ざっくり、こんな内容
- 県境越えは1県のみ! 今回は楽勝♪ と思いきや…
- 万代シテイバスセンターの有名カレーを頂きます!
- バス旅なのに4日間の徒歩移動距離は30キロ越え!
前回の第9弾は、2連敗中だった田中&羽田コンビに「失敗したらコンビ解散・シリーズ終了」が通達された重大な回でした。マドンナの真琴つばささんとともに、挑んだ「千葉・南房総~福島・大内宿」のルートは、見事ゴール!
今回も2連続ゴール成功となるのでしょうか?
第10弾のマドンナは、水野裕子さん。水野さんの登場早々、田中さんから服装について「(格好が)歩き旅っぽいですよね。山登ります、みたいな」ツッコミが入りました。
水野さんは「体はいつでも使うよ、という心構えで来ました」とやる気満々。
さっそく今回のルートが発表されます。ゴールが山形と知った羽田さんは「山形…? 県境越え1つしかない! 楽勝だこれ」と嬉しそうです。しかし水野さんは「いや、これは罠ですよ。」と、県境越えに山を挟むことを心配します。
「新潟県・越後湯沢~山形県・山形駅」ルートは、日本海側を進むのか、内陸側を進むのかがキーポイントになりそうです。
1日目 バスの時間がかみ合わない! 待ち時間で足止めを食らう
1日目の目標は、100キロ先の新潟市内!
3人はスタートとともに、情報収集です。バス停で行き先を確認してみると、森宮野原方面と六日町方面へのバスがあることがわかりました。運転士さんによると、新潟市方面へ向かうなら、六日町に行く方が距離的には短いかも、という情報を入手。
というわけで、1本目のバスは六日町駅行きに決定です。
六日町に到着後、運転士さんに新潟市方面の路線バスがあるか確認すると、小出から小千谷へ乗り継いで進むことを提案されました。
しかし! 小出行きのバスは2時間待ち…。スタート早々、足止めを食らうことに…。
小出に到着後、小千谷行きのバスにはスムーズに乗車できました。小千谷からは長岡方面へ向かいます。しかし、こちらでも1時間の待ち時間…。
長岡駅からは、東三条へと乗り継ぎます。その車内で水野さんから、新潟駅周辺のバスターミナルにある有名なカレーが食べたい、というリクエストがありました。今日中に食べることはできるのでしょうか?
東三条へ到着すると、さらに北に位置する燕駅行きのバスに乗り継ぐ予定でしたが、撮影日の土日は残念ながら運行していませんでした…。明日の始発は6:52発です。
そこで、約4.5キロ先のホテルがたくさんある燕三条へ歩いて向かうことにしました。1日の終盤に、結構な距離を歩ききり、なんとか燕三条に到着。駅周辺で明日乗車する燕駅行きのバスを確認してみると、始発が8:52発と判明!
少しでも朝早く活動するためには、東三条から乗った方がよかったのです…。仕方なく、明日は早朝から燕駅まで歩いて向かいます。
越後湯沢 | 11:07発 |
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バス約40分 | |
六日町駅角 | 13:55発 |
バス約40分 | |
小出営業所前 | 14:55発 |
バス約40分 | |
小千谷駅前角 | 16:49発 |
バス約40分 | |
長岡駅前 | 18:10発 |
バス約1時間10分 | |
東三条駅前 | - |
徒歩4.5km | |
燕三条 | - |
1日目に立ち寄った主なスポット・お店
萬盛庵 駅前店
- 住所
- 南魚沼市六日町87-13
- TEL.
- 025-772-2774
- 予算
朝昼~¥999夜-- 営業時間
- 11:30~21:00
- 定休日
- 木曜日
旬彩創和 ぜんてい 燕三条店
- 住所
- 三条市須頃2-129
- TEL.
- 0256-34-1232
- 予算
朝昼¥1,000~¥1,999夜¥4,000~¥4,999- 営業時間
- [昼]
11:30~14:30(LO14:15)
[夜]
17:00~24:00(LO23:00) - 定休日
- 火曜日 ※12/31・1/1休み
2日目 念願のバスカレー! 食べ終わったら地獄の徒歩11キロ移動
2日目は、早朝から2.2キロの距離を歩き、燕駅へ。燕駅から次に乗り継ぐバスはあるのか? ドキドキな3人でしたが、燕駅から新潟市内へ行く白根行きのバスがありました!
白根へ到着すると、ようやく新潟駅行きのバスを発見! 白根から新潟駅まで、1本で行けるのはラッキーです。新潟駅に到着すると、ひとまず北上できる新発田を目指すことになりました。
新発田行きバスの発車時刻までは、1時間ほど時間が空いたので、水野さん念願の万代シテイバスセンターにあるバスカレーを食べることに!
