座席数が一番少ないのは豪華バス「ドリームスリーパー」
現在運行されている高速バス車両の中で、一番座席数が少ないのは「ドリームスリーパー」です。車両は三菱ふそう・エアロクイーンで、座席数は全11席! 両備バス・関東バスが共同運行する「東京~大阪線」と中国バスが運行する「東京~広島・福山線」があります。
座席配置は横2席・縦6列から、お手洗い分の1席を除いて合計11席です。座席は扉付きの完全個室型になっているので、11席というよりも11室ですね。
一般的な4列シートの車両は、横4席・縦10~11列の合計40~45席(補助席を含まない)。それと比較すると、かなり広々とした配置です。ざっくり計算すると、ドリームスリーパーでは4席分の座席を1室で使用しているということになり、かなり贅沢!
ドリームスリーパー
一番多い座席数は64人乗り!「富士山静岡空港静岡線」で運行
高速道路を走るバスの中で一番座席数が多いのは、しずてつジャストラインの「富士山静岡空港静岡線」で運行している64人乗りの新型エアロエース。64人乗り車両は2019年に全国で初めて採用されました。
64席の内訳は、横4席・縦13列(最後部は5席)プラス補助席が11列目まであります。今までは補助席を含めても60人乗りが最大でした。
この座席数はシートを薄く軽量化したことで実現しました。
シートの厚みをなくしたことで、実は縦12列の60人乗りバスよりも足元は1.8センチほど広くなっている、というから驚きです!
シートは財布に入れられるカードと同じくらいの薄さ。
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長距離路線のドリームスリーパーと、運行時間が1時間程度の空港バスでは、座席数にかなり違いがあることがわかります。今後もっと座席数が少ない、あるいは多い高速バス車両が登場するのか気になりますね…!
(バスとりっぷ編集部)