東北地方の紅葉は早いところで9月下旬から色づき始めますが、場所によっては11月下旬ごろまで楽しむことができます。東北地方の紅葉名所といえば、青森の八甲田・秋田の八幡平・山形の銀山温泉などがありますが、今回はtenki.jp×YAMAP編集部で厳選した東北地方のおすすめ紅葉登山コース5選を紹介します。
安達太良山
安達太良山(あだたらやま)は、福島県にある活火山で、火山帯に属し、磐梯朝日国立公園の南端に位置します。荒涼とした火山景観と高山植物が美しく、キジなどの野鳥も多く生息しています。全体的に緩やかで初心者でも比較的登りやすいといえますが、天気が変わりやすく、特に稜線付近は樹木がほとんど無いため、突風や雷には十分注意する必要があります。
今回紹介する登山コースは「奥岳登山口-薬師岳-安達太良山 周回コース」
奥岳登山口を出発し、薬師岳を経て安達太良山を目指すこのコースは、山頂まで2時間40分ほどのコースとなっています。
登山所要時間:約5時間半
距離:10.7km
上り:802m
下り:801m
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栗駒山
栗駒山は、秋田・岩手・宮城の3県にまたがり秋田側では「大日岳」、岩手側では「須川岳」とも呼ばれています。全国でもっとも紅葉が美しい山のひとつと言われる栗駒山には全部で9本の登山コースがあり、よく利用されるのは岩手県側の須川高原温泉からの須川コースと、宮城県側のいわかがみ平からの東栗駒コース、中央コースで、いずれも2時間ほどで山頂に立つことができます。
今回紹介する登山コースは「栗駒山 往復コース」で、往復4時間ほどのコースです。
登山所要時間:約4時間
距離:8.2km
上り:569m
下り:569m
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※画像はやまっちさんのYAMAP活動日記より
磐梯山
磐梯山は、猪苗代湖の北にそびえる活火山(成層火山)で、会津富士、会津磐梯山とも呼ばれ福島県のシンボル的存在となっています。磐梯山の南側では富士山型の美しい姿をとどめている一方で、北側は裏磐梯と呼び、山体崩壊の跡の荒々しい姿を見せています。
数ある登山コースのなかから今回は「八方台往復コース」をご紹介。
磐梯山ゴールドラインにある八方台を起点に、弘法清水を経由して磐梯山頂上を往復するコースです。
登山所要時間:約4時間半
距離:7.1km
上り:720m
下り:720m
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八甲田山
青森県青森市と十和田市などにまたがる八甲田山は、ひとつの山ではなく、18の峰々で構成される一つの大きな山体の総称で、高層湿原に咲く花々から秋のブナや湿原の紅葉、冬の樹氷まで、四季を通じて楽しめる山となっています。
数ある登山コースのなかから今回は「八甲田大岳〜毛無岱 周回コース」をご紹介。
酸ヶ湯温泉駐車場東端の鳥居を登山口とするこのルートは、往復9km、約4時間半~5時間ほどの初級者にもおすすめのコースとなっています。
登山所要時間:約4時間45分
距離:9.0km
上り:747m
下り:747m
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三ッ石山
三ッ石山(みついしさん)は、岩手県八幡平市と雫石町の境に位置する標高1466mの山で、どの方向から見ても3つに見えることから山名の由来となった巨岩がそそり立つ山頂周辺は広葉樹に覆われており、秋には東北随一とも称される鮮やかさの紅葉で山肌が真紅に染め上げられる様は圧巻です。
数ある登山コースのなかから今回は「三ツ石山登山口-三ッ石山 往復コース」をご紹介。
登山口からシンプルに山頂を目指すこのコースでは、2時間40分ほどで登頂できます。
登山所要時間:約4時間半
距離:9.2km
上り:641m
下り:641m
日本全国の紅葉巡りに出かけよう
いかがでしょうか?東北地方には、本記事では紹介しきれない数多くの紅葉スポットが存在しています。紅葉巡りの際には、tenki.jp紅葉見頃情報や、YAMAP「リアルタイム紅葉モニター」をチェックするのもおすすめです。