JRバスグループが中心となり運行する夜行バス「ドリーム号」。ドリーム号には、様々なバス便の名称が存在します。
この記事では、各バス便の名称の解説と車両設備を紹介しています。
ぜひ乗車するバス選びの参考にしてみてください。
東京~大阪間を運行するJRバス「ドリーム号」の特徴
「ドリーム号」とは、JRバスグループが中心となって運行している夜行バスです。全国各地に路線があり、たくさんのバス便が運行しています。車内設備は次の通り。
今回は、昼行便もあわせて紹介します。
バス便 | Wi-Fi | コンセント | カーテン | シート |
---|---|---|---|---|
・ドリームルリエ | ◯ | ◯ | ◯ | ・プレシャスクラス ・アドバンスクラス |
・グランドリーム号 ・グラン昼特急号 ・【運行終了】グラン中央ドリーム号 | ◯ | ◯ | ◯ | クレイドル 2階建て車両は1階部分が4列 |
・【運行終了】東海道昼特急号 ・【運行終了】中央道昼特急号 | ◯ | ◯ | ◯ | クレイドル ※西日本JRバスの担当便のみ |
・青春エコドリーム号 ・青春昼特急号 ・【運行終了】青春中央エコドリーム号 | ◯ | ◯ | × | 4列 |
・【運行終了】プレミアムドリーム号 ・【運行終了】プレミアム中央ドリーム号 | ◯ | ◯ | ◯ | ・プレミアム ・スーパー ※混合タイプ |
・【運行終了】プレミアムエコドリーム号 ・【運行終了】プレミアムエコレディースドリーム号 | ◯ | ◯ | ◯ | 2階:プレミアムorスーパー 1階:4列 |
※2019.5.15編集部追記:「中央道昼特急号」は、2019.5.16をもって廃止、「プレミアムエコドリーム号」「プレミアムエコレディースドリーム号」は「プレミアムドリーム号」に変更
※2020.7.1編集部追記:「東海道昼特急号」は、2020.8.1をもって「グラン昼特急号」に変更
※2021.10.28編集部追記:中央自動車道を運行する中央ドリーム号(「プレミアム中央ドリーム号」「グラン中央ドリーム号」「青春エコ中央ドリーム」)は廃止
※2022.5.19編集部追記:「プレミアム中央ドリーム号」「グラン中央ドリーム号」「青春エコ中央ドリーム」は、2021.10.27をもって廃止
※2023.2.8編集部追記:「プレミアムドリーム号」は、2022.6.9をもって廃止
1)トイレ付き
東京と大阪をむすぶ高速バスは、すべてトイレ付きです。休憩があるとはいえ、やはりトイレ付きの車両は安心感が違うのでこれはポイントが高いです。
2)4列シート以外はカーテン付き。プライベート空間が保てる
ドリーム号のシートは、2列独立シート、3列独立シート、2+1列配置の3列シート、4列シートがあります。4列シート以外は、すべてカーテン付きでプライベートが確保できるのが特徴です。
3)Wi-Fi・充電設備完備
Wi-Fiの設備を搭載しているのもドリーム号のポイント。東京駅・バスタ新宿など主要なバスターミナルに発着する便にはすべて付いています。目的地の情報チェックもスムーズにできますね。コンセントは4列シートの車両を含めて、すべてに搭載されています。
ドリーム号のバス便名について
ドリーム号は、車両やシート、経由するバス停、女性専用車かどうか、などによって便名が異なります。簡単にですが、ドリーム号に使用される便名の用語をまとめました。
・グラン…体へのフィット感が抜群「新型クレイドルシート」を搭載した便
・レディース…女性専用車(1フロア全席が女性のみ)
・中央…中央自動車道を運行する便
・東海道…東名高速道路を運行する便
・プレミアム…ゆったりサイズの独立シート「スーパーシート」「プレミアムシート」を搭載した便
※2023年2月8日時点で、レディース・中央・東海道・プレミアムと付いている便は運行していません
各バス便の車内設備は?
東京~大阪間では、以下のようなバスがあります。用語とあわせて特徴をチェックしておくと、希望や目的に合わせて、便の区別がしやすいと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
■ドリームルリエ
2017年3月に登場したドリームルリエは、「ドリーム号」の中でも個室感覚で過ごせる最上位の車両です。シートは2タイプあり、2列のプレシャスクラス(プレミアムシート)は、従来よりもシートピッチを拡大しており、足元にはヒーターまで完備。
2+1列配置のアドバンスクラスは、グランドリーム号の新型クレイドルシートをベースにしたシートで、リクライニング機能がさらに向上しています。
どちらもシート幅がゆったりしているだけでなく、シートピッチは、全席1m以上確保し、しっかりと足を伸ばせるスペースがあります。さらに、シートはパーティションやカーテンで完全プライベート空間が保てるようになっています。
車内装備
- プライベートカーテン・パーティション
- AC100Vコンセント
- 毛布・スリッパ
- レッグレスト
- フットレスト
- フリーWiFi
- タブレット端末「iPad mini 4」
- トイレ
ドリームルリエの乗車記
ドリームルリエのバス便
■グランドリーム号
「グランドリーム号」は、新型クレイドルシートを搭載したバスです。シートタイプは3列シートで、こちらもカーテンやコンセント(新型スカニア製2階建て車両はUSBポート)が付いた車両。新型スカニア製2階建て車両の場合は、2階部分のみが3列シートになっています。
ドリーム号に搭載されている従来のクレイドルシートよりフィット感がアップしたシートに、スリッパや毛布、空気清浄機などが完備されており、ちょっと贅沢したい…という人におすすめの車両です。
グランドリーム号は夜行便ですが、同じ車両の昼便「グラン昼特急号」もあります。
車内装備
- プライベートカーテン
- AC100Vコンセント(新型スカニア製2階建て車両はUSBポート)
- 毛布・スリッパ(夜行便のみ)
- 空気清浄器
- レッグレスト
- フットレスト
- フリーWiFi
- トイレ
グランドリーム号の乗車記
グランドリーム号のバス便
■青春エコドリーム号
青春エコドリーム号は、4列シートの車両です。リーズナブルな料金設定で、充電設備とフリーWi-Fiも利用できます。その他、中央自動車道を経由する「青春中央エコドリーム号」なども運行しています。
また新型スカニア製2階建てバスの場合は、西日本JRバスの運行便だと1階部分、JRバス関東の運行便だと1・2階ともに全席で4列シートが使用されています。こちらは、通常の4列シートよりもシートの前後間隔が5cm広いです。
車内装備
- AC100Vコンセント(新型スカニア製2階建て車両はUSBポート)
- フリーWiFi
- トイレ
青春エコドリーム号の乗車記
青春エコドリーム号のバス便
以上、ドリーム号のバス便について名称や設備などを紹介しました。
バス予約の際にぜひ参考にしてみてください。
(バスとりっぷ編集部)