新型車両はより快適な移動空間の実現、システム導入による安全性向上
福岡・北九州~東京線「はかた号」は新型コロナウイルス感染症の影響により、4月11日から運休していたが、7月1日から運行再開に合わせて新型車両を導入する。新型車両は、より快適な移動空間の実現およびシステム導入による安全性向上を図る。
新型車両の一番の特徴は、個室型のプレミアムシートのサイズを現在よりも大きなサイズ(背もたれ+19cm、座面+6cm)にし、座り心地を格段に向上している。また、新たにワイヤレス携帯充電器の設置や、テーブルのサイズを大きくすることで、これまで以上にプライベート空間を楽しめるようになっている。ビジネスシートでは、新たにダブルクッション付きのシートを採用。
また安全性向上のため、EDSS(ドライバー異常時対応システム)やタイヤの異常を検知する TPMS(タイヤ
プレッシャーマネジメントシステム)など最新の装置を導入する。これらの装置は、通信型ドライブレコーダーと連動しており、運行管理者がリアルタイムで運行の状況を確認できるようになっている。そのため、異常が発生した場合、迅速に対応が可能。
西鉄グループが運行する高速バスは、乗務員のマスク着用や車両の消毒を徹底している。また、車内の換気は外気導入モードを使用することで、概ね3分、完全には約5分で完了する。
旧車両の紹介記事はこちら
「キング・オブ・夜行バス」2種類のシートを比較! 西鉄バス「はかた号」(福岡・北九州~新宿)の車両・シート・設備を解説
【福岡・北九州~東京線「はかた号」新型車両】の詳細
運行開始日
2020年7月1日(水)
新型車両の概要
導入台数:2台
製造メーカー:三菱ふそうトラック・バス
主要諸元:全長11.99m、全幅2.49m、全高3.53m
安全システム搭載車(ドライバー異常時対応システム、左側方監視システム、衝突被害軽減ブレーキほか)
座席数:22席(運転席除く)
シートの概要
プレミアムシート(個室型シート)
・座席と通路をパーティションで仕切ることで完全個室化。除菌・消臭効果に優れた専用空気清浄機も備え付け、安心してくつろげる快適なプライベート空間を実現
・高級感のある本革シートは、さらに大きくなっており、背面マッサージや電動リクライニング・レッグレストに加え、座面送風や背面ヒーター機能を装備している
本革、座面幅 56cm、ピッチ135cm、背もたれ幅69cm
座席数:4席
機能:背面マッサージ、電動リクライニング(150度)、電動レッグレスト、座面送風、背面ヒーター
設備:専用空気清浄機、USBポート、無料Wi-Fiサービス、ワイヤレス携帯充電器、フットレスト
ビジネスシート(3列独立シート)
本革+モケット、座面幅 46cm、ピッチ 95cm
座席数:18席
機能:リクライニング(143度)、レッグレスト
設備:無料Wi-Fiサービス、USBポート、フットレスト
予約
東京⇒福岡のバス便
福岡⇒東京のバス便
ニュースソース
西日本鉄道 福岡・北九州~東京線「はかた号」運行開始30周年を記念して新型車両を導入します!
(バスとりっぷ編集部)