ざっくり、こんなバス
- 4列シートの横並び2席分を確保できる
- ゆったり座りたい方や体格の大きい方にオススメ
- しっかり注意点は確認して利用しましょう
ダブルシートとは、一般的な4列シートの高速バスを利用する際、自分の並び(隣)の席も確保し、2席でゆったり快適に乗車できるというシステム。
高速バスは長距離移動が多いため、「窮屈に感じる」ということ以外にも、隣に気を使いすぎてまったく眠れないなど、いくつかストレスになることがあると思います。しかし、そんな様々な問題もダブルシートを確保すれば解決します。
「他人を気にせずリラックスして乗車したい」「少しでも足を伸ばしたい」「体格が大きいのでスペースを十分に確保したい」という方にダブルシートはぴったり!
「ダブルシート」を予約できるバス会社・バス便
「ダブルシート」を予約できるバス会社・バス便の一例を紹介します。
ウィラー
大手バス会社のウィラーが運行する高速バス、WILLER EXPRESSにダブルシートプランがあります。
WILLER EXPRESSはリクライニングが最大角度140度で、顔部分を覆うフード「カノピー」やブランケットが付いていたりと、通常でもぐっすり眠れる環境を提供しています。
例えば、関東~中国エリアを結ぶ長距離線で利用可。料金は通常のバス予約料金にプラス1,000円です。
アミー号
大阪を拠点とする旅行会社が運行している高速バス・夜行バス「アミー号」。東京〜大阪・京都間を中心に様々な区間の高速夜行バスがあります。
特に国内最大級音楽フェス「SUMMER SONIC」などに合わせた直行便などが販売されたり、時期によっては格安料金で利用できたりと、イベント移動で高速バスを利用したい方にはぴったりのバス会社です。
アミー号のダブルシートは価格が変動制で、区間や期間によってお得な場合も!
AT LINER(アットライナー)
関東~関西、東京~名古屋、東京~仙台などの路線でダブルシートが販売されています。
桜交通
桜交通では関東~関西、神奈川・東京~名古屋、東京~仙台などの路線でダブルシートが販売されています。
その他
その他、以下のバス会社の首都圏を結ぶ路線などでも取り扱いがあります。
ユタカコーポレーション:関東~関西、東京~名古屋
昌栄交通:東京・神奈川~名古屋
「バス比較なび」では2席利用可を選択
バス比較なびでは、ダブルシート利用可能なバス便を条件検索の設備・サービスから「2席利用可」で絞り込めます。
▼ダブルシートの予約方法についてはこちら
ゆったり一人旅にぜひ! 1人で2席使える「ダブルシート」予約方法をバス会社別に解説
「ダブルシート」利用にあたっての注意点
このように、ダブルシートはとってもゆったり座れることで現在じわじわ注目を浴びています。しかし、道路交通法により着席は1席のみとされ、利用するにあたって注意点がいくつかあります。
例えば、シートベルトを着用せず、シートを2席使って横になること。高速バスはシートベルトの着用が法律により義務付けされています! そのため着席の際は必ずシートベルトを着用してください。
また、必要以上に荷物を隣の席に置かないこと。必要以上に手荷物を座席に置いてしまうと、突然の衝撃があった際に飛び出して事故の原因になり兼ねます。そのため、必要なもの以外は乗車時にスタッフに預けるか、使わない方の席の足元に収納しましょう。
いかがでしたか? ぜひダブルシートを利用して、快適なバスの旅をおくってくださいね。
イラスト/オオノマサフミ
(トキエス)