国内線の機内で飲食はしてもOK?
国内線を運行する以下の航空会社14社を調べました。
●ANA
●スカイマーク
●スターフライヤー
●ソラシドエア
●IBEXエアラインズ
●フジドリームエアラインズ
●AIRDO
●天草エアライン
●オリエンタルエアブリッジ
●春秋航空日本
●ジェットスター・ジャパン
●エアアジア・ジャパン
●ピーチ
機内での飲食を禁止しているのは「エアアジア・ジャパン」のみ。それ以外の航空会社では、持ち込む飲食物によってNGの物がありますが、基本的には機内での飲食を禁止していません。
エアアジア・ジャパンの国内線では、クッキーやチョコレートなど腐りづらい食べ物や飲み物を手荷物として持ち込むのはOK。ただし機内での飲食は禁止しています。保安検査場を通過してから購入したものも、持ち込みは可能ですが、機内で飲食するのはNGです。
エアアジア・ジャパンの国内線で一番長いフライト時間は、名古屋(中部国際空港)~札幌(新千歳空港)間の約1時間45分なので、飲食できないと困るというほどの長時間でもありません。また機内販売があり、軽食やドリンクなどは購入できるので、必要な場合は機内で購入しましょう。
赤ちゃんや幼児の飲食物は持ち込みOK
エアアジア・ジャパンでは、赤ちゃんや幼児用の食事やおやつは持ち込んで飲食できます。機内で販売されているお弁当などに離乳食や幼児向けの食事は用意されていないので、準備しておきましょう。
機内で飲食してはいけない&注意が必要な飲食物
各社によって対応は異なりますが、以下のような飲食物は安全面や周囲の方への配慮として、機内では食べたり飲んだりするのは避けた方が良いでしょう。
加熱式容器に入っている物
紐を引っ張ると加熱される発熱剤が入った食品は危険物と扱われるため、機内に持ち込めず、受託手荷物としても預けられません。ターミナル駅などには加熱式容器に入ったお弁当が販売されていますが、空港に持って行った場合は、保安検査場に入る前に食べるようにしてください。
アルコール
航空会社では飲酒を禁止としていませんが、お酒は周囲に匂いが漏れる可能性があるので、ほどほどにしておいた方が良さそうですね。
またジェットスター・ジャパンに限り、自分で持ち込んだお酒は飲めません。キャビンクルーが提供するお酒のみ飲酒可能です。
紙コップなどに入った熱い飲み物
紙コップに入ったホットの飲み物は、離陸時に揺れるとこぼれる可能性があり、火傷の原因になります。ペットボトルなどの蓋がしっかり閉まるものなら問題ありませんが、コーヒーショップなどで購入した飲み物は、安全面を考慮して避けた方が良いです。
機内でドリンクサービスがある会社では、ホットの飲み物も提供していますが、気流が安定しシートベルト着用サインが消灯してから提供しています。
匂いがきつい食べ物
食べている本人は意外と気がつきませんが、カレーやハンバーガー、スルメなどの食べ物は、周りにかなり匂いが伝わっているものです。
以下は高速バスに関するアンケートですが「隣の人のイラっとする行動は?」という質問に対し、1位が「ハンバーガーを食べ始める」という結果になっています…。匂いが充満して辛い、という意見はとても多いです。
他人の食べ物の匂いで気分が悪くなる方もいるので、ご注意ください。
まとめ
国内線で機内の飲食をNGとしているのは、エアアジア・ジャパンのみでした。禁止していない航空会社でも、周りの方の迷惑にならない程度にしておいた方が良さそうです。
また国内線では、機内に持ち込む飲み物の中身を保安検査場でチェックされます。事前にペットボトルや水筒などは手元に持って確認できるように準備しておいてくださいね。
(バスとりっぷ編集部)