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雨に濡れた景色が幻想的で美しい!梅雨の時期に登りたい関西の山4選


雨が降ったら登山は中止。安全を考えれば確かにそのような考え方もいいのですが、山には雨だからこそ見ることができる風景があります。大雨の中を登山するのはおすすめしませんが、しとしと降る雨なら、きちんと雨対策していれば問題ありません。

そこで今回は、雨の日にこそ登りたい、関西でおすすめの山を4つご紹介します。アクセスしづらい山もありますが、レンタカーを借りてでも登りたくなる山ばかりですので、ぜひ今年の梅雨時期に訪れてみてください。

梅雨の季節だからこそ見られる幻想的な風景があります

梅雨の季節だからこそ見られる幻想的な風景があります


世界遺産・大峯奥駈道を歩く「行者還岳」

行者還岳は奈良県にある標高1,546mの山で、登るにはあまりにも険しく、修験道の開祖とされている役行者でさえも1度は引き返したと伝承されている山でもあります。ただし険しいのは最初だけで、世界遺産になっている大峯奥駈道まで登れば、アップダウンが少なくなります。

登山口近くまで行く公共の交通機関がないのが難点ですが、弥山登山口に駐車場があるので車でのアクセスが可能。5月下旬頃からは、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)などさまざまな美しい花が、登山客を出迎えてくれます。

都道府県:奈良県
標高:1546m
ルート長(往復):約8.8km(弥山登山口-一ノ峠-行者還岳往復コース)
アクセス:弥山登山口駐車場からすぐ

世界遺産になっている大峯奥駈道を歩けます

世界遺産になっている大峯奥駈道を歩けます


大阪府の最高地点がある霊山「金剛山」

金剛山も役行者ゆかりの山で、役行者が最初に修行をつんだとされる山のひとつです。大阪からも奈良からも登ることができるため、関西でも人気の山のひとつですが、奈良側の登山道は険しいので、梅雨時期の登山は千早城跡のある大阪側がおすすめです。

ギンバイソウが咲く山としても知られており、ギンバイソウの開花は7月ですので、梅雨明け直前くらいがベストかもしれません。もっともギンバイソウ以外の花も美しいので、霊山の厳かさを感じられる小雨の日を狙って登りましょう。

都道府県:大阪府、奈良県
標高:1125m
ルート長:約6.6km(金剛登山口バス停-金剛山-金剛山ロープウェイ前バス停縦走コース)
アクセス:南海電鉄河内長野駅からバスで約28分、金剛山登山口バス停下車すぐ

ギンバイソウが咲く梅雨明け前がおすすめ

ギンバイソウが咲く梅雨明け前がおすすめ


愛宕神社への参道が登山道だから歩きやすい「愛宕山」

京都の愛宕山は山頂に全国にある愛宕神社の総本宮がある低山で、参道が登山道になっているため、多少の雨でも足元がしっかりしており、登りやすいのがおすすめの理由。聖域ということもあり、雨が降ると神聖な雰囲気に包まれます。

アクセスルートがいくつかありますが、雨が降った場合には清滝を拠点に表参道や月輪寺参道を通るルートが安全です。毎年のように遭難が発生している山でもあるため、登山アプリなどを活用し、必ず登山届を出してから入山しましょう。

都道府県:京都府
標高:924m
ルート長:約8.9km(清滝周回コース)
アクセス:JR東海道本線ほか京都駅からバスで約50分、清滝バス停下車すぐ

神聖な雰囲気に包まれる聖域

神聖な雰囲気に包まれる聖域


勝尾寺の紫陽花が見頃を迎える「最勝ヶ峰」

明治の箕面国定公園にある勝尾寺は紫陽花の名所としても知られており、最勝ヶ峰の登山道と組み合わせることで、この季節ならではの風景を楽しめます。途中に箕面大滝などの見どころもあり、それでいて登山道も整備されているので、迷うことなく山頂を目指せます。

標高が540mしかありませんが、アップダウンが多いルートになっているため、中級者以上でも満足度の高い登山になります。梅雨の合間の晴れた日なら、勝尾寺南山経由で戻るのもおすすめ。ただし、道に迷いやすいのできちんとルートを確認しながら下山しましょう。

都道府県:大阪府
標高:540m
ルート長:約15km(箕面駅周回コース)
アクセス:阪急電鉄箕面線箕面駅下車すぐ

アップダウンが多くて満足度の高い低山です

アップダウンが多くて満足度の高い低山です

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