starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

水曜どうでしょう「サイコロ1」の聖地は今どうなっている?【東京編】





「サイコロ1」の中でも、バスとりっぷならではの視点で、1996年に初めて深夜バスに乗車して訪れた愛媛県松山市・道後温泉までの行程を中心に振り返ります。今回はその【東京編】。



「サイコロ1」で登場した高速バスはどれだけあり、どれほどが今も運行しているのでしょうか?






サイコロ第1投目「六本木プリンスホテル」



レコード会社から「アン・ルイスさんのインタビューを収録しませんか?」とオファーを受け、レコード会社が東京への旅費も出してくれるということで実現した「サイコロ1」。



六本木プリンスホテルでのインタビューを終え、「品川プリンスホテルに一泊して企画を考える」と伝えられていた大泉洋さん。



ディレクターのひとりが家庭用ホームビデオを回し始め、その歴史が幕を開けます。






ということで、最初の撮影場所は「六本木プリンスホテル」ですが、ホテルは2006年に営業を終了しています。



記念すべき第1投のサイコロを振る映像の背景左側には、日本IBM本社が映っていましたが、そちらも2009年に売却。



一帯は「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」で、大きく生まれ変わっています。








(地図が表示されていない方は、こちら



当時の映像と地図から検証した結果、「サイコロ1」第1投目の地は、現在の「住友不動産六本木グランドタワー」のエントランス前にあたるようです。






ちなみに現在このタワービルには、「テレビ東京」が入居しています。



住友不動産六本木グランドタワー



テレビ東京の北海道の系列局は「テレビ北海道」ですが、「水曜どうでしょう」は、テレビ朝日系列の「北海道テレビ」であるため、なんともややこしい状況です。






そんな「サイコロ1」第1投目の聖地は、まさにこちら!



「住友不動産六本木グランドタワー」車寄せ。水曜どうでしょう「サイコロ1」第1投目の地






なんとも豪華な車寄せのあるエントランスとなっていました。



この奥にテレビ東京の入口があり、テレビ東京のマスコットキャラクターである「ナナナ」が、お出向かえしています。



「テレビ東京」入口でマスコットキャラクター「ナナナ」がお出迎え







住友不動産六本木グランドタワー



東京都港区六本木3-2-1 Google Map

03-5545-3863 Webサイト









「サイコロ1」第1投目:6つの長距離深夜バス



サイコロを振って出た目によって次の行き先を決定するサイコロシリーズでは、サイコロを振る前に6つの選択肢が提示されます。



フリップに示された6つの選択肢は、いずれも長距離深夜バス。現在は路線廃止となっているバス便もあるようです。




1.ラ・フォーレ(青森)
乗車記 現在の時刻表


…当時は、弘南バス・京浜急行電鉄・JRバス東北・JRバス関東の4社共同運行。現在「ラ・フォーレ号」を運行しているのは、JRバス東北のみ。最近では、東京ディズニーランド®️に延伸した。



2.We ライナー(新潟)
乗車記 現在の時刻表


…WEライナーは、新潟市と仙台市を結ぶ高速バス路線の愛称。そのため、まずは仙台市に向かってから高速バスに乗る予定であったのか、東京~新潟間の他の高速バスと間違えただけなのかは不明。



3.オレンジライナー(松山) 乗車記(逆区間) 現在の時刻表



4.らくちん(盛岡) 現在の時刻表


…現在の名称は「ドリーム盛岡 (らくちん)号」。JRバス関東が撤退し、現在はJRバス東北・岩手県交通・国際興業バスが運行している。「ドリーム盛岡 (らくちん)号」も1日1往復便は、東京ディズニーランド®️に延伸している。



5.ドリームふくふく(下関)



…2006年に路線廃止。サンデン交通・JRバス関東が、東京駅から運行していた。



6.エアポートリムジン(羽田→千歳直行便で札幌ゴール) 現在の時刻表


…現在であれば「ANAインターコンチネンタル東京」から乗車するとスムーズ。


運命の第1投目、サイコロを振ったのは、大泉洋さんともうひとりの出演者・鈴井貴之さん(のちの「ミスター」)。






アンダースローで地面をコロコロと転がして出たサイコロの目は、「3」。



「オレンジライナー(松山)」に乗車することが決定します。






六本木から新宿への経路は?



それから4時間半後の午後7時には、オレンジライナーに乗り込むべく「新宿 西口 高速バスのりば」にいるのですが、そこまではどのように向かったのでしょうか?



