東京から日帰りで行ける温泉に行こう! と思い立ち、これまで行ったことがない群馬県の伊香保温泉に日帰り旅行してきました。
東京から伊香保温泉へは、直行便のあるJR関東バスの高速バス「上州ゆめぐり」が便利です。
乗車中の様子や温泉街での観光など、伊香保の日帰りバス旅をレポートします!
バスタ新宿から「上州ゆめぐり3号」に乗車
今回利用するのはこちらの高速バス。
バスタ新宿から乗車。渋川駅、伊香保温泉と停車し、終点は草津温泉です。
今回は日帰りで伊香保温泉に行きますが、1日目は草津温泉、2日目は伊香保温泉、という風に2つの温泉を湯めぐりするのも良さそうです!
【今回乗車したバス】
バス:JR関東バス「上州ゆめぐり3号」
シートタイプ:4列
乗車時刻:09:05→11:42(乗車時間:2時間37分)
料金:2,440円
運転席の前にあるスキャナーで、WEB乗車券のQRコードを読み取り予約確認完了。WEB予約時に選んだ最前列に着席します。
【要注意】最前列は網棚が使えない…!
4列シートの観光バスタイプでも、前方の視界が開けていると、圧迫感がなく快適度が上がりますね。
しかし! 盲点がひとつ。頭上の網棚が、2列目以降の座席からになっている…。
網棚は他の乗客の手荷物ですでにいっぱいのため、空いたスペースを拝借することもできず。日帰りなので手荷物は少ないですが、ずっと膝上に置いておくことになりましたとさ。
休憩を1回はさみ、約2時間半で伊香保へ
全員が乗車すると、定刻通りにいざ出発!
車内は満席で、20代とおぼしき女性のグループ、お年寄りの団体、中年のご夫婦など、比較的年齢層も広め。この日は平日ですが金曜のため、若い方は有給を取って金・土で温泉旅行なのかな? と思いました。
そして車内の雰囲気は全体的に高揚感があり、みんな話が弾んでいる様子。旅行のワクワク感が伝わってきます!
帰省などで都市間移動の高速バスは何度も乗ったことがありますが、大抵車内は静か。でも行き先が観光地だと、同じ高速バスでもかなり賑やかになりますね! 新鮮に感じました。
楽しい雰囲気のなか、上里SAにて約20分間の休憩タイム。
割と長めの休憩なので、トイレに行く以外にお土産を物色したり、小腹を満たすために少し何か食べたりすることもできそうでした。しかし、伊香保にはあと1時間ほどで到着。現地でおいしいランチにありつく予定なので、ここは我慢…!
そしてその後、渋川駅で停車したのち、次はいよいよ「伊香保温泉」!
伊香保温泉に到着! 洋食ランチと温泉を楽しむ
伊香保温泉でバスのドアが開くも、誰も降りる気配がないので、うっかり降りそびれるところでした。えっ、えっ???
とりあえず、ここで間違いなさそう…バス停が4つも並んでいます。
伊香保温泉の停車地は正確には「伊香保温泉」と「伊香保石段街」の2カ所あります。
「伊香保温泉」はいわば温泉地の入り口にあたる位置にあり、周囲には温泉宿が並んでいます。
まずは石段街に行って観光してから宿に向かう人も多いのかもしれません。それとも、皆さん草津温泉まで乗車されたのか…ナゾです。
レトロな洋食屋でコスパ最高なランチ
さて、時間は12時少し前。食べログで評判の良かった洋食屋さんにランチに行きます♪
国道沿いを少し歩くと、スマホでgoogleマップを起動せずとも、すぐにお目当てのレストランの看板が目に入りました。分かりやすくて助かります!(googleマップがあっても道に迷う女)
坂を少し下ったところに、「夢味亭」さんという洋食レストランがあります。「洋風旅館 ぴのん」さんに併設されたレストランで、洋館の素敵な佇まいに期待が高まります。
店内は、レトロで温かみのある内装。なんだかホッとする空間です。
オーダーしたのは今週のランチA・カレー風味の煮込みハンバーグ温玉添え。
サラダ・スープと食後のデザート・ドリンクまでついて、1,000円ってオトクじゃないですか奥さん!
「黄金の湯」「白銀の湯」の2種類が楽しめる温泉へ
お腹が満たされたところで、お次は本日のメイン・温泉へ!
伊香保温泉は「黄金の湯」「白銀の湯」の2種類が楽しめることで有名ですが、今日向かうのはその2つの源泉どちらも堪能できる旅館「如心の里 ひびき野」さん。
今回は、13~15時限定の、日帰り入浴プランを利用します。時計の針が午後1時を指したその瞬間に、足を踏み入れました(笑)。
すると「たった今準備ができたところですよ。お客様が1番風呂です!」とのこと! なんてラッキーな!
大浴場のドアを開けると、誰一人いないピッカピカの状態。私だけが、この温泉を思う存分楽しめる! 私だけのために、今この温泉は存在している…!(違
こんな素敵な旅館の温泉を一人占めとは、贅沢極まりないです。
帰りのバスは石段の目の前にある乗り場から
2種類の温泉に十分癒された後は、伊香保の石段街を散策。
「旧ハワイ王国公使別邸」に行ったり、「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われている旅館「横手館」さんを見に行ったり、カフェ「大正浪漫 黒船屋」さんでひと休みしたり。そうこうしていると、帰りのバスの時間が近づいてきました。
帰りのバスは、石段を下りた向かいにあるバス停「伊香保石段街」からの出発です。
目の前には観光情報コーナーを兼ねた待合所があるので、雨の日は助かりますね。
帰りのバスは約5分遅れで到着。始発が草津温泉なので、交通事情によって遅れることもあるようです。
行きは満席でしたが、帰りは少なく3割程度の乗車率。金曜なので、行きのバスで同じだった人たちは泊まりの人が多そうです。
行きはよく見えなかったバスの内装デザインもしっかり見れました。温泉地へ行くバスらしく(?)落ち着いた茶色が基調のデザインになっています。
休憩で立ち寄るSAは、行きと同じく上里SA。すっかり夜です。
行きのバスと変わって、帰りの車内はとっても静か。話し声があまり聞こえてきません。
観光して遊んで、疲れて寝ている人も多い様子。そういう自分も、ウトウトしてきました。
気付いたら、もう都内に入っていました。渋滞してはいませんでしたが、終点バスタ新宿に到着したのは予定時刻を30分ほど過ぎた時間。平日でもこれくらいの遅れは発生するようです。
まとめ
・荷物を頭上の網棚に置きたい人は、2列目以降の席がオススメ。
・観光地への直行バスは大人もテンションが上がり、修学旅行気分になれる。
・旅館の日帰り入浴プランは手軽に贅沢気分が味わえて良い。オープン時間に合わせていくと一人占めできる可能性あり。
・温泉、グルメ、観光を楽しんで、費用は合計1万円以下。
もちろん泊まりの旅行も良いのですが、2時間半で直行できる伊香保は高速バスの日帰り旅もオススメです!