「ひのくに号」はざっくり、こんな高速バス
- 事前予約なし！ 乗りたい便があるなら早めに並ぶべし
- 何が聞こえるの？ と思ったら、とりあえずイヤホンを挿してみて
- 熊本→福岡のバス便に乗るなら、左側座席がおすすめ
熊本と博多・天神を結ぶ高速バス「ひのくに号」のス―パーノンストップ便に乗車しました。ひのくに号は、九州産交バスと西鉄バスが共同運行している高速バスです。
今回乗車したのは、九州産交バスの運行便。ひのくに号は西鉄バスの運行便もあわせると、1日約80往復以上していて、熊本～福岡間の移動手段には欠かせない高速バスです。
そんな「ひのくに号」の車内装備やおすすめの過ごし方を紹介します。
熊本駅から出発！ 「ひのくに号」の乗車時の注意点は？
今回乗車するのは、熊本駅8:09発の便。
市電でJR熊本駅に向かい、7:50頃には駅に到着しました。平日の朝ということもあり、駅周辺は、学生さんやお仕事へ向かう人たちが多い印象です。
市電の乗り場から「ひのくに号」が発車する1番乗り場までは、徒歩で30秒くらい！
電車を降りるとすぐに場所がわかりました。
他にもバス乗り場は2カ所あります。2・3番乗り場も駅から徒歩3分程度の場所にあるのでわかりやすいですね。
ちなみにJR熊本駅は現在再開発が進んでいて、あと2、3年で便利な施設に生まれ変わるのだそう。
バス乗り場も1カ所にまとまるともっと楽になるだろうな～…
2020年11月25日追記：R熊本駅周辺の再開発により「JR熊本白川ビル」が2020年冬、「JR熊本駅ビル」の商業施設「アミュプラザくまもと」が2021年4月23日(金)に開業を予定しています。
と、熊本駅についてまじめに考えている間に乗車するバスが入線しました。
九州産交バスの高速バス車両には、レインボーのラインが入っています。
同社の公式キャラクター産太くんのしっぽにも注目！
高速バスカラーだヌーン♪
産太くんの生態に興味がある方は、こちらの記事もチェックです！
「ひのくに号」乗車時の注意点
1）予約制ではありません
ひのくに号は予約制ではないので、座席が埋まると乗車できません。乗りたい時間のバスがある方は、始発駅から乗車するのが確実です。始発駅は運行便によって異なり、熊本駅か熊本交通センターのどちらかになるので、間違えないように気を付けましょう。
とはいっても熊本→福岡・天神のバスは、毎日80便以上運行しているので、乗り遅れても次の便は比較的すぐに来ます！
2）通常便とスーパーノンストップ便
通常便とスーパーノンストップ便の2種類あります。それぞれ乗車地が異なるので、ご注意を。博多への到着時間はあまり変わらず、スーパーノンストップ便が約10分前後早くなる程度です。
初めて見ました！ 高速バスの車両には珍しい◯◯付きで旅気分アップ
では、さっそく車内へ！
車内は4列シートの38席。シートはちょっと古い感じがしますが、木目のフローリングが落ち着いた雰囲気です。
座ってみると、普通の4列シートよりかゆとりがあるように感じます。乗車時間は2時間くらいなので、十分くつろげる広さですね。フットレストも付いてます。
車両によって違いますが、今回乗車したバスにはコンセントが付いていませんでした。
残念…。
車内トイレはありました。途中休憩はないですが、トイレがあるなら安心ですね。
シート脇を見てみると、こんなものが付いています。
プログラム？ ボリューム…？ これっていったい何でしょう？
イヤホンを挿してみましょう。
聞こえてきたのはラジオ！ 高速バスでラジオが聞けるとはびっくりです。
ローカルな熊本情報が流れてきたので、旅気分はさらにアップ！
楽しいバス旅になりそうです。
各車両によって装備は違いますが、ラジオ付きのバスに乗車した際はぜひ聞いてみてください。
博多へ向けてGO！ 座席は左側がおすすめ
サラリーマンから観光客まで…みるみるうちに埋まる座席
熊本駅を発車後は熊本の街並みを眺めつつ、ラジオを聞いて過ごしました。
車内の室温は暑すぎず、寒すぎず快適！ 気分良くバスに揺られます。
乗車地は、以下の通り。各乗り場から、続々と乗客が乗ってきました。
▼通町筋
▼味噌天神
▼水前寺公園前
▼熊本県庁前
▼自衛隊前
▼益城インター口
▼武蔵ヶ丘
▼西合志
益城インター口で8名ほど乗車すると、ほぼ座席は埋まっていました。
乗客はスーツ姿のサラリーマンから、たくさんの荷物を持った観光客まで様々。朝だったので、車内で朝ごはんを食べている方もいましたよ。
痛恨のミス！ 車窓を楽しむなら左側の座席がおすすめ
九州自動車道に入りしばらくすると、周りの風景が変わってきました。
初夏の季節は、高速道路から新緑の田園風景が見られると聞いていたので、車窓の風景も楽しみです！
田園風景を眺めながら、癒されよう♪
と、思っていたのに！ 座っている座席は右側！
対向車線を挟んでいたので、景色が見づらいではありませんか…。これは失敗。
座席は埋まっているので、移動することもできず、対向車線の車を眺める結果となりました。
ひのくに号に乗車される皆さん！ 車窓を楽しみたいなら、ご注意くださいね。
定刻通り、博多駅に到着！
九州自動車道を下りて、さらに進むと飛行機が見えてきました。
福岡空港の近くまで来たら、博多駅まではもう少し。
途中、渋滞の影響により10分ほど遅れているとアナウンスがありましたが、博多駅に到着したのは予定通りの10:21頃。
博多駅に到着したひのくに号は、終点の西鉄天神バスターミナルへと向かいました。
2時間のバス旅は意外とあっという間。もうちょっとバスに乗っていたかったな～。
のんびり過ごせた「ひのくに号」 九州観光するならSUNQパスも利用しよう
「ひのくに号」は4列シートですが足元にゆとりがあるので、のびのび快適に過ごせました。熊本～福岡の移動には欠かせない高速バスなので、九州旅行で観光地を巡るときにおすすめです。
ゆっくり休んでもいいし、車窓をぼーっと眺めて過ごすのもいいですね。
お得に九州旅行をしたいなら、SUNQパスも利用してみてください。九州内＋山口県下関市周辺の高速バス、一般路線バスほぼ全線、一部船舶も乗り放題になるお得なチケットです。
もちろん「ひのくに号」でも利用できますよ！
※取材協力／九州産交バス
（バスとりっぷ編集部）
