紅葉の時期も終わり、いよいよ冬登山シーズンに突入します。
肌寒くなってくると山頂でも出来立ての料理が食べたくなるものですが、重たい材料を持っていくと歩行がスムーズにできなくなるため、どのようなメニューを作るべきか悩んでしまいますよね。
そこでおすすめなのが軽くて持ち運びしやすい、パン粉を使った登山レシピ。いつもは脇役的存在のパン粉にちょっとしたひと工夫をすることで、主役級の絶品メニューへと大変身させることができますよ！
パン粉の可能性と登山レシピのバリエーションを更に広げてみませんか？
しっとりふわふわ。『パン粉deフレンチトースト』
フレンチトーストと言えば、食パンに甘く味付けした卵液を浸して焼き上げた日本でも大人気の軽食の1つ。
こちらでご紹介するのは逆転の発想を活かし、一度食パンに焼き上げた後、粉砕並びに乾燥させたパン粉からフレンチトーストを作る意外性満点のレシピです。
本当にパン粉で作れるの？と驚かれるかと思いますが、中火でじっくり火を通していくことでカフェやレストランで食べるようなしっとりふわふわのフレンチトーストが完成します♪
～パン粉deフレンチトーストの作り方(1人分)～
＜材料＞
・パン粉 50g
・牛乳 50ml
・卵 1個
・はちみつ、有塩バター 各大さじ1
・バニラエッセンス 2～3滴
＜作り方＞
(1)ご自宅で有塩バター以外の材料を全て混ぜ合わせておき、ジップ付きのポリ袋等に移しておきます。
(2)現地でミニフライパンやスキレットを火にかけ、有塩バターを熱します。
(3)2に1を流し入れ、形を整えながら中火で片面3～4分程度焼きます。
(4)裏返し、焼き色がつくまで弱火で加熱したら完成です。
ひと口食べた瞬間、笑顔がこぼれる美味しさ。
ハーブの香り漂う♪『椎茸のパン粉焼き』
椎茸を器として、丸ごと使ったパン粉焼きのレシピです。パン粉の中にブレンドするハーブはタイム・バジル以外にもローズマリーやクローブなど、お好みのものを使って頂いてOKです。
また、パン粉を炒める際、オリーブオイルの量が少ないと焦げやすいので気持ち多めに(※大さじ2杯が目安)加えることをおすすめします。
～椎茸のパン粉焼きの作り方(2人前)～
＜材料＞
・椎茸 6個
・パン粉 大さじ3
・粉チーズ 大さじ1
・乾燥タイム、乾燥バジル 各小さじ1
・オリーブオイル 大さじ3
・塩胡椒 適量
＜作り方＞
(1)パン粉・粉チーズ・乾燥タイム・乾燥バジル・オリーブオイル(大さじ2)・塩胡椒をポリ袋に入れて混ぜ合わせます。
(2)ミニフライパンやスキレットを強火にかけ、1をこんがりと焼き色がつくまで炒めます。
(3)パン粉に焼き色がついたら一旦器に移します。
(4)2～3の調理工程で使った調理器具にオリーブオイル（大さじ1）を熱し、軸を取り除いた椎茸を炒めます。
(5)椎茸に火が通ったらカサの内側に3のパン粉を盛り付けて完成です。
サクサク食感と香ばしい味わい。
コーヒーのお供にいかが？『バナナ入りパン粉クッキー』
こちらのパン粉クッキーは山頂ランチの〆のスイーツにはもちろん、行動食にもぴったり。
バナナには即効性を持つ単糖類、持続性を持つ多糖類と両方の糖が含まれていることから、登山時の食材として取り入れることで、最後までパフォーマンスが低下することなく、快適に登山を楽しむことができます。
～パン粉クッキーの作り方(15～16個分)～
＜材料＞
・パン粉 1カップ
・バナナ 1本
・レーズン 20g
・バター 10g
＜作り方＞
(1)ポリ袋に全ての材料を混ぜ合わせ、外側からバターを潰しながらよく混ぜ合わせます。
(2)1のタネをひと口大に丸く形を整え、フライパンやスキレット等の調理器具に並べ入れます。
(3)2を弱火にかけ、両面じっくりと焼き色をつけたら完成です。
【参照】
ドール
オーブン無しでも簡単に作れる！
今回ご紹介したレシピは、ご家庭で余ってしまったパン粉を大量に消費させたいという時にも役立ちます。ご興味がある方は、是非一度試してみて下さいね。
美味しい軽食と共に贅沢なひとときを過ごそう。
