ざっくり、こんな観光
- 平敦盛は「首」と「胴」が別の駅に祀ってあった
- 須磨寺の面白い展示がジワジワくる。大混乱。笑ってたまるか!
- 和田神社は「不幸を止める」「愛を止めておく」ために布を巻く神社だった
神戸には2012年の大河ドラマにもなった「平清盛」ゆかりの観光スポットがたくさんあります。
山陽電鉄・須磨浦公園駅、須磨寺駅、和田岬駅と移動して、面白いスポットを巡ってきました。
敦盛塚
「敦盛塚」は、山陽電鉄・須磨浦公園駅のすぐ近く(西へ200メートルの場所)にあり、平清盛の甥である敦盛の「胴体」を祀っています。
「首」のほうは山陽電鉄の二駅となり(須磨寺駅)に祀ってあるとのこと。「胴体」だけではなんなので、須磨寺駅まで行くことにしました。
敦盛の「首」を祀っている「須磨寺」
胴体と首があっちこっちで分かれて祀られているだなんて、敦盛さんは人気者です。
「須磨寺」は、源平合戦にゆかりがあるお寺のため、平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面を再現した「源平の庭」やジオラマもありました。
須磨寺
「参拝の方に楽しんでいただきたい」 by 須磨寺
ほかにもここは、「参拝の方に楽しんでいただきたい」という先代の考えから、ちょっと面白いお寺になっています。
目玉が回る「ぶじかえる」のカエルの石像や、
スイッチを押すと動く「みざる」「いわざる」「きかざる」だけでなく、堪忍袋を持ち上げる「おこらざる」に双眼鏡をかざす「見てござる」の5猿の像などがあるのです。「みざる」と「見てござる」、この相反する猿の共演が意味するところは、一体なんなのか。
混乱しつつさらに進むと、
「シベリア満蒙戦没者慰霊碑」の前に、碑のシリアスさに似合わぬ丸々とかわいいクマの石像があって、手をかざすと音楽が流れる仕組みになっていました。
この、ところ構わず楽しませようとする感じが、たしかに面白いような、そうでもないような……。
和田岬駅へ移動し、和田神社へ
大河ドラマの撮影現場になった場所にも行きました。
JRと神戸市営地下鉄が通っている和田岬駅で降り、清盛が大輪田泊(おおわだのとまり)の築港の安全を祈願して建立した「和田神社」
ここの本殿の両脇にいる狛犬の足には白い布が巻き付けられていたのですが、
看板によると、「これ以上不幸にならないように不幸を止める」「愛を止めておく」ために、お祓いされた布を巻くとよいとのこと。
狛犬が包帯ぐるぐる巻きのフランケンシュタインみたいにならないことを祈りました。
和田神社
ほかにもこんなところへ行ってきました
神戸の新長田駅で三国志と鉄人28号と「ぼっかけうどん」を堪能!
神戸「広重」で牛丼を食べたら、千円とは思えない美味しさ。神戸牛バンザイ!
※この記事はかとうちあき著「バスに乗ってどこまでも 安くても楽しい旅のすすめ」の内容に写真を加えて掲載しています。
(かとうちあき)