バスカレーが食べられる「万代そば」のメニューには、もちろんおそばやうどんもありますが、注文の半分以上はカレーだそうです。
こちらが有名なバスカレー。水野さんもおいしそうに食べていました!
新発田駅から山形県へ入るには、胎内市へ向かうルートがあります。しかし、このルートは徒歩12キロを強いられる過酷な道。しかも、終バスを考えると、約2時間45分で12キロの道のりを移動しなければいけません。
過酷なルートを渋っていた田中さんでしたが、水野さんの「要次さん! 腹くくるしかないです!」の一言で、このルートから進むことに。
新発田駅から上荒沢までバスで移動したら、いよいよ関川村の鍬江沢まで地獄の徒歩移動です。この日は、よりによって夏日。3人は汗をかきながら、2時間以上歩き続けました。
ラストスパートは、走りながらバス停を目指します!
途中、目指していた鍬江沢の1つ手前のバス停で関川村へ行けることがわかります。ヘトヘトの3人には、バスのありがたみが身に染みたようです!
関川に到着すると、新潟交通の下関営業所で聞き込みです。そこで、村上から勝木へ乗り継ぐ、海沿いの遠回りルートでないと行けないことがわかります。しかも、まだ明るいのにその日のバスは終了。
残念ですが、2日目の移動はここまで!
燕三条 | - |
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徒歩2.2km | |
燕駅 | 7:38発 |
バス約45分 | |
白根桜町 | 8:35発 |
バス約1時間30分 | |
新潟駅 | - |
バス約5分 | |
万代シテイバスセンター | 10:52発 |
バス約1時間15分 | |
新発田営業所 | - |
徒歩 | |
新発田駅 | 13:00発 |
バス約35分 | |
上荒沢 | - |
徒歩約11km | |
山本 | 16:20発 |
バス約15分 | |
関川村役場前 | - |
2日目に立ち寄った主なスポット・お店
名物 万代そば
- 住所
- 新潟市中央区万代1-6-1 バスセンタービル 1F
- TEL.
- 025-246-6432
- 予算
朝昼~¥999夜~¥999- 営業時間
- 8:00~19:00
- 定休日
- 1月1日、2日
レストラン メイク
- 住所
- 岩船郡関川村大字下関916
- TEL.
- 0254-64-2374
- 予算
朝昼~¥999夜-- 営業時間
- 11:00~14:00
17:00~19:30 - 定休日
- 火曜
3日目 ようやく山形県入り! 念願の「ぴょん!」はバス車内でなく歩きで
3日目のスタートは、あいにくの雨天。村上に到着すると、次のバスまでは2時間待ちでした。村上では町屋造りを見学し、観光は楽しめたものの、2時間待ちはかなりのタイムロス…。
県境越えを目指し、北中へ向かいます。しかし、北中でも1時間待ち…。なかなかうまくバスが繋がりません。しかたなく、近くにあったお店に寄ってみると、蛭子さんのサインを発見! バス旅で訪れたことがあるお店だったようです。
北中から勝木へ移動。鼠ケ関方面の府屋まで行き、徒歩約5キロを歩きます。それにしても3日間連続の徒歩移動ですが、水野さんは元気です!
海沿いを1時間少し歩き続けると、県境沿いの伊呉野に到着! 水野さん念願の県境越え「ぴょん!」は、バス車内ではなく歩きながらになりましたが、ようやく山形へ入りました。そして、次に乗車するあつみ温泉駅行きのバスは、約7分後の出発でタイミングも抜群!
鶴岡からのルートは、3パターンあります。酒田、新庄、月山、どの方面へ行けば、ゴールに辿り着けるでしょうか?
しかし、案内所で相談してみると、どのルートでもうまく乗り継ぎが繋がらない!
そこで清川行きのバスと徒歩を駆使し、細かく乗り継ぎ、新庄を目指すことなりました。
終バスの清川行きのバスに乗り、到着後は徒歩で進みます。雨が降り肌寒い中、ひたすら前に進む3人。暗がりの中、ようやく草薙温泉のバス停を発見しました。しかし、その日は運行終了。さらに、始発は11:10と遅め…。問題は山積みです。
下関営業所 | 7:23発 |
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バス約45分 | |
村上営業所 | 10:08発 |
バス約1時間 | |
北中 | 12:15発 |
バス約10分 | |
勝木営業所 | - |
バス約15分 | |
府屋中町 | - |
徒歩約5km | |
伊呉野 | 13:54発 |
バス約15分 | |
あつみ温泉駅 | 15:38発 |
バス約1時間5分 | |
エスモールバスターミナル | 17:16発 |
バス約50分 | |
清川八郎記念館 | - |
徒歩2.9km | |
草薙温泉 | - |
3日目に立ち寄った主なスポット・お店
足湯カフェ チットモッシェ
- 住所
- 鶴岡市湯温海甲170
- TEL.
