トヨタは長年にわたり、さまざまなオープンカーを製造してきました。開放感あふれるドライブを楽しめるこれらの車種は、多くの自動車ファンを魅了しています。
そこで現在販売されているトヨタのオープンカーと、過去に人気を博したモデル4車種を、特徴や価格も踏まえながらご紹介します。
- 現在販売中のトヨタのオープンカーは「コペンGR SPORT」のみ
- 「コペンGR SPORT」の車両本体価格は、238万2,200円からとなっている
- 中古車で手に入るトヨタのオープンカーとして、「MR-S」などがある
トヨタのオープンカー「コペンGR SPORT」
「コペンGR SPORT」は、トヨタが現在販売しているオープンカーです。「コペン」はダイハツが販売している軽自動車ですが、この「コペンGR SPORT」は、ダイハツとトヨタのスポーツ部門である「GR」が共同開発したモデルです。
ルーフは電動開閉式で、ルーフロックを解除して開閉スイッチを引き上げ続けると約20秒でフルオープンになります。シートヒーターが付いており、寒さが厳しい季節のドライブも快適に過ごせるうえ、スポーツモデルとして考え抜かれた走りを体感できます。
新車の車両本体価格は、238万2,200円からとなっています。
なお、ダイハツで販売されている「コペンGR SPORT」と、性能に差はありません。
トヨタのオープンカー「MR-S」
「MR-S」は、1999年に初代モデルが登場し、2007年7月に販売が終了しています。前後車軸の間にエンジンが搭載されているミッドシップレイアウトの2シーターカーです。コンパクトでありながら、スポーツカーらしいエクステリアデザインが特徴です。また、車高が低く、走行安定性も高くなっています。
中古車市場では、55万1,000円~385万円*となっています。大半は300万円以下ですが、新車での車両本体価格が200万円台前半であったことを考えると、かなり高額化しているといえるでしょう。
トヨタのオープンカー「セリカ コンバーチブル」
トヨタが1970~2006年まで販売していたスペシャリティクーペ「セリカ」の4~6代目のモデルにそれぞれ設定された「セリカ コンバーチブル」(1~3代)。「セリカ」が元々持っていたスタイリッシュさに、開放感を加えたモデルです。
なお、初代と2代目の幌の開閉機構は油圧式であるのに対し、3代目では電動式となっています。
中古車市場では、75万~249万円*となっていますが、ほとんどの車両は200万円以下となっています。ただし、出回っている数が多くないため、中古車市場をこまめにチェックしておく必要があるでしょう。
トヨタのオープンカー「ソアラ」(4代目)
「ソアラ」は1981~2005年まで販売されていたクーペ型の高級乗用車です。4代目までのモデルが展開されており、初代~3代目までは2ドアクーペで、2001年販売の4代目でコンバーチブルとなりました。2ドアモデルですが、後席があり4人乗りとなっています。
電動メタルトップを採用しており、オールアルミ製のルーフがスイッチ操作ひとつでオープンになります。また、内装はウッドと高級皮革をふんだんに使用し、上質な仕上がりです。
中古車市場では、55万~299万9,000円*となっています。
なお、ソアラはレクサスの国内展開に伴い、「レクサスSC430」に移行しました。
* カーセンサーにおける2024年6月24日時点の支払総額の情報
※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています