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年末年始に出現「しぶんぎ座流星群」 2025年最初の天体ショー観測に最適な時間帯は?


2025年最初の天体ショーは、「しぶんぎ座流星群」になります。この流星群は三大流星群の一つで、他には「ペルセウス座流星群」と「ふたご座流星群」があります。2025年のしぶんぎ座流星群の観察期間は、2024年12月28日から2025年1月12日までで、最も流星が多く見られるのは1月4日の夜明け前です。流星群は北東の空で観察でき、1時間あたり約30個の流星が見られる可能性があります。観察には寒さ対策が重要で、暖かい衣服やブランケット、温かい飲み物が推奨されます。さらに、月明かりの影響が少なく、暗い場所での観察が望ましいです。流星群は「うしかい座」と「りゅう座」の間の放射点から広がります。寒い季節の中で流れ星に願いを込め、1年の始まりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

2025年最初の天体ショーは、三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」です。厳しい寒さ真っ只中の時期ですが、寒さ対策を万全にして観察を楽しんでみては?


しぶんぎ座流星群とは

2025年最初の天体ショーは「しぶんぎ座流星群」です。8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群とともに三大流星群と呼ばれています。2025年のしぶんぎ座流星群の一般的な出現時期は2024年12月28日(土)から2025年1月12日(日)頃です。

しぶんぎ座流星群は、「うしかい座」と「りゅう座」の境界付近を放射点として現れる流星群です。「しぶんぎ」とは聞きなれない言葉ですが、天体の高度を観測するために使われた天文観測機器の一つのことで、現在は存在しない星座「壁面四分儀座(へきめんしぶんぎざ)に由来しています。


観察に最適な日と時間帯は?

2025年のしぶんぎ座流星群が出現するのは12月28日(土)から1月12日(日)頃の期間で、最も流星数が多くなる極大は1月4日(土)0時頃となっています。0時頃はまだ放射点が低い位置にあるため流星が見えにくいですが、時間が経つにつれて放射点が高くなり、最も見えやすいのは、極大から数時間経った4日(土)夜明け前の5時頃とみられます。

この時間に暗い場所で、北東の空を観察すれば、1時間あたり30個ほどの流星が見られる可能性があります。ただ、その後すぐに夜明けとなり、流星は見えなくなります。なお、1月4日(土)の東京の日の出の時刻は6時51分です。

流星観測の際の鍵となる月明かりの影響ですが、1月4日(土)の月齢は3.7で、東京の月の入りは前日1月3日(金)の20時04分です。しぶんぎ座流星群が観測しやすくなる4日(土)明け方は月が沈んでおり、月明かりがないため、条件良く流星の観察ができるでしょう。


流星の観察のポイント

流星を観察する際のポイントです。

まず、観察に出かける際の持ち物は、レジャーシート、マフラー、手袋、帽子、カイロ、ブランケット、懐中電灯、暖かい飲み物、あれば簡易リクライニングチェアなどがあると良いでしょう。

しぶんぎ座流星群は北東にある放射点から放射状に出現します。このため、付近に高いビルなど視界を遮るものがなく、空全体を広く見渡せる場所が最適です。レジャーシートや簡易的なリクライニングチェアなどを利用し、仰向けになって空を広く見渡すことができると、流星を発見できるチャンスが高くなります。また、街灯やビル、家などの街明かりがなく、安全な暗い場所を選んでください。

ただ、真冬の寒い時期ですので、寒さ対策は必須です。マフラーや手袋、さらにブランケットなども用意すると良いでしょう。暖かい飲み物を飲みながら、体を冷やさないようにして観察をお楽しみください。


流星に願いを込めて

2025年最初の天体ショー「しぶんぎ座流星群」。流れ星に願い事をすると願いが叶う、という言い伝えもあります。ぜひ今年一年の始まりに、ぜひ流星に願いを込めてみてはいかがでしょうか。

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