名称とロゴデザインが決定
名称は全国各地や海外からの利用者が、本バスターミナルの所在地を容易に認識でき、東京駅周辺の既存のバス乗り場との識別が可能な「バスターミナル東京八重洲」とした。
ロゴデザインは、バスターミナルが3棟の再開発ビルの地下に整備されることから、3棟の再開発ビルのシルエットと、地下にあるバスターミナルの配置をデフォルメさせた、シンボリックなデザインになっている。
バスターミナル東京八重洲の概要
東京駅周辺(八重洲側)では、各方面に向かう高速乗合バス、空港連絡バスなどの発着する停留所が、駅前交通広場内では充足できず、周辺の道路上に散在している。そのため鉄道などとの乗換えが不便であることや、道路上での乗降により円滑な車両交通及び歩行者通行が妨げられているという課題がある。
この課題に対応するため、東京駅前(八重洲口)の3地区で施行される市街地再開発事業にて、バスターミナルの整備が行われている。
UR都市機構では、市街地再開発事業を施行する各市街地再開発組合から本バスターミナル部分(建物の地下部分)を順次取得したうえで、それぞれ段階的に京王電鉄バスに賃貸し、京王電鉄バスは3地区のバスターミナルの一体的な運営を予定している。
第1期エリア(北地区)は、2022年9月17日(土)の開業を予定しており、八重洲側路上及び鍛冶橋駐車場で発着するバス便の一部が北地区に移行し、新規路線の乗り入れや貸切バスなどの発着も予定している。開業時には、平日1日あたり約550便を超えるバス便が発着し、 関東(主に千葉方面)、東北、北陸、甲信越、東海、関西、中国、四国、九州など全国各地への昼行路線及び夜行路線が発着する予定。
ターミナル内には、チケットカウンター、トイレ、授乳室、コインロッカーなどの設備のほか、物販店舗も併設する予定で、利用者が快適かつ安全にバスを利用できる機能を備える。
「東京ミッドタウン八重洲」には、地下1階から3階までに各種の飲食・物販店舗(約60店舗)の出店を予定している。このうち地下1階(13店舗)は、本バスターミナルの第1期エリアと同時に開業する予定。
今後、第2期エリア(東地区)は2025年度、第3期エリア(中地区)は2028年度に開業を予定している。
各エリアのバース数や専有床面積は以下の通り。
乗降バース:6
待機バース:3
専有床面積:約7,000平方メートル
第2期エリア(東地区) 2025年度開業予定
乗降バース:7
待機バース:2
専有床面積:約6,000平方メートル
第3期エリア(中地区) 2028年度開業予定
乗降バース:7
待機バース:3
専有床面積:約8,000平方メートル
ニュースソース
UR都市機構 9月17日(土)開業予定の(仮称)八重洲バスターミナルの名称を「バスターミナル東京八重洲」に決定
(バスとりっぷ編集部)