連日うんざりするような猛暑が続き、夏真っ盛りの日本列島。夕方を過ぎてもうだるような暑さが残っていて参っちゃいますよね。そんな夜は高速道路を使って神奈川県の展望スポットへ出かけてみてはいかがでしょうか。山の展望台などは標高も高い場所にあるので涼を感じることもできますよ。今回は、無料で楽しめる神奈川県の展望スポットを5つご紹介します。
1.港の見える丘公園
神奈川県の夜景といえば、やっぱり横浜ですよね。首都高速道路を車で少し走れば東京方面からもパッと行ける距離感も魅力です。
展望台や高層ビルなど、夜景を楽しめる場所が豊富にある横浜エリアですが、特にオススメの無料展望スポットといえば山手にある「港の見える丘公園」です。横浜港を見おろす小高い丘にあり、横浜のシンボル・ベイブリッジや大黒ふ頭方面の夜景を眺めることができます。横浜で生まれ育ったハマっ子たちにとっては定番のデートスポットで、週末の夜ともなるとロマンチックな夜景を観にたくさんカップルが訪れます。
2.湘南平
標高約180mの泡垂山(あわたらやま)山頂に広がる「湘南平(高麗山公園)」は、“かながわの景勝50選”や“平塚八景”に選ばれている県下屈指の景勝地。東名高速道路から小田原厚木道路を経由し、平塚ICを出れば都内からでも1時間ほどで到着でき、たくさんの車が停められる無料駐車場も完備されています。
湘南平は“夜景100選”にも選出されている通り、夜景の素晴らしさは別格。湘南平北側に広がる平塚市街地や江の島方面に続く海岸沿いの夜景が素晴らしく、湘南っ子なら一度はデートで訪れたことがある定番の夜景スポットとしても知られています。
オススメの時間帯は日の入り間際。夏場だと大体19時頃でしょうか。夕日を背にした富士山のシルエットや真っ赤に染まる海、遠く江の島や三浦半島までが一望できます。
3.菜の花台
丹沢大山国定公園内にある「菜の花台」は、国道246号線の名古木交差点からヤビツ峠方面に伸びる県道70号線を8kmほど進むと見えてくる広場です。小さめながら無料の駐車場もあるので車で簡単にアクセスできます(ただし山道を通るので初心者ドライバーは要注意)。駐車場や広場から秦野市や足柄平野の夜景を見おろすことができ、多くの若者が訪れる定番の夜景スポットで、最大の見どころは公園の奥にある展望台からの眺望。足下に広がる眩いばかりの夜景が観られます。
また、標高約570mの地点にある展望台なので平野部よりも少し涼しいのも嬉しい限り。夏の暑い夜には特にオススメのスポットです。
4.チェックメイトカントリークラブ側道
神奈川県松田町にある標高568mの松田山。その山頂付近にあるゴルフ場「チェックメイトカントリークラブ」の側道は足柄平野を見おろす夜景スポットとなっています。神奈川県民でも知る人ぞ知る穴場といった感じで、平日の夜などは混雑することもなく特にオススメ。眼下には美しいカーブを描く東名高速道路と国道255号線を走る車のテールランプが“動きのある夜景”を生み出しています。
なお駐車場は無いので夜景の観賞は車に乗りながら。天気が良い日は日の入り直後の夜景と富士山の共演が観られるので、日没前に到着するように行くと良いでしょう。
5.鳶尾山観光展望台(番外編)
これまでは“車で気軽に行ける”をテーマに紹介してきましたが、番外編として1つだけ、駐車場から徒歩が必要になる夜景スポットをご紹介します。
神奈川県厚木市棚沢にある「鳶尾山(とびおさん)観光展望台」は、ハイキングコースを数十分歩いた先にある展望スポット。苦労してたどり着いた先に約300度の大パノラマが広がっており、パッと開けた瞬間の感動はひとしおです。遠く江の島や横浜、東京都心までを見渡すことができ、広大な相模平野の夜景を一望できます。宝石箱をひっくり返したようなまばゆいばかりの光の多さ、見渡すことができる距離、広さとどれをとっても県内最高レベルです。
ハイキングは鳶尾団地の一角にある天覧台公園からスタート。道中には街灯などの明かりがほとんどないので懐中電灯などのライト持参は必須です。できれば陽があるうちに登りはじめて、展望台にて日が沈むのを待つと良いでしょう。
神奈川県の無料展望スポットの数々、いかがでしたでしょうか。神奈川県は平野部に高速道路が張り巡らされており、横浜エリアや県央、県西部への車移動が便利です。平日の夜などは道も展望スポットも空いているのでフラッとドライブに出かけてみてはいかがでしょうか。