新宿駅まで一気にタクシーという選択肢もありますが、以下の映像が見受けられます。




・六本木通りの上を走る「首都高速3号渋谷線」と思われる背景で、大泉・鈴井両名が爆笑している


・「サイコロ2」でも六本木プリンスホテル脇での第1投後、六本木通りを大泉・鈴井両名が歩いている


さらにその上で、レギュラー放送やDVDのエンディングでは、「六本木アマンド」を背景に、「水曜どうでしょう」のフリップを持った大泉・鈴井両名を写した記念撮影が使用されています。



それらのことから、六本木プリンスホテルから六本木アマンド前を通過して、六本木駅に向かっているのではないかと思われます(なんなら「六本木アマンド」で、お茶もしている?)。



「六本木アマンド」外観(2019年6月撮影)

「六本木アマンド」外観(2019年6月撮影)



撮影当時は、ピンクと白の縞模様の屋根が特徴的でしたが、現在その屋根は縮小され、だいぶスタイリッシュになっていました。




アマンド 六本木店



ケーキ / 洋食 / 六本木・乃木坂・西麻布 / 六本木、六本木一丁目、乃木坂


住所

港区六本木6-1-26 天城ビル1F・2F

TEL.

03-3402-1870

予算


朝昼~¥999¥1,000~¥1,999

営業時間

[日〜木・土・祝]
10:00〜23:00

[金]
10:00〜 3:00

定休日

無休



データ提供:食べログ







その後、現在であれば都営地下鉄・大江戸線で新宿駅に直行するのが無難ですが、新宿~六本木が開通したのは2000年のこと。



1996年の当時、その選択肢は無かったのですね。



JR新宿駅西口では、「今夜は品川プリンスホテルに一泊し、そこで企画をみんなで考える」「そんな幼稚なウソを彼は信じていたのである。」の文字をバックに、大あくびをする大泉洋さんのモノクロ映像が使われています。



JR新宿駅西口(2019年6月撮影)

JR新宿駅西口(2019年6月撮影)



定かではありませんが、そのことからも新宿駅には、JR線でたどり着いたのではないかと思います。



その場合に考えられる経路は2つ。




1. 営団地下鉄(現.東京メトロ)・日比谷線で、六本木駅から恵比寿駅へ。そこからJR山手線で新宿駅へ


2. 「六本木駅前」バス停などから、都営バスで渋谷駅へ。そこからJR山手線で新宿駅へ


ちなみにJR埼京線が新宿駅から渋谷駅・恵比寿駅に延伸したのは、1996年3月16日のこと。



このロケが1996年9月12日(木)であったので、それからまだ半年しか経っていなかったのですね。



埼京線で新宿駅に着いた場合、西口に出てくるとは考えにくいので、埼京線を使用した可能性は低いかと思いますが、これ以上の正解の絞り込みは難しいですね。





(地図が表示されていない方は、こちら






東京メトロ「六本木駅」の真上あたりに都営バス「六本木駅前」バス停があり、渋谷駅に向かうことが可能

東京メトロ「六本木駅」の真上あたりに都営バス「六本木駅前」バス停があり、渋谷駅に向かうことが可能



2013年以降は、六本木ヒルズから深夜バス「岩手きずな号」が毎日1往復運行しています。



現在であれば、その選択肢も提示されていたかもしれませんね。








「新宿 西口 高速バスのりば」の現在



新宿(西口)高速バスターミナルとも呼ばれた高速バスのりばは、その後「はかた号」乗車時など、水曜どうでしょうで何度となくおなじみの場所として登場しましたが、2016年の「バスタ新宿」開業とともに、その役目を終えています。



出札窓口(乗車券発売カウンター)があった「MY新宿第2ビル」。



こちらも現在は、ヨドバシカメラ「携帯スマートフォン館」に。



旧.新宿西口高速バスターミナルの乗車券発売カウンター。現.ヨドバシカメラ「携帯スマートフォン館」

「Here!」と書かれた狭い入口は相変わらず。大荷物でここを人とすれ違うのは一苦労でした



そして実際に高速バスが発着していたバースは、なんと「ポケモン広場」に。



新宿西口高速バスターミナルは、ポケモン広場に



白いベンチがたくさん並んでいますが、平日の夕方でもほとんど空きが無く、多くの人に利用されている状況でした。



高速バス乗車待機列に当時の面影が見られる/旧.新宿西口高速バスターミナルにて

高速バス乗車待機列には当時の面影が見られます




ヨドバシカメラ 新宿西口本店 携帯スマートフォン館



東京都新宿区西新宿1丁目11-1 Google Map

03-3346-1010 09:30~22:00

Webサイト









以上、水曜どうでしょう「サイコロ1」、東京編をご案内してきました。



続いて、松山編はこちら!







(バスとりっぷ編集部)


    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.