沖縄県宮古島のバス事業者3社を特集
バスラマNo.187では沖縄県宮古島のバス事業について、連載「バス事業者訪問」の一部として、宮古協栄バス、八千代バス、共和バスの3社を特集「宮古島のバスは今が旬」で紹介した。
宮古島のバス事業はかつて島の中心部・平良まで、各集落からのバス路線が各々独立した企業形態で路線を延ばしていた。これは日本のバス事業では古典的な形態といえるが、1980年代以降は企業合併が進み、事業者は集約されてきた。
今回紹介する3社のうち宮古協栄バスは宮古島本島の全域に生活路線を広げている。八千代バスは路線は1系統のみだが貸切では宮古島最大手である。共和バスは宮古島本島の北西に位置する伊良部島に路線を持つ。ただしいずれも事業規模は小さい。
宮古島はコロナ禍以前、国内からの観光客はもとより、海外からのクルーズ船の寄港も多く、リゾート需要に沸いた。バス事業もその恩恵を得たものの、現時点では国内からの旅行者も限られている。これに対して観光に使いやすい各社共同運行の島内ループバスなども運行されるなど、各社は「withコロナ」時代でインバウンド需要が縮む中での、国内旅行者の“のんびりとした旅”に向けての施策を進めている。
今回は各社代表へのインタビューのほか、沿線風景、在籍車両アルバム、さらに宮古島で見かけたそのほかのバスや、右側通行時代だった1970年代の宮古島のバス・アーカイブスなどで特集した。
バス事業者訪問はこのほか、名鉄グループで岐阜県中津川を主体に路線展開する北恵那交通、三重県でバスファンにより創立され来年で20周年を迎える貸切事業者・伊勢国際観光も訪問した。
ぽると出版「バスラマNo.187」
【税込定価】1,498円(本体1,362円+税10%)
【サイズ】A4判 96ページ
【書籍コード】978-4-89980-187-0
【概要】
・バス事業者訪問227 北恵那交通
・バス事業者訪問228 伊勢国際観光
・バス事業者訪問229 宮古協栄バス
・バス事業者訪問230 八千代バス
・バス事業者訪問231 共和バス
・【特集】2021バステクフォーラム開催!
・【特集】電気バスへの適切な電力供給のために
・【レポート】期待に応えて復活 三菱ふそうエアロスター前扉仕様車
・【レポート】東京2020 全国からバス2,000台が集結!
・【レポート】東急バス 長野を走る⁉長電バスの東京線60周年記念車
・【短期連載】あの頃のバス 渡邊嘉也さんの写真帖から
・粒よりの最新レポート、連載ほか
ぽると出版HP
(バスラマインターナショナル)