ダイハツ「ウェイク」は現在はすでに生産・販売が終了しているモデルではありますが、ほかにはない独特のパッケージングで今でも探している方が多い1台です。
ここでは、ウェイクの特徴や中古車市場の相場について解説します。
- ウェイクは、室内の広さなどが特徴
- ウェイクは、さまざまなシーンを想定して開発されている
- ウェイクはの中古車は、手頃な価格で手に入りやすい
ウェイクの特色3つをチェック
ウェイクの最大の特色は、軽自動車のレベルを超える室内空間の広さと積載性といえます。
詳しく見ていきましょう。
特色1:「タント」を超える室内の広さ
ウェイクは、先に登場しすでにヒットモデルとなっていた軽スーパーハイトワゴン「タント」よりもさらに全高を高く取り、軽自動車最大級の広い居住空間を確保しているのが魅力のモデルです。
全高は1,835mmで、室内高は1,455mmを確保。この室内高は「タント」の1,370mmを軽く超えています。
さらに室内の広さに定評があり、軽キャンパーとして高い人気を誇る商用車ベースのスズキの軽キャブワゴン、「エブリイワゴン」のハイルーフ車の室内高1,420mmをも上回ります。
子供であれば立ったまま、大人の方も無理なく着替えができるので積極的にマリンレジャーなどを楽しむ方に多く選ばれているのも納得です。
特色2:ゴルフバッグを立てて収納できる荷室
元々の室内高の高さに加え、大容量のラゲージアンダートランクを組み合わせることによってゴルフバッグを立てた状態で積載することが可能です。
ラゲージアンダートランクは約90L(2WD車)を確保しており、2Lのペットボトルが24本できる容量。上下2段調節式デッキボードと組みわせれば、さまざまな荷室アレンジができます。
また、リアシートは荷室側からも簡単な操作でスライドできるスライドレバーを設定。そのほかにも撥水加工シート、リアシート背面の塩化ビニール加工など、濡れや汚れが簡単に拭き取れるように配慮されレジャーでの使い勝手を高めているのもポイントです。
特色3:ミニバン並みの見晴らしの良さを実現
ウェイクの車高は高く、居住性や積載性だけではなく、運転のしやすさにも貢献しています。
運転時の目線の高さは1,387mmであり、コンパクトカーを超えたミニバン並みの目線の高さを実現。遠くまで見通せる良好な視界が確保されているので、ドライバーは周辺状況を把握しやすく、安心感とゆとりのある運転が可能です。
ウェイクはどんな車なの?
2014年に登場したウェイクは、「もっと軽にできること」を追求し、45の使用シーンを想定して開発されました。
それぞれのシーンに最適な車を目指すことはもちろん、45シーンの中でもキャンプやフィッシングなど、レジャー人口の多い6シーンについて、それぞれの「レジャー・プロフェッショナル」と開発段階からコミュニケーションを取り、使い勝手を高めています。
ウェイクの中古車はどのくらいの価格で販売されている?
ウェイクは2014年11月にデビュー、以降一度もフルモデルチェンジを受けずに2022年8月に生産が終了しました。1代限りのモデルです。
ここでは前期モデルといえる2015年型と、安全性能の向上が図られた2017年の改良後となる2018年型、そして最終モデルである2022年型の中古車の相場をご紹介します。
2015年型:45~125万円程度
2018年型:65~125万円程度
2022年型:105~185万円程度
※カーセンサーにおける2024年6月22日時点の相場
ウェイクは、車内の広さを求める方に最適の1台
ウェイク生産終了後の代替モデルといえるのは、スーパーハイトワゴンのタントです。ただしタントは助手席側センターピラーレス構造の「ミラクルオープンドア」によって高い乗降性を確保してはいるものの、室内の広さ、居住性においてはウェイクに後れを取っています。
ほかにはないユニークなパッケージングが魅力のウェイクは、少し前の年式であれば比較的手頃な価格で入手できるので、オートキャンプなどで活躍する軽自動車を探している方にとって、良い選択肢になるでしょう。
※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています