竿燈まつりとは
秋田市の伝統行事竿燈まつりは、江戸時代から行われていた「ねぶり流し」を起源としたお祭りです。ねぶり流しとは、笹竹に願い事を書いた短冊を飾り、その笹竹と共に町を練り歩き最後には川に流す、いわゆる七夕行事。秋田市では、江戸時代中期にろうそくが普及したことやお盆の門前に掲げた高灯籠などを用いたことでねぶり流しが発展し、独自の行事になったといわれています。
竿燈まつりでは、差し手(演技者)が、まるで稲穂のように多くの提灯をつけた「竿燈(かんとう)」と、途中で竿燈の高さを増すために使われる「継竹(つぎだけ)」を使い、伝統の技を披露します。
竿燈と継竹をあわせると1番大きなものでは、長さ12m、重さは50kg、提灯の数は46個というから驚き。それを手のひら、腰、額、肩の1点に乗せて支えたり、「手のひらから額」など、持ち替えたりと熟練の技を繰り広げます。
ちなみに、使われている提灯の灯りは現在でも電気ではなく、すべてろうそくだそう。
竿燈まつり2024の日程
2024年の竿燈まつりの期間は8月3日(土)~8月6日(火)。会場は秋田駅周辺です。
夜が本番ですが、昼間も開催されています。開催時間は以下の通りです。
昼竿燈(会場:妙技会・エリアなかいちにぎわい広場)
・8月4日(日)~8月5日(月)9:00~15:40
・8月6日(火)9:20~15:00
夜本番(会場:竿燈大通り)
・8月3日(土)~8月6日(火)
18:15 交通規制
18:50 竿燈入場
19:15~20:35 竿燈演技
21:00 終了(交通規制は21:30まで)
竿燈まつり
竿燈まつりの有料観覧席の販売は?
竿燈まつりには有料観覧席があります。2024年は5月に販売開始されており、6月27日現在、枡席のみ受付終了していますが、そのほかの席はインターネット(公式サイト)、電話、ファックス、または窓口でお申込み受付中。中央道壁上ひな壇席、中央道壁上以外のひな壇席やパイプいす席、長いす席の3つのチケットがあります。
インターネット販売の詳細は秋田竿燈まつり公式サイト
観覧席付き竿燈まつりへ行くバスツアー
東京、仙台、名古屋、新潟、茨城などからは、バスツアーで行けます。
竿燈まつりと一緒に長岡まつり大花火大会や東北三大祭りを観覧席で観られる宿泊ツアーが開催されており、夏の伝統行事を満喫したい人にはおすすめです。
バスツアーなら有料観覧席付きで別途チケットの手配や購入が不要なのがメリット。もちろん着席してゆったりと観賞できるのも魅力です。
ぜひ以下で検索してみてください。
全国から秋田へ行く高速バス
竿燈まつりの会場は秋田駅周辺です。高速バスで直行することもできます。
秋田へ直行できる高速バスは、東京、神奈川、千葉、埼玉、宮城、岩手などから運行しています。
夏空の下で満喫したい竿燈まつり、気になる方はぜひ足を運んでみてください。
(バスとりっぷ編集部)