図書館は、調べ物をしたい人や、読書を楽しみたい人にぴったりのスポットです。無料で入館できるので、気軽に足を運べるのもメリットのひとつですが、場にそぐわない格好をしていくと浮いてしまう可能性があるので注意が必要です。
今回は、図書館に行くときに適した服装選びのポイントと、図書館の服装マナーについて説明します。
図書館へ行くときに適した服装
図書館へ行くときの服装は、シンプルかつ動きやすいデザインをチョイスするのがおすすめです。
以下では、図書館に適した服装のコーディネート例を5つ紹介します。
■1. 長袖シャツ×Tシャツ
Tシャツに長袖シャツを羽織ったオーソドックスなスタイルです。図書館は空調がきいていることが多いので、季節を問わず過ごしやすいですが、本を保護するために日差しが入りにくい仕様になっています。
屋外はシャツ一枚で過ごせる暖かさでも、図書館に入ると涼しく感じることもありますので、体温調節しやすい長袖シャツを羽織っていくと便利です。色味は図書館の知的な雰囲気に合わせて、落ち着いたベーシックカラーを選ぶのがおすすめです。
■2. パーカー×ジーンズ
図書館で一日のんびり過ごすのが目的なら、パーカー×ジーンズのゆったりコーデにまとめてもよいでしょう。ただ、どちらもオーバーサイズだと図書館の雰囲気とミスマッチになるので、ジーンズはシルエットがきれいな細身のものを選ぶのがポイントです。
同じ理由で、ダメージジーンズは控えたほうが無難です。
■3. カーディガン×パンツ
カーディガン×パンツの組み合わせは、図書館デートの定番スタイルのひとつです。パンツはタイトなものではなく、比較的ゆったりしたシルエットのものをを選べば、長時間図書館で過ごしても疲れません。
カーディガンを一枚持っておけば体温調節に便利ですし、ワンポイントアクセントとしても活用できます。
女性ならワンピースやロングスカートを合わせてもOK。その場合は、書架の間で人とすれ違うときに気を遣わずに済むよう、裾が広がりすぎないものを選びましょう。
■4. ベレー帽×セットアップ
大人の雰囲気を出したいときは、ワントーンのセットアップコーデがおすすめ。差し色アイテムとしてベレー帽を取り入れると、メリハリのあるコーディネートになります。
ベレー帽は図書館の落ち着いた雰囲気にぴったりマッチしますし、本棚に体を寄せたときにツバが当たらないところも利点です。
■5.レインウェア×ナイロンボトムス
図書館は雨や雪など天気の悪い日でも楽しめるスポットですが、所蔵されている本は水濡れに弱いため、しっかり雨対策していくことが大切です。
撥水加工が施されたナイロン製のレインウェア×ボトムスなら、雨に濡れても、ハンカチやタオルでさっと吹くだけで水気を切ることができるので、本を濡らしてしまう心配はありません。
雨がひどい時は足元もレインブーツなどを履いていくとよいでしょう。
図書館へ行くときの服装マナー
図書館へ行くときのコーディネートを選ぶにあたって、押さえておきたい服装マナーを3つ紹介します。
■1. 楽に過ごせる服装を選ぶ
図書館では、ほとんどの時間を座って過ごすことになります。窮屈な格好をしていくとゆったりくつろぐことができませんので、なるべく楽に過ごせる服装を選ぶことが大切です。
楽とはいえ部屋着のようなスタイルにならないように注意しましょう。
■2. 音が出るファッションは避ける
図書館は静かに過ごす場所ですので、動くたびに音が出るようなファッションは控えましょう。たとえば、ナイロン製のウインドブレーカーなどは、生地がこすれるとシャカシャカと音が鳴るので、図書館に着ていくのはなるべく避けたほうが無難です。
また、動くたびにジャラジャラと音が鳴るネックレスやブレスレットの着用にも注意しましょう。
■3. 派手、ラフすぎる服装は控える
図書館にドレスコードはありませんが、派手な色遣いのデザインや、ラフすぎる格好は周囲から浮いてしまいます。努めて地味にまとめる必要はありませんが、なるべく図書館の雰囲気を壊さないコーディネートを意識しましょう。
■4.ツバのある帽子はなるべく避ける
ツバのある帽子を被っていくと、上の方にある本を手に取る際、ツバが本棚にぶつかってしまう可能性があります。
ツバを横、または後ろにずらせば問題ありませんが、いちいち被り直すのが面倒なら、ベースボールキャップのようなつばが大きく張りだしている帽子は控えた方が無難です。
同じつばのある帽子でも、キャスケットなどつばの長さが短い帽子ならOKです。
図書館に行くときの服装は楽に過ごせて節度あるものが最適
図書館で長く過ごすときは、長時間座り続けても体に負担がかからないよう、なるべく楽な格好にまとめるのがポイントです。
たとえばオーソドックスな長袖シャツ×Tシャツスタイルやパーカー×ジーンズなど、リラックスして過ごせるアイテムを選ぶのがおすすめです。
デザインは派手な色柄やダメージアイテムを避け、知的で落ち着いた雰囲気のコーディネートになるよう意識しましょう。
また、図書館は静かに過ごすところですので、必要以上に音の鳴るアイテムも避けたほうが無難です。