ざっくり、こんなバス
- レッグレストにフットレスト、トイレつきの3列シート
- 充電用のUSBソケットにWi-Fiもある
- 早朝に帯広から新千歳空港に向かうならこの便一択!

おびうん観光「とかちミルキーライナー」の設備紹介
まずは、車内設備から紹介していきますね。シート配置は横3列、奥に向かって10列で、全28席です。

車両最後部、右手にはトイレがあります。長距離路線ではないにしろ、トイレがあると何かと安心しますね。

シートはちょっとレトロな雰囲気。可動式のヘッドレストつきです。

シートにはレッグレストと、靴を脱いで利用するタイプのフットレストがついています。シートを倒した際の角度は約120度で、ゆったりとくつろげましたよ。

左手のアームレストの下には、充電用のUSBソケットがあります。

着席すると、目の前にはメッシュタイプの小物入れが。中にはWi-Fi接続用の説明書に、車内誌などが入っています。ドリンクホルダーが足元にありますよ。

左手のアームレストからは、ミニテーブルを引き出せます。

頭上の荷物棚には、ふわふわのブランケットが。こちらは自由に利用できます。

「とかちミルキーライナー」に乗車! 帯広~新千歳空港間を移動
ここからは、バス旅の様子を紹介していきますね。今回私は朝5時の便に乗車し、帯広から新千歳空港まで移動しました。朝4時半すぎに帯広駅に到着すると、バスターミナルにはすでにおびうん観光のバスが!
というのも、帯広駅バスターミナル「おびくる」がオープンするのは5時45分。とかちミルキーライナーの始発便を利用する乗客は、バスターミナル内の施設を利用できません。
私が乗車したのは2月末で、まだまだ雪が残る時期です。出発までの間、暖かい車内で過ごしてもらいたいという、おびうん観光さんのホスピタリティを感じました。

途中、バスはバス乗り場「おびうん観光前」で乗客を乗せ、千歳市方面に向かいます。早朝だったので私はすぐに眠ってしまったのですが、北海道勇払郡の占冠PA付近で目を覚ましました。こちらで約15分の休憩があります。


占冠PAは、トイレに自販機があるくらいのシンプルな設備。それを知っていた私は、事前に軽食を購入していました。北海道でコンビニといえばこちら!
セイコーマートの100%みかんジュースと、バタークロワッサンです。甘みと酸味のバランスが良いみかんジュースと、店内で焼き上げるパリパリ食感のクロワッサンで、軽食を取りました。

セイコーマート 帯広駅前店
バスは順調に移動を続け、定刻の7時半に新千歳空港に到着しました。空港内でショッピングや荷物の整理を済ませた私は、空港ビル3Fに向かいました。というのも……

新千歳空港国内線ターミナルビル3Fには、北海道各地の有名ラーメン店10軒が会する、北海道ラーメン道場があるからです! お気に入りで何度も訪れている場所ですが、私はいつも「弟子屈ラーメン」一択。

平成19年に「五回醤油名匠」を受賞した魚介しぼり醤油ラーメンは、ホタテの干し貝柱や数種類の魚介の出汁をきかせた味わい。一般的な醤油ラーメンとは異なり、魚介のコクの裏にほんのりとした苦みもあり、濃厚かつ複雑な風味がクセになります。
単純に高速バスで移動するだけでなく、移動中や移動先での楽しみを見つけておくと、よりバス旅を楽しめると実感しました。

弟子屈ラーメン 新千歳空港店
- 住所
- 千歳市美々987-22 新千歳空港 国内線旅客ターミナルビル 3F 北海道ラーメン道場
- TEL.
- 0123-45-8888
- 予算
- 朝昼¥1,000~¥1,999夜¥1,000~¥1,999
- 営業時間
- 定休日
以上、おびうん観光「とかちミルキーライナー」について紹介しました。同じ行程で帯広駅から新千歳空港まで始発電車で向かうと、到着は9時過ぎ。移動時間はさほど変わらないのですが、料金は高速バスの約1.7倍です。
そう考えると、帯広から千歳方面に早朝に移動したい方にぴったりのバス便だと言えるでしょう。これから北海道に行く予定がある方は、ぜひ利用してみてくださいね!
※取材協力/おびうん観光
(為平千寿香)