWに入社、マーケティング戦略のみならず商品企画にも携わり、エレクトロモビリティ「BMWi」の立ち上げに携わった経験を持つ。その後、2016年6月にBMWのマーケティング本部長となり、2018年1月からアジアパシフィック子会社(シンガポール)の執行役員を務めている。
アウディの監査役会長であるVWのヘルベルト・ディース社長は今回の人事について、「アウディ・ブランドを革新的に再構築していくうえで理想的な人材である」と強調した。また、ヴォルトマン氏の前任で、今年1月1日付でアウディの社長に就任したブラム・ショット氏も「アウディが変革していくうえで重要な役割を担う人」と述べ、同女史の手腕に期待を示した。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]