- 0235-43-4390
- 予算
朝昼¥1,000~¥1,999夜¥3,000~¥3,999- 営業時間
- 10:00~18:30(18:00 LO)
冬季(12月~2月) 10:00~17:30(17:00 LO) - 定休日
- 第1・第3水曜日 ※冬季のみ毎週水曜日(12月~2月)
4日目 最終日なのに遅めの出発! 終バスをギリギリ乗り継ぐ
いよいよ最終日! 今日中にゴールまで辿り着くことはできるのでしょうか?
4日目は、早朝から徒歩で古口を目指すか、始発が11:10と遅い路線バスで古口を目指すか、選択を迫られました。しかし、前日の話し合いの結果で、路線バスで向かうことに。
出発時間を遅らせたものの、古口駅から発車する路線バスは、予約制であることが判明。ルール上、このバスには乗車できません…。しかたなく、新庄方面のバスが走っている本合海まで、徒歩で移動することにしました。その距離、なんと約9キロ。「今日も汗だくだ~」とつぶやく田中さん。
出発が遅かったため、1本乗り遅れると致命傷です。結局、2時間以上歩き、ようやくバス停に到着。無事、新庄方面のバスに乗車できました。
ここからは、山形市内まで南下するのみ。水野さんの提案で、予定していた新庄駅には寄らず、ショートカットできる上金沢で下車することにしましたが、上金沢からは、乗車したい仙台行きのバスがない!
しかたなく国道のバス停を探していると、なんと乗りたかった仙台ライナーが通り過ぎます!! 「間に合うよ!!」と羽田さんが走りますが、仙台行きのバスは逃してしまいました…。
しかし、偶然発見した営業所で確認すると、仙台ライナーに乗車すれば、さくらんぼ東根まで約40キロの道のりを一気に南下できることがわかりました。しかも、次の便が終バス! ツイてます!
「こんなに運命的に営業所へ辿り着くことあります?」と、がっかりしていた水野さんも喜びます。
仙台ライナーには、新庄駅から乗車。渋滞はありつつも、さくらんぼ東根に到着。山形駅にぐっと近づく天童行きバスは、終バスに間に合いました!
終バスを乗り継ぐ、ギリギリのバス旅になってきました…!
天童からゴールの山形駅まで行くバスは走っているようですが、はたしてまだ運行しているのか?
時刻を確認すると…
4分後に発車する終バスがありました! 乗り継げます!
「やばっ! 泣きそうになりますね~」と、水野さんは涙目に。
山形駅行きのバスに乗車し、無事にゴール成功です!
川の駅 最上峡くさなぎ | 11:10発 |
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バス約10分 | |
古口駅前 | - |
徒歩約9km | |
本合海局前 | 14:36発 |
バス約10分 | |
上金沢 | - |
徒歩 | |
新庄駅 | 16:50発 |
バス約1時間15分 | |
さくらんぼ東根駅前 | 18:21発 |
バス約20分 | |
天童バスターミナル | 18:50発 |
バス約40分 | |
山形駅前 | - |
4日目に立ち寄った主なスポット・お店
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第10弾 3泊4日のルートは?
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第10弾で3人が辿ったざっくりなルートはこちらです。
■1日目 越後湯沢(新潟県)→燕三条(新潟県)
越後湯沢(新潟県)→六日町駅角→小出営業所前→小千谷駅前角→長岡駅前→東三条駅前~徒歩約4.5km~燕三条(新潟県)
■2日目 燕三条(新潟県)→関川村役場前(新潟県)
燕三条(新潟県)~徒歩約2.2km~燕駅→白根桜町→新潟駅→万代シテイバスセンター→新発田営業所~徒歩~新発田駅→上荒沢~徒歩約11km~山本→関川村役場前(新潟県)
■3日目 下関営業所(新潟県)→草薙温泉(山形県)
下関営業所(新潟県)→村上営業所→北中→勝木営業所→府屋中町~徒歩約5km~伊呉野→あつみ温泉駅→エスモールバスターミナル→清川八郎記念館~徒歩約2.9km~草薙温泉(山形県)
■4日目 川の駅 最上峡くさなぎ(山形県)→山形駅前(山形県)
川の駅 最上峡くさなぎ(山形県)→古口駅前~徒歩約9km~本合海局前→上金沢~徒歩~新庄駅→さくらんぼ東根駅前→天童バスターミナル→山形駅前(山形県)
越後湯沢からの走行距離は約430km、乗ったバスの本数は23本でした。
これで田中&羽田コンビの通算成績(特別編1回を含む)は6勝5敗に。今回は、終盤にかけて、終バスをギリギリで乗り継ぐドキドキな展開でした。
10回目ともなると、田中&羽田コンビはバス旅のコツを掴んできたのでしょうか?
次回の放送も楽しみですね!
(バスとりっぷ編集部)