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大阪から淡路島へのアクセス方法を紹介
本州と四国の間にある淡路島は、島内に空港がなく鉄道も走っていません。そのため、公共交通機関を利用して行こうとすると、明石港からフェリーに乗るか、大阪や神戸から高速バスに乗る方法が一般的です。
大阪駅前~淡路ハイウェイオアシスの高速バス
※2022年5月調べ
フェリーを利用する場合は、明石駅まで電車で移動し乗り換えが必要です。
大阪駅~岩屋港の電車+フェリールート
乗車時間:約1時間3分
料金:1,470円
※2022年5月調べ
フェリーは意外と短時間・低料金で淡路島へ行けちゃいますね。淡路島で下船する港は、淡路SA近くの岩屋港です。フェリーの乗降地は岩屋港のみですが、高速バスの場合は乗降地が複数あるので、目的地近くで下車できます。
淡路島に発着する大阪のバス停
大阪から淡路島への主な高速バス乗り場は、南海なんば、なんばOCAT、大阪駅JR高速バスターミナル、梅田、USJの5カ所です。淡路島方面へ行く高速バスを運行するのは、JRバスとフットバス(高松エクスプレス)。
JRバスは大阪駅JR高速バスターミナル、フットバスはなんば高速バスターミナル・なんばOCAT・梅田(桜橋口JR線高架下)・USJから発車します。
※2022年5月調べ
なんば高速バスターミナル(南海なんば高速バスターミナル)
なんば高速バスターミナルは、大阪タカシマヤの隣に建つスイスホテルの5階にあります。
周辺にはコインロッカーやATMのほかコクミンドラッグがあります。バスの待ち時間に軽い食事をしたい方は、マクドナルドや南海パーラーへどうぞ。
なんばOCAT(オーキャット / Osaka City Air Terminalの略)
JR難波駅に隣接するOCATの2階には「湊町バスターミナル」と呼ばれる高速バス乗り場があります。
構内にはトイレや待合室、コインロッカーのほか案内所も完備。また周辺にはマクドナルドやコンビニ(ファミリーマート)、ATM、宅配便窓口などがあります。地下1階にはコクミンドラッグも。
▼南海なんばとOCATの詳しい記事はこちら
大阪駅JR高速バスターミナル
JR大阪駅周辺のバスターミナルは9カ所。その中で淡路島へ向かう高速バス乗り場は、西日本JRバスの便が発着する大阪駅JR高速バスターミナルと、フットバスの便が発着する桜橋口JR線高架下です(桜橋口JR線高架下は、後述する梅田で紹介)。
大阪駅JR高速バスターミナルはJR大阪駅の中央北口にあり、駅の1階と直結しています。
周辺には、コンビニ(ファミリーマート / セブン-イレブン)やコインロッカー、ATM、パウダールームも。
また「ルクア大阪」とも直結しているので、施設内のレストランやカフェで出発前に食事も楽しめます。
▼JR大阪駅周辺の高速バスターミナルへのアクセスはこちら
梅田(桜橋口JR線高架下)
9カ所あるJR大阪駅周辺のバスターミナルの中で「梅田」と呼ばれているのは、桜橋口JR線高架下のバス乗り場です。
出発前に食事をしたい方は、桜橋口を出てすぐのところにある「エキマルシェ」へどうぞ。周辺にはコインロッカーはもちろん、ATMやパウダールームも。最寄りのコンビニは、セブン-イレブンハートインです。
USJ
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のバスターミナルは、JRユニバーサルシティ駅から700メートルほどのところにあります。USJに隣接しているので、園内で遊んでから淡路島へ行くことも可能。
JRユニバーサルシティ駅とUSJとの間にあるユニバーサルシティウォークには、トイレやコインロッカー、ATMはもちろん、コンビニ(ローソン)やカフェ、飲食店などがあります。入場ゲート手前のコインロッカーやトイレなどは、閉園後に使用できないのでご注意を。
淡路島の主な観光スポットと周辺のバス停
豊かな自然と日本の国生み神話が残る淡路島には、それらを活かした魅力的な観光地がたくさんあります。
中には淡路島ならではのスポットも。ここからは淡路島の観光地を紹介します。
兵庫県立淡路島公園<最寄りのバス停:淡路IC>
「兵庫県立淡路島公園」は明石海峡大橋を渡り、3キロほどのところにある広大な公園です。
園内は交流ゾーン、森のゾーン、淡路ハイウェイオアシスゾーン、草花と花のゾーンの4つに分かれています。森のゾーンにある「展望広場」や草花と花のゾーンにある「展望デッキ」からは、明石海峡や大阪湾まで一望できます。自由に入園できるので星空や夜景鑑賞もする方も(遊具の利用は9:00~17:00)。
大人気の体感型施設「ニジゲンノモリ」は、東西に長い敷地の中央付近一帯に点在しています。常設エリアは『ドラゴンクエスト』『ゴジラ迎撃作戦』『NARUTO&BORUTO』『クレヨンしんちゃん』など。「ニジゲンノモリ」オリジナルグッズや食事なども好評です。
2022年9月30日(金)まで開催している『鬼滅の刃』とのコラボイベントも見逃せませんね。
▼ニジゲンノモリのレポートはこちらをご覧ください
兵庫県立淡路島公園
洲本城跡<最寄りのバス停:洲本バスセンター>
続日本100名城のひとつに数えられている「洲本城跡」は、三熊山山頂にある上の城と、麓の下の城とを結んでいる登り石垣が人気の城跡です。
江戸時代には旧淡路国の統治拠点で、1928(昭和3)年にコンクリート造りの模擬天守が建てられました。ちょこんとした可愛いサイズのお城ですが、これが洲本市の中心部からよく見えるんです。
模擬天守以外の見どころには、高石垣が見事な南の丸隅櫓跡、本丸へと続く大石段、残念石などがあります。御城印が欲しい方は、麓にある淡路文化史料館へ。1枚200円で2種類のデザインから選べますよ。※購入できるのは来館者のみです
洲本市内には大浜海水浴場や洲本温泉もあります。
洲本城跡
おのころ島神社<最寄りのバス停:西淡志知バス停>
『古事記』や『日本書紀』に書かれている「国生み神話」。実はこの神話に関係しているのが「おのころ島神社」なんです。
自凝島(おのころじま)は、イザナギノミコトとイザナミノミコトが日本の国土を創ろうとした時に、一番最初にできた島のこと。その後、淡路島や大八洲(おおやしま / 日本の古称)を造ったとされています。
御祭神はイザナギノミコトとイザナミノミコトの2柱で、境内には縁結びにご利益があるとされる鶺鴒石(せきれいいし)などがあります。御朱印は、通常タイプ(1種類)と毎月デザインが変わる季節の御朱印(2種類)。神社の目印は真っ赤な大鳥居です。
おのころ島神社へ参拝する場合は、西淡志知バス停で降りてくださいね。
また、慶野松原海水浴場や南あわじ市淡路人形浄瑠璃資料館へ行く方も、こちらのバス停で下車を。
おのころ島神社
うずしおクルーズ<最寄りのバス停:淡路南IC>
淡路島と四国の徳島県との間・鳴門海峡では、潮流により発生する「渦潮(うずしお)」が見られます。その直径は大小さまざまで、特に大きなモノは世界最大級とも!
この鳴門の渦潮を船に乗って間近で見学できるのが「うずしおクルーズ」です。福良港から発着しているクルーズ船は、咸臨丸と日本丸の2種類。交代で運航しています。
渦潮は毎日、満潮時と干潮時に発生します。中でも春と秋の大潮の時に、特別大きな渦潮が発生します。大潮は満月と新月の前後数日間のこと。潮の満ち引きの差が最も大きいため、迫力ある特大の渦潮が見学できるんです。
筆者はクルーズ船からではなく、大鳴門橋を走行中に渦潮を見ましたが、自然現象の驚異にただただ驚くばかりでした。今度はクルーズ船に乗って間近で見たいな。
うずしおクルーズ
大阪から淡路島へ行くバスツアーの特徴を紹介
大阪から淡路島へのバスツアーは主に日帰りコースです。
淡路島の温暖な気候を活かした、四季折々の花々が美しい大規模公園「国営明石海峡公園」や「あわじ花さじき」へ立ち寄るコースが多く見られます。
土産品などの買い物は、島内の物産品・お土産品を数多く揃えている「道の駅あわじ」や「たこせんべいの里」などへ。おのころ島神社への参拝や、うずしおクルーズに乗船できるコースもありますよ。
巨大な玉葱のオブジェ・おっ玉葱との記念撮影や、たまねぎキャッチャーが楽しめる「うずの丘大鳴門記念館」へ立ち寄るコースも。
大阪~淡路島間へ、近いような遠いような微妙な距離を感じていませんか? でもそんな距離感は高速バスやフェリー、バスツアーで解消! 淡路島で楽しい休日をお過ごしくださいね♪
(麻生のりこ)