マツダの3列シートミニバンである「CX8」は2017年に登場したモデルですが、2023年12月に生産が終了し、今では新車では手に入らないモデルです。
ここでは、CX8の魅力や、中古車市場の相場について解説します。
- マツダ「CX8」は、マツダのSUVの最上位モデルであったといえる車種
- マツダ「CX8」は、快適性へのこだわりなどの特徴がある
- マツダ「CX8」は、中古車で200万~400万円程度となっている
マツダ「CX8」の魅力の秘密は?特徴3選
CX8は、ゆとりのある3列シートを備えるなど、マツダのほかのSUVラインナップにはない特徴を持つ1台です。
特徴1:ミニバンに代わる多人数乗車が可能な車として登場
CX8は、3列シートを備えるSUVです。3列シートを備えるSUVモデルはほかのメーカーにも存在しますが、一般的に3列目シートは補助的な存在になりがちで、居住性などはあまり良くない傾向があります。
CX8は3列目シートの快適性にこだわり、どこに座っても快適に過ごせるように配慮されています。3列目シートであっても身長170cmの大人が無理なく座れる広さを確保していることは特筆ポイントといえるでしょう。
通常6人や7人といった多人数乗車ができるモデルといえばミニバンが第一選択肢になりますが、マツダはミニバンに代わる多人数乗車が可能な車の新たな選択肢として、CX8を位置付けています。
特徴2:マツダのSUVラインナップのフラッグシップ
マツダには多彩なSUVラインナップがありますが、CX8はその頂点であるSUVのフラッグシップとして君臨していたモデルです。
マツダのデザイン哲学「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用し、マツダのほかのSUVを凌駕する質感の高さを追求。伸びやかさと力強さを融合させた造形の中に、気品や風格を感じさせるエクステリアデザインが印象的です。
インテリアにも本杢やナッパレザーを使用し、「こだわりの書斎」を思わせる洗練された雰囲気と上質さを感じさせる室内空間に仕上げています。
特徴3:パワーユニット、グレードともに多彩な選択肢がある
マツダ車の全体的な傾向として、複数のパワーユニットが採用されるケースが多いことに加え、多数のグレードや特別仕様車の設定があり、選択肢が豊富です。これは、CX8においても例外ではありません。
エンジンはデビュー時には2.2Lクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」のみのラインナップでしたが、のちに2.5L直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」、同NAエンジン「SKYACTIV-G 2.5」が追加されており、エンジンは3種類から選択できます。
また、本革シートを搭載するグレードやアウトドアに似合うスタイルとしたグレード、エクステリアをブラックでまとめて精悍なスタイルを強調したものやおもてなし機能を多数追加した特別仕様車など、さまざまな個性を持つモデルの設定があります。
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マツダ「CX8」の装備・性能は?
CX8はマツダのSUVの最上位モデルということもあり、装備はかなり充実しています。
3ゾーン対応フルオートエアコンや電動パーキングブレーキ、オートホールドといった機能が全車標準装備されるのはもちろん、上位グレードにはワイヤレス充電やハンズフリー機能付きパワーリフトゲート、シートヒーターなども備わります。
CX8の室内空間に合わせて開発された、「ボーズサウンドシステム+10スピーカー」を搭載するグレードもあり、おもてなし機能が満載です。
マツダ「CX8」は中古車ならいくら?
CX8は2017年に登場し、2023年に生産が終了した1代限りのモデルです。中古車市場での相場は、以下のとおりです。
・2018年式:195~275万円程度
・2022年式:315~395万円程度
※カーセンサーにおける2024年6月25日時点の相場
マツダ「CX8」は、ほかにはないSUV
CX8は大人数が乗れて洗練されたデザインの車が欲しい方や、3列目シートを頻繁に使用する方に適した1台です。
2024年6月時点で販売されているSUVで似ているキャラクターのモデルは存在しないので、CX8に魅力を感じているのであれば中古車で自身に合った仕様のモデルを探すことをおすすめします。
※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています