フクロウが可愛いアウルライナーは3列独立シートの高速バス
今回の乗車は、フクロウのイラストが可愛いアウルライナー! 大阪~有明間を直行する唯一の高速バス「大阪・京都~有明・船橋」便に乗ってきました。こちらのバスは3列独立シート×縦10列、座席は全部で28席です(バス便情報は2022年7月現在)。
アウルライナーの高速バスにはもうひとつ、「大阪(京都/関東発のみ)~池袋・船橋」便もあります。こちらの座席は3列独立×縦9列タイプとなりますよ。
ちなみにアウルライナーのバスには、高速バス(3列独立シート)のほかに観光バス(4列シート)もあります。今回ご紹介するのは高速バスですが、ちょっと可愛いトリビアをご紹介。実はこれらのバス、車体の側面に描いてあるイラストに違いがあるのです。
昼に走る「観光バス」では、フクロウの親子はみんな目がぱっちり開いて、旅の安全を見守っています。比べて夜に走る「高速バス」では、子どもフクロウがウトウト。これは「夜行性のフクロウでもウトウトしてしまうくらいゆっくり眠れる高速バス」をイメージした遊び心なんだとか。
車内設備は全て抗菌コーティング済!
では、夜行高速バスの車内をご紹介。今回乗車のアウルライナーは前に述べた通り、3列独立シート×縦10列。トイレ設備はありません。
リクライニングシートは写真の通り、ゆったりと倒れる仕様。フットレスト・レッグレスト付きです。
座席周辺や車内の設備は以下の通り。全席にフットレスト・レッグレスト・ドリンクホルダー・コンセント・消毒済み毛布が備え付けられています。また、車内は全て永続的抗菌効果のある「ナノゾーンコート」でコーティング済み。人体にも自然にも無害な光触媒コーティングです。
見過ごしてしまいがちなのが車内Wi-Fi。バス車内に表示は出ていないのですが、実は乗客なら誰でも無料で使えます。Wi-Fi名は「.Wi-Fi_BUS」。パスワード設定もなしでカンタンに利用できますよ。
22:10「ホテルソビアルなんば大国町前」バス停より乗車!
アウルライナー「大阪・京都~有明・船橋」便の関西側のバス停は「新今宮」「ホテルソビアルなんば大国町前」「大阪梅田プラザモータープール」「京都八条口」の4カ所、関東側が「有明ガーデンBT」「京成船橋駅」の2カ所。
「大阪(京都/関東発のみ)~池袋・船橋」便では「池袋サンシャインシティBT」に発着します。
今回は大阪の「ホテルソビアルなんば大国町前」バス停から乗車です!
同バス停は、2022年5月に新設されたバス停。アウルライナー専用です。大国町駅6番出口を上がってすぐの国道沿いなので、訪れやすくわかりやすいのが特徴。
また、すぐ目の前のホテル「ホテルソビアルなんば大国町」とは、提携サービスあり。バス乗車&宿泊利用する場合、ホテルの大浴場を利用可能・朝食サービス・荷物預かりサービスなど、嬉しい特典が付きますよ!
今回乗車するバスの発車時刻は22:10。予定の10分前に、フクロウのバスが到着しました!
乗車時はチケットなどを用意する必要はなく、運転手さんによる予約のタブレット確認のみ。手ぶらでいいので安心です。自分の座席はこの時に確認、女性は後方の座席となりますよ。預け荷物はバスのお腹へ。
休憩は全部で3回
前述の通り、アウルライナーにはトイレ設備がないので、走行中は2時間~2時間半ごとに、全部で3回のSA/PA休憩が入ります。休憩時に降車する際には、1人1枚バスカードを受け取りますよ。
さらに休憩時には、バスの外で運転手さんが待機してくれているので安心。また消灯前となる1回目の休憩以外は、バス車内に小さく灯りがついて前方カーテンが開くのが休憩の合図となります。
眠たければそのまま眠っていられるけど、トイレ休憩を逃したくない人にとってはちゃんと起きられるくらいの配慮なんですね。
今回は関西発なので、休憩場所は草津PA(滋賀)、浜松SA(静岡)、海老名SA(神奈川)。走行時の道路事情で別の休憩場所になる場合もありますが、私の乗車日にはこの通りでした。
朝6:30「有明ガーデンBT」に到着!
最初の降車バス停・有明ガーデンバスターミナルへの到着は、最後の休憩場所である海老名SAを出発してから1時間後。到着15分前となる6:15頃に車内灯が点灯して、到着のアナウンスが流れましたよ。
この後バスは千葉の「京成船橋駅」まで走りますが、私は一足先にここで下車。運転手さん、ありがとうございました!
アウルライナーは、車内抗菌や運転手さんの丁寧な確認など、細やかなところで安心して乗れるバス。実はアウル交通を運営しているのは、創業25年の旅行会社なのだそうです。端々に覗く丁寧な配慮に、なるほど…と納得でした。
それに何より、大阪から有明へ直通で行ける高速バスはアウルライナーだけ! 東京ビッグサイト(東京国際展示場)で朝からイベント…なんて時には、ぜひ便利に活用したいですね。
ではでは、どうぞアウルライナーで、バス旅を楽しんでくださいね。
アウルライナーの運行情報
(陽月よつか)