ざっくり、こんな乗車記
- 嬉しい心遣い! シートが乗車前から少し倒れてる
- 千葉みらい観光バス「KBライナー」の車内の様子は?
- 道中の混雑状況をレポート
お盆のUターンラッシュ時に夜行バス「KBライナー」に乗ってみた!
夏の楽しみと言えば8月13日~8月16日のお盆休み。2018年は、土曜・日曜日を合わせて6日間の大型連休となりました。平成最後の夏ということもあり、いつもより遠くまで旅した方も多いのではないでしょうか。
旅の交通手段には、夜のあいだに目的地まで移動できる夜行バスが便利ですよね。夜行バスはプランによってはかなり費用を抑えられるので、とくに若者にとっては非常にありがたい移動手段です。
ただし、お盆休みの終わりはUターンラッシュが心配の種。
そこで今回は、国内外からの観光客が多い大阪発・東京行きの夜行バス「KBライナー」に乗車し、高速道路やサービスエリアなどの混雑状況を調査しました。利用したバスの情報も合わせて、レポートします!
全席USBポート付き! 「KBライナー」で長距離移動も快適
今回乗車したバスは、千葉みらい観光バスの「KBライナー」。
片側2列ずつの4列シートで、窓側のカーテンは夜間に街頭などの光が入らないよう、しっかりと閉められていました。
シートは乗車前から、全席少し倒した状態になっています。
直角の状態から倒すのは後ろの人に気を使うので、これはかなり嬉しい配慮ですね。もちろん自分で最大まで倒すこともできますが、最初の状態のままでも快適に過ごせました。
USBポートは、窓側・通路側ともに全席1つずつ完備。窓側はシートと同じ高さに設置されているので、寝ているあいだ引っかけないように注意しましょう。
ブランケットはひざ掛けに使うとちょうどいいくらいの大きさ。車内は冷房が効いているので、寒がりな方は上着を用意しておくと安心だと思いました。
また、フットレストはありませんが、足元は比較的ゆったりとしていました。
梅田駅から京都駅を経由して横浜・東京駅へ!
出発地点は「梅田プラザモータープール」。JR大阪駅・各線梅田駅から徒歩でアクセスできますが、駅からは北に徒歩5~10分程度離れているので事前に場所を確認しておきましょう。
バス乗り場ではたくさんの高速バスが次々と出入りしていて、案内員の声に注意しておかないと聞き逃してしまうくらいの人だかりです。
海外からの観光客はもちろん、お盆休みを満喫したであろう家族連れの姿もたくさん見られました。入り口から待合スペースにかけて、大きなスーツケースを引く音が鳴り響きます。
出発予定時刻の10分前、22時20分ごろに今回乗車するKBライナーが到着しました。次々と乗客が乗り込み、始発場所であるUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)からの乗客を合わせると座席の半分くらいが埋まりました。
22時30分、定刻通りに横浜・東京駅へ向けて出発!
渋滞に巻き込まれることなく京都駅に着き、再度乗客を乗せると、バスの座席はすべて埋まりました。
さすがUターンラッシュ、満席です。
サービスエリア・パーキングエリアは真夜中でもにぎやか
夜の旅がはじまってから約2時間後、0時15分に草津パーキングエリアに到着しました。
普段から利用者の多いパーキングエリアなので、真夜中でもお店やトイレの人の出入りはかなり多かったです。
KBライナーのほかにも東京へ向かう夜行バスがたくさん並んでいました。
駐車スペースはかなり広いので、自分のバスを見失わないよう場所と特徴をしっかり覚えておきましょう。
2カ所目の休憩は浜松サービスエリア。2時40分ごろに到着しました。
外は雨上がりのムシムシした気候です。
車は絶えず出入りしていましたが、草津パーキングエリアに比べると人は少なく、トイレの出入りもちらほら見られる程度。ちなみにNEOPASA浜松では、バスの停車場所からトイレまで屋根があるので、雨の日でもほとんど濡れることなく行き来できます。
早朝5時、海老名サービスエリアできれいな空を眺めながら最後の休憩時間を過ごします。
この時間になると人はいっきに増えて、自家用車、トラック、バスのすべてがしきりに往来していました。
海老名サービスエリアを出発し、6時ごろに横浜駅に到着しました。
今回の乗客のほとんどが東京行きだったようで、横浜駅で降りたのは数人でした。
そして6時50分、無事東京駅の八重洲南口鍛冶橋駐車場に到着です!
Uターンラッシュで混雑することが予想されましたが、意外にも、予定時刻の6時54分より数分早く到着しました。途中渋滞に巻き込まれた様子もなく、大阪から東京までストレスなく移動できました。
運行は遅れなし! 連休中ならではの客層も
渋滞に巻き込まれなかったとは言え、各サービスエリアはやはり、普段の平日に比べると人が多い印象でした。
いつもなら平日の大阪~東京間バスはスーツ姿のサラリーマンの利用者の姿もありますが、今回は家族や友人同士での乗車が圧倒的に多かったです。
1組あたりの人数が多くなるので、満席になるのも納得ですね。
以上、帰省ラッシュ時に乗車した千葉みらい観光バスの「KBライナー」レポートでした。
予定通り移動できたのは夜間だったからかもしれません。ルートや時間によって混雑状況は変わると思うので注意は必要ですが、今回の結果を参考に、Uターンラッシュ時のお盆休みに高速バスの利用を検討してみては?
(琴井とらを)