ざっくり、こんな移動
- めずらしい「おもてなし」付き!
- 一般的な高速バスよりもリクライニングの角度がゆるやか
- 休憩は全部で3回
乗車したい時間や発着地によってバス便を選べる!
東京と大阪を結ぶブルーライナーには、4列シートのA・E・F便と3列独立シートのB・C便が運行しています。それぞれ発着地や発着時間が異なるので、自分の予定に合わせた便を選択できます。
便別の発着地
A便 | B便 | C便 | E便 | F便 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京ディズニーランド | ||||||||
川越 | ◯ | |||||||
新都心 | ◯ | |||||||
大宮 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||
バスタ新宿 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 関西発のみ | |||
東京駅 | ◯ | 関東発のみ | ||||||
横浜 | ◯ | |||||||
海老名 | ◯ | |||||||
↑↓ | ||||||||
南草津 | ◯ | |||||||
京都 | ||||||||
大阪 (梅田) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |||
なんばOCAT | 関西発のみ | ◯ | ||||||
天王寺 | ◯ | ◯ | ||||||
USJ | ◯ | ◯ | ||||||
神戸 (三宮) | ◯ | ◯ |
※2021年11月時点
便別の発着時間は以下をご覧ください。
今回私が乗車したのは、ブルーライナーC便。
※2021年11月現在、ブルーライナーC便は、USJに停車しません。C便と同様の車両でUSJに停車するのは、A便とF便です。
乗車地は、新宿駅南口から徒歩約2分のところにあるバスタ新宿です。4階にターミナルがあるので、そこから乗車します。夜遅くに発つ便なので、新宿観光をギリギリまで楽しめるのも嬉しいです。
いよいよ乗車!気になる乗り心地は?
さて、いよいよ乗車。車内レイアウトは縦11列、横4列のスタンダードタイプ。トイレは残念ながら車内にありません。座席にはブランケットがついているので、空調に合わせて使えます。
また、全席肘掛けがついており、携帯などの小さなデバイスを充電できるコンセントも完備。窓側の方は壁際に、通路側の人は通路側肘掛けの下にコンセントがあります。
前の席の背もたれにはドリンクホルダーとカバン掛けがあります。私はホット専用のすこし太めのペットボトルを持っていたのですが、それは残念ながらホルダーにフィットせず……。普通のペットボトルを持ち込むのがいいかもしれません。
Wi-Fi完備という嬉しいサービスも。Wi-Fiは「BLUE-LINER-WIFI」という名前をタップし、画面の指示に沿って登録すれば使えるようになります。最初に言語も選べるようになっているので、外国人観光客の方も安心して利用できますね。
さて、ここまではなんだか一般的なバスにも思えますが、私が気づいたのはリクライニングの角度がゆるやかだということ。乗車時に「あれ、だれか私の背もたれを軽く倒したのかな?」と思ってしまうほど。もともとの傾斜が直角ではなくゆるやかなので、「リクライニングを倒しにくい!」と毎回気を使って、背もたれを倒すことができない人でも比較的リラックスして座れるようになっています。
しかし前の席の人がリクライニングを全力で倒すと、特に通路側の人は休憩時に動きづらくなってしまうことも……。そんなときは前の人に座席を起こしてもらうのがいいですが、深夜帯の休憩だとなかなか声がかけづらいですよね。
そのため最初に、乗務員の方がリクライニングについての注意事項をアナウンスしてくれます。
ミネラルウォーターや歯ブラシ! 嬉しいおもてなし
ブルーライナーの素敵なところは、おもてなしがひと味違うところ。高速バス乗車後に、歯ブラシを忘れたことに気づいた経験はありませんか? 休憩時に急いでコンビニに買いに行って、歯を磨いて……。
最初の休憩がバタバタしてしまうという方も少なくないのでは。そんな方にとっては、かなり嬉しい、アメニティに歯ブラシが付いてきます。座席にはなく、バスの前方に設置されています。
他にも、ミネラルが豊富な軟水「ミライズ」がもらえる車内サービスも。車内は乾燥しやすいので、とても嬉しいですね。
出発進行! 休憩は全部で3回
0時10分にバスタ新宿を出発したブルーライナーC便。出発して20分ほどで消灯時間になります。それまでにアナウンスが流れ、車内設備の案内やルールについての説明があります。
消灯後は、携帯など光を発するものの使用は避けてください。車内はかなり真っ暗で、みなさん就寝モードに。
1回目の休憩は、神奈川県の中井パーキングエリア。アナウンスで休憩時間を知らせてくれました。バスの前方には、出発時間が掲示されるので、それを確かめてからバスを降りましょう。休憩は1時から15分間でした。
中井パーキングエリアにはファミリーマートがあり、おみやげやさんもオープンしていたので、必要なものはここで購入しておくといいかもしれません。
2回目の休憩は、3時15分から3時30分まで。静岡県の遠州豊田パーキングエリア(下り)です。深夜だったため、車内アナウンスはなく、バス前方のライト点灯が休憩の合図です。ちなみにこのパーキングエリアにもファミリーマートがあります。
3回目の休憩は、5時20分から5時35分で滋賀県の土山パーキングエリア。最後の休憩もアナウンスはありません。外に出ると、まだ真っ暗でした。ここでは、おみやげやさんやセブンイレブンが一つの施設に入っています。どちらも早朝からオープンしていました。
その後、梅田プラザモータープールに7時15分ごろ、天王寺に7時50分ごろ、そして最終のUSJには8時30分ごろに到着。停車場所はUSJの3番バス停です。
※2021年11月現在ブルーライナーC便は、梅田プラザモータープールと神戸三宮に停車します
バスを降りると、とても広く、どちらの方面に行ったら良いかわからないと一瞬混乱しますが、バスを降りたらそのまま左側へ進むとチケットカウンターが見えてきます。JR線のユニバーサルシティ駅に向かいたい方も上記と同じ方向に進んでください。
トイレはメインゲートの横にあります。近くのショッピングモール「ユニバーサル・シティウォーク大阪」にもいくつかトイレがあり、バス停からは歩いて約5~6分くらいの距離です。
USJに着いてすぐ遊びたい人におすすめ!
いかがでしたか。今回はブルーライナーの乗車記をご紹介しました。バス停を降りたら、そこはもうUSJ。到着後ダイレクトにすぐ遊びたい! という方にピッタリなバスだと感じました。
休憩3回ともにコンビニがあるし、必要なものは休憩時に揃えられそう。とりあえずついたらすぐに一刻でも早く遊びたいという方は、ブルーライナーがおすすめです。
※取材協力/広栄交通バス
(トキエス)