三菱自動車のミニバン「デリカD:5」は、ディーゼルエンジン搭載の人気モデルです。しかし、購入後に後悔しているという声が聞かれ、また、その理由はディーゼルエンジンにあることが多いようです。
そこで、デリカD:5がディーゼルエンジンを搭載していることで、どのような後悔につながっているのかを解説します。併せて、ディーゼルエンジン以外の面で不満に感じていることもご紹介します。
- デリカD:5では、ディーゼルエンジン特有のデメリットが後悔につながっている
- デリカD:5で後悔した点として、エンジン音や燃費の悪さが挙げられている
- デリカD:5購入者では、ディーゼルエンジンであること以外にも後悔している点が見られる
デリカD:5がディーゼルエンジンであることによる後悔
デリカD:5はディーゼルエンジンを搭載しており、パワフルな走りと高いトルクが魅力です。しかし、実際に乗ってみると予想外の問題に直面するオーナーもいるようです。
どのような点を後悔しがちなのか、見ていきましょう。
燃費があまり良くない
ディーゼルエンジンは一般的に燃費が良いとされていますが、デリカD:5の場合、車体重量が重いために思ったほど燃費が良くないと感じることがあるようです。
特に、都市部でストップ&ゴーが多くなると、燃費の悪さをより感じやすくなります。
エンジン音が大きい
デリカD:5は、クリーンディーゼルを使用していることから、従来のディーゼルと比較すると排気ガスの量は少ないです。しかし、それでもガソリン車と比較すると、ディーゼルエンジンは特有の音の大きさは気になってしまうようです。
特にエンジン始動時や低速走行時に、カタカタという特徴的な音が車内に響き、快適性を損なうことがあります。長距離を運転しているうちに気にならなくなるケースもあるものの、静粛性を求める方にとっては後悔するポイントとなっています。
デリカD:5を購入して、エンジン以外で後悔したこと
ディーゼルエンジン以外にも、デリカD:5の所有者が後悔を感じる点があります。特に、大型ミニバンならではの特徴が、日常使用では逆に不便さを感じさせるようです。
ここでは、エンジン以外の面で感じるデリカD:5購入の後悔について見てみましょう。
車体が大きくて、扱いにくい
デリカD:5の大きな車体は、室内の広さという利点をもたらす一方で、日常的な運転では扱いにくさを感じる原因になりやすいといえます。特に狭い道路や駐車場での取り回しに苦労するドライバーが多く、都市部での使用には不向きだと感じる人も少なくありません。
また、車高が高いため、乗り降りや荷物の積み下ろしにも多少の労力が必要で、これらの点が使い勝手が悪いと判断される原因にもなっています。
乗り心地が悪い
デリカD:5は、サイズの割に乗り心地の良さを感じられないという声も聞かれます。
この理由として、デリカD:5はオフロードを想定して、サスペンションが硬めになっていることが考えられます。 特に悪路や段差を通過する際の振動が大きく、長時間の乗車では疲れを感じやすいことから、快適性を重視する方は不満に感じているようです。
後方が見えにくい
デリカD:5はリアウィンドウが高い位置にあることから、後方を確認しづらいと指摘されています。また、Cピラーが太いことや、後部座席のヘッドレストの位置により視界が遮られることもあるようです。
バックカメラなどの補助機能があっても、目で直接確認できないことはストレスになりやすく、駐車時や車線変更時に不安を感じる方が見られます。
故障が多い
デリカD:5は、故障が多いという声が聞かれます。ただし、これらは電子制御システムに関連するものが多く、2010年前後に発売された前期モデルでの報告がほとんどです。
新車や、中古車であっても後期モデルの場合、それほど心配する必要はないでしょう。また、前期モデルであっても、きちんとメンテナンスを行っている中古車販売店で購入することで、トラブルを防ぎやすくすることが可能です。
※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています