リラックスはウィラーエクスプレスで運行している4列シートタイプの車両です。標準的な4列シートよりも前後のシート間隔はゆったりしており、顔を隠せるカノピーなど設備も充実。現在運行しているのは、リラックスとトイレ付リラックスの2つの車両です。

共通設備やそれぞれのシート仕様、車両設備などについて詳しく紹介していきます。
リラックスの設備一覧
シート幅 | リクライニング 角度 | シート間隔 | レッグレスト | 充電 | トイレ | Wi-Fi& ウィラーシアター | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リラックス | 44cm 肘あり:50cm | 140度 | 91cm | 一部◯ | ◯ (USBポートの場合あり) | × | ◯ (昼行便のみ) |
トイレ付リラックス | 44cm 肘あり:50cm | 130度 | 91cm | ◯ | ◯ (USBポートの場合あり) | ◯ | × |
※その他の共通設備:カノピー、フットレスト、可動式首当てなど
リラックスの共通設備
カノピー
ウィラーエクスプレスのリラックスの特徴といえば、寝顔を隠せるカノピー。4列シートでありながらプライバシーを確保できる優秀アイテムです。

特に寝顔を人に見られたくない夜行バスでは、カノピーを被って眠ればOK。安眠へのサポートをしてくれます。
フットレスト・首当て
足を休められるフットレスト、可動式の首当てが付いています。

コンセント
一部車両ではUSBポートですが、スマホの充電に欠かせないコンセントが装備されています。

また、シート周りは、テーブルがないものの、網ポケットやフック、ドリンクホルダー、ブランケットが完備されています。
シート

シートは、背もたれや座面腰の3つのパーツに、それぞれ厚みや柔らかさの違うクッションが採用されているのが特徴です。シートのサイズはどちらの車両も同じで、幅は座面:44cm(肘あり:50cm)、シート間隔は91cmです。ただし最大リクライニング角度とレッグレストがあるかないかは2つの車両で異なります。
リラックス(トイレなし)

リラックス(トイレなし)車両のシートリクライニング角度は最大140度です(一部のシートのみ130度)。
また、フットレストと一部にレッグレストが付いています。

さらに、こちらの車両では、2019年の5月よりサービスが開始した車内VODサービス「WILLER THEATER」が、昼行便で利用できます。併せてWi‐Fiの利用も可能です。(2019年9月時点)
「WILLER THEATER」の専用アプリをダウンロードすれば、車内でお笑い動画や映画、そしてオーディオブックが楽しめます。「WILLER THEATER」及びWi‐Fiは、すべてのリラックス(トイレなし)に導入されているわけではないので、注意しましょう。



トイレ付リラックス
一方、トイレ付リラックスのリクライニング角度は、約130度(一部のシートのみ125度)。シートにフットレストとレッグレストが付いています。


こちらのリラックスは、ウィラーの高速バスで唯一車内トイレが付いている車両です。
「WILLER THEATER」やWi-Fiの設備は、2019年9月現在は付いていません。
■リラックスの記事はコチラ
WILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)の高速バス「リラックス《NEW》4列シート」ダブルシート乗車記【東京→仙台】
ゆったり一人旅にぜひ! 1人で2席使える「ダブルシート」予約方法をバス会社別に解説
女性専用エリアやダブルシートプランなどうれしいサービスも
リラックスは、女性専用エリアが設けられているか、もしくは女性の隣は同性になるように配慮されているので、安心して利用できるのが特徴。実際に女性の利用者の割合が高い高速バスです。
他には、隣席を確保し2席を使用しながら快適に乗車できる「ダブルシートプラン」も取り扱っており、4列シートといっても、快適に過ごせるうれしいサービスが用意されています。
■運行路線
リラックスの車両を運行しているのは以下の路線です。
※注釈リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。
関東発
東京・横浜・川崎・千葉→大阪・和歌山
東京・横浜・川崎・千葉→京都・兵庫
TDS・東京→浜松・名古屋
横浜・東京→名古屋・三重(四日市・津・伊勢・ナガシマリゾート)
TDR(千葉)・東京→仙台・福島
東京→秋田
TDL(千葉)・東京→山形
成田空港・TDR(千葉)・川崎・東京→新潟
成田空港・浦安(千葉)・東京→富山・金沢
浦安(千葉)・川崎・横浜・東京→長野
東京→広島
TDL(千葉)・東京→岡山
東京→鳥取・島根
関西発
大阪・京都→静岡
大阪・京都→名古屋
大阪・京都→新潟
大阪・京都→富山
京都・大阪・神戸→広島
京都・大阪・神戸→松山
京都・大阪・神戸→福岡
※2019年9月時点で運行している路線です
※設備は都合によって変更されることがあります
※繁忙期などの増発便、車両の整備点検などにより異なる車両タイプの運行となる場合があります
(バスとりっぷ編集部)