日常生活を送っていると、ふと「むかしは~だったのに、いまは違うのか…」などと思う場面に出くわすことがある。たとえば、モジュラージャックだけが残された撤去後の公衆電話スペースを見かけた時に、「むかしは公衆電話に並んだなぁ」などと思ったりする。このようなことはクルマにも当てはまることが多いように感じる。
今回は、そんなジェネレーションギャップに対する思いが込められたつぶやきを見ていく。
パーキングブレーキは「引く」「押す」?
電動パーキングブレーキ。
『どうしてオンにする時に引いて、オフにする時に押すの』
って言い出す若者が出てくるまで時間はかからないんだろうな。。。
「チャンネルを”回す”」とか「ビデオの”巻き戻し”」と同じ運命になるんだろうか。 pic.twitter.com/3Fo239Zvr9
—とと (@Be_a_8_Driver) 2018年4月8日
このツイートは最近さまざまなクルマに採用されている、電動パーキングブレーキについてつぶやかれたものである。
現時点で免許を持ち、クルマを運転している世代の大半の人にとって、パーキングブレーキは手で上に引き上げて作動させるものだという認識だろう。しかし、このつぶやきで取り上げられているパーキングブレーキは、スイッチ一つで作動する。スイッチを指で上に引き上げて作動し、押し下げることで解除される仕組みだ。「上げ」「下げ」という動きに、かろうじてかつてのパーキングブレーキの面影を残している。
今後、このような仕組みのクルマが増えていくことで、「そういえばむかしのパーキングブレーキは手で引き上げていたなぁ」とふと思い出す場面が増えていくだろう。また、公衆電話と同じようにその存在を知らない世代が増えていき、そこにジェネレーションギャップが生まれるであろうことも想像できるだろう。
あのスイッチ式パーキングブレーキ、メルセデス系だと押し込み / 引き上げが逆になるゾ (恐怖)
—Janek Chenowski (@chenowski) 2016年11月29日