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ロケ地としても有名な大谷資料館(おおやしりょうかん)
栃木県宇都宮市にある、かつて大谷石の採石が行われていた地下採掘場跡。深さ30メートル、最深部で60メートルはあるという、2万平方メートルにも及ぶ巨大な地下空間は、現在大谷石の歴史を学べる「大谷資料館」として、一般公開されています。
資料館といっても堅苦しい雰囲気ではなく、一歩中に入ると、そこに広がるのはまるでSF映画かファンタジー映画のような異空間! この光景、どこかで見たことがあると思いませんか?
実は様々な作品を生み出した有名ロケ地でもあるのです。映画なら「翔んで埼玉」や「るろうに剣心」「キングダム」など、壮大なスケールの作品がここで撮影されました。
また、米津玄師の「馬と鹿」など、有名アーティストのMV撮影も多数行われています。坑内には今までの撮影実績が展示され、ここであの作品が…と思って見ると、感激もひとしお!
大谷石に含まれる成分のゼオライトが乾燥し、石の表面に白く噴出し結晶となる「石の華」は、冬の時期だけ見られる神秘的な現象です。
見学はサクサク見て回ると30分弱、ゆっくり写真を撮りながら見学しても1時間ほどでしょうか。階段や段差が多く、エレベーターなどはないので、ベビーカーは利用できません。小さなお子様連れの方は、抱っこひもを用意しておくと、ぐずった時に助かりますよ。
また、気温が外より低めなので、夏でも薄手の上着を1枚持っていくことをおすすめします。歩いているうちに暑くなることもあるので、脱ぎ着が楽なものがベスト! 足元はスニーカーなど、履き慣れた歩きやすい靴で出かけましょう。
資料展示室では、実際に採石で使われていた道具や、大谷石を使用した石風呂などの見学ができる他、他の石と触って比べてみたりと、大谷石に関しての知識を学べます。
大谷資料館
028-652-1232 4月~11月 9:00~17:00 12月~3月 9:30〜16:30
休館日 4月~11月無休 12月~3月毎週火曜日休館(火曜日が祭日の場合翌日休館) 年末・年始 12月26日~1月1日休館 1月2日、3日は10:00~16:00
Webサイト
大谷資料館周辺のグルメ・観光地
大谷資料館の周辺にあるグルメスポットと観光地を紹介します。
ROCKSIDE MARKET(ロックサイドマーケット)
見学の後は、敷地内のカフェ「ROCKSIDE MARKET(ロックサイドマーケット)」でひと休みしましょう。人気は軽食にもなるボリューミーなガレットやサンドイッチ。夏には日光天然氷を使用したかき氷も登場。ふわっふわのかき氷はおいしくてSNSでもばっちりと評判です。
ROCKSIDE MARKET
- 住所
- 宇都宮市大谷町909 2F
- TEL.
- 028-688-8604
- 予算
- 朝昼~¥999夜-
- 営業時間
- 9:30〜17:00
- 定休日
- 4~11月無休、12〜3月火曜定休 (年末年始短期の休業ありHPで確認可能能)
大谷寺 平和観音
大谷資料館から歩いて7分。大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に掘られた、高さ約27メートルの大谷平和観音。昭和23年(1948年)から6年かけて、すべて手彫りで作られています。展望台からは宇都宮の街が一望できるので、ぜひ、こちらにも足をのばしてくださいね。
大谷寺 平和観音
028-652-0128 平和観音は見学自由 寺院の拝観時間は夏季(4月~9月)8:00~16:30、冬季(10月~3月)9:00~16:30
Webサイト
大谷資料館へのアクセス方法
車で大谷資料館へアクセスする場合は、東北自動車道鹿沼ICから約20分、もしくは東北自動車道宇都宮ICから約12分。
公共交通機関の場合は宇都宮駅から路線バスでアクセスします。JR宇都宮駅西口6番乗り場から大谷・立岩行きに乗車して約30分。東武宇都宮駅からは、東武駅前バス停で大谷・立岩行きに乗車し約20分。どちらも「資料館入口」バス停下車後、徒歩約5分です。
大谷資料館へ行くバスツアー
いちご生産量日本一で自ら「いちご王国」を名乗る栃木県。大谷資料館のある宇都宮は、餃子の町としても有名です。大谷資料館をまわるバスツアーはグルメとセットになったものもあり、日帰りバスツアーなら観光とグルメを上手に楽しめますよ。あしかがフラワーパークや日光など栃木の他の観光地へ一緒に行けるツアーもあります。
栃木観光でぜひ訪れたい大谷資料館。
最寄り駅からのアクセスはやや不便なので、バスツアーもチェックしてみてくださいね。
(さとちん)