いよいよ、冬の到来を体感することも増えてくる時期ですね。冬のスポーツといえば「スキー」や「スノーボード」などが思い浮かびますよね。ゲレンデの多い地域の積雪情報や長期予報、雪質などをチェックしてワクワクしながら準備を始めている方もいらっしゃるのでは?一方で、寒い冬にスポーツなんて、となかなか乗り気になれない人もいるのではないでしょうか?今回は冬のスポーツについて少し調べてみました。まだ始めていない人も、もちろん、始めている人もいつもと違う遊びをぜひ今年は楽しんでみてはいかがでしょうか。
日本は、実はメッカなんです
2000年頃から、オーストラリアから北海道へ向かう外国人旅行客が増えました。目的は、良質なパウダースノー。北海道でも特にニセコは滞在環境も欧風の雰囲気があったり、高級ホテルやコンドミニアムなどが次々と開業し、リゾート地になりました。クチコミでこういった情報は広まって、スキーの本場であるヨーロッパからもたくさんの人が訪れるように。次第に国内のリゾート地にも波及して、新潟県の妙高や群馬県のみなかみなども広く知られるようになりました。日本のゲレンデは、その多くが豪雪地帯にあり、1晩で1m近く降り積もることも。いつでも新雪に近い状態を楽しむことができ、また、ニセコの湿度がちょうど良い雪の状態を作るのに一役買ってくれているそう。海外では広大なエリアがゲレンデとなっている場合も多く、大陸型の気候でサラサラな雪であることがほとんどだそう。その違いがまた楽しさを広げているそうです。
やっぱりファッションも楽しい「スノーボード」
今では冬のスポーツの定番となっているスノーボード。ISF(国際スノーボード連盟)がヨーロッパやアメリカ、日本などの参加で1989年に発足※。1998年に開催された長野オリンピックでスノーボードが冬季オリンピックの種目として正式採用となりました。近年ではメダルを取る日本人も出てきていて、応援も熱くなりますよね。そしてやっぱり、おしゃれなイメージがありますよね。大きめのシルエットは、実は、動きやすさを追求したもの。バランスを取るために腕を振ったり、技を繰り出すために屈んだりと、意外にも、瞬間的に激しい動きも多いスポーツです。最近のウエアのトレンドは、気候などに合わせて重ね着できる「レイヤリングスタイル」や雪の侵入を気にしない「つなぎタイプ」が人気だそうです。
※現在はISFにかわりWSF(世界スノーボード連盟)が発足し、日本スノーボード協会が加盟しています。
じわじわ人気復活の「スキー」
1990年代の初め頃が最もスキー人口が多かったようですが、一時は落ち込んでいた人気も、最近また少しずつ増えてきているそうです。子供時代に連れて行ってもらった世代が親となって、また…というパターンが多いそうです。スキーは初心者でも割と滑ることを楽しめるので、トライしやすいのではないでしょうか。また、ウエアもスノーボードと兼用できるような、少し大きめのシルエットがトレンドになっています。さらに、板の進化で、回転や様々な技を試せるようにもなってきているそうです。
試してみたいスポーツとは?
ゲレンデのキッズエリアで見かけるのが「そり」ですが、「エアボード」というものを知っていますか?膨らませたゴム製ボードにうつ伏せになって滑り降りるものです。地面が近いことで、スピードがあまり出ていなくても、かなりスリリングな体感!スイスが発祥ですが、今ではヨーロッパですっかり定着していて、世界大会も行われる規模になっています。
他にも「デュアルボード」「デュアルスノーボード」といわれる冬スポーツも近年注目を集めています。スノーシューに似た、それぞれの足に小さな板を履いて滑ります。スノーボードを持っている人などは、ビンディングやブーツを流用することができます。両足が自由なため、ゲレンデ内の移動は楽ですが、逆に内腿の筋肉などを使うので慣れるまでは難しく感じることも。
どちらのスポーツも、道具はコンパクトで収納や持ち運びにも適しています。日本ではまだ新しいスポーツなので、使用可能となっているゲレンデも限られてはいますが、年々、遊べる場所が広がっているようです。レンタルも可能なスキー場も増えてきており、教室や体験ツアーなどの企画も開催されていますので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
冬はまだまだこれから。目一杯、季節を楽しんじゃいましょう♪