高速バスに乗車したら座席を最大まで倒していい…?
高速バスにはさまざまなタイプのシートがあり、中には150度前後まで倒せる深いリクライニングのシートも! 夜間や長時間の移動となれば、できればシートを倒してリラックスしたいですよね。
高速バスに乗り、いざ席を倒そうと思ったとき、後ろの人に迷惑がかかりそうで気になる人も多いのでは? しかし、バスの運行会社は乗客にくつろいでもらうためにリクライニングシートを備えているので、フルで倒してOKです。
ただし以下のように、シートを倒すときや休憩時にはマナーを守るように気を付けましょう。
・SAやPAでの休憩時には、リクライニングを起こす配慮
特にミニテーブルが付いているようなシートでは、飲み物を置いている可能性もあるので、リクライニングを利用する前に声かけしておく方がいいでしょう。
また、休憩時にリクライニングを倒したままだと、窓側席の人は通路に出づらくなるので、なるべくリクライニングを起こす配慮が必要です。ちなみに、リクライニングを倒したままの人も多いのでトイレが近い人は、休憩時に席を立ちやすい通路側に座ることをおすすめします。
後ろの人を気にせずに乗車したい場合は、予約の際に一番後ろの席を指定するというのもおすすめ。
リクライニングを気にせず使いたい方におすすめのバス
リクライニングを倒したり、声かけするのはどうしても勇気がいるという方におすすめなのが、乗車前からフルリクライニングされている高速バスや一斉リクライニングする高速バスを選ぶこと。
また、リクライニングを利用しても座面が後ろに倒れないバスや個室バスもあります。
平成エンタープライズの「VIPライナー」
乗車前からフルリクライニングされているバス
オリオンバスのすべてのバス
後ろに倒れず前にスライドされるリクライニングシートのバス
平成エンタープライズの一部のバス
WILLERの「リボーン」
個室バス・シート
中国バス・関東バス・奈良交通の「ドリームスリーパー」
西日本JRバス・JRバス関東の「ドリームルリエ号」
乗車前や全乗客一斉にフルリクライニングのバス!
■平成エンタープライズのVIPライナー
平成エンタープライズのVIPライナーでは、すべての乗客が同時に座席を倒す「全乗客一斉フルリクライニング」を導入しています。バスが高速道路に入る前に、運転手さんから「一斉にリクライニングしてください」のアナウンスが入るので、気兼ねなく座席を倒すことが可能!
■オリオンバス
オリオンバスは乗車前から全席フルリクライニングの状態なので、自分でリクライニングを倒す必要がそもそもありません! 後ろの人に声をかけづらいという人にはありがたいですよね。
リクライニング角度はスタンダードタイプなら105~120度、コンフォートタイプなら105度、プライベートトリプル・リラックスプラス・のびのびシートタイプなら130度です。
シートが後ろに倒れないシェル型のシート
■平成エンタープライズの電動バックシェルシート
先ほど紹介したVIPライナーを運行している平成エンタープライズには、後ろに倒れない・前から倒れてこないのが特徴の、電動バックシェルシート車両があります。
電動バックシェルシートの車両一覧
・グランシア
・VIPライナー5便
・VIPライナー名古屋便チェリッシュ
・VIPライナー富山・金沢便
バス便の詳細はこちら
東京⇒大阪
大阪⇒東京
※グランシア・VIPライナー5便以外の便も表示されます
VIPライナー名古屋便チェリッシュ
東京⇒名古屋
名古屋⇒東京
※VIPライナー名古屋便チェリッシュ以外の便も表示されます
VIPライナー富山・金沢便
東京⇒富山・金沢
金沢・富山⇒東京
■WILLERのリボーン
WILLERも平成エンタープライズの電動バックシェルシートと同様に、シェル型シート「リボーン」があります。リクライニング角度は最大156度にもかかわらず、後ろに倒れないので快適に眠れちゃいます!
バス便の詳細はこちら
※リボーン以外の便も表示されます
リクライニングどころか周りの目も気にならない! 個室バス・シート
■ドリームスリーパー
関東バス・奈良交通が共同運行するドリームスリーパーは、完全個室型の豪華夜行バスです。もちろんリクライニングを倒しても後ろの席に影響はなく、扉を閉めてしまえば完全に個室になります!
NASAが考案したゼログラビティシートが安眠をサポートしてくれますよ。2023年9月現在、東京~大阪・奈良間で運行しています。
バス便の詳細はこちら
■ドリームルリエ号
西日本JRバスとJRバス関東が共同するドリームルリエ号もほぼ個室の豪華バス。シートタイプは「プレシャスクラス」と「アドバンスクラス」の2種類です。どちらのシートも、パーテーションとカーテンがあるので、個室感覚でくつろぐことが可能!
シート間隔は1m以上あり、リクライニングと連動して座面が上がるクレイドルシートが採用されているので、気にせずシートを倒せますよ。
バス便の詳細はこちら
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