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紫外線対策は服を選ぶときに工夫を!日焼け防止コーデも紹介


夏場は一年の中でも特に紫外線が強くなる時期と言われています。紫外線を浴びると体にさまざまな症状が発生しやすくなるため、日差しが強い日はしっかり紫外線対策を行いましょう。

今回は、紫外線が肌に与えるダメージや、紫外線対策に効果的な服の色と素材、紫外線対策におすすめのコーディネートについて解説します。


紫外線が肌に与えるダメージについて紹介

これまでの研究により、紫外線を浴びすぎると、人の身体に悪影響を及ぼすことが確認されています。紫外線は全身の皮膚から吸収されるので、紫外線によるダメージを防ぎたいのなら、顔だけでなく全身の紫外線対策を行う必要があります。
今回は紫外線がもたらす影響のうち、肌に関するものをまとめました。

■急性傷害(日焼け)
紫外線を浴びると、皮膚に炎症が発生します。[注1]
紫外線による炎症は、皮膚が赤くなって痛みを伴う「サンバーン」と、その後に皮膚が黒くなる「サンタン」の2種類に分かれます。サンバーンは紫外線を浴びてから8~24時間でピークを迎え、2~3日経過すると症状は収まりますが、場合によっては水ぶくれになることもあります。
サンタンは紫外線を浴びてから数日後に発生し、数週間~数ヶ月にわたって症状が続きます。

■シミ、シワ
長期にわたって紫外線を浴び続けると、肌へのダメージが蓄積し、シミやシワが残るようになります。[注1]
これらの症状は「光老化」と呼ばれ、加齢による老化と合わせて、徐々にシミ、シワともに大きく、深くなっていきます。

■良性腫瘍
紫外線を大量に浴び続けると、脂漏性角化症と呼ばれる良性の腫瘍ができることがあります。[注1]
腫瘍は5mm~10cmほどの大きさの円形または楕円形をしています。[注2]
がん化することはなく、痛みやかゆみがない場合は自然治癒を待つのが一般的ですが、症状がつらい場合は外科手術で切除することもできます。

■前がん症・皮膚がん
遺伝子に傷が付いた異常な細胞のうち、上皮内に留まっているものを「上皮内新生物」といいます。[注3]
前がん症はそのひとつで、日光角化症と有棘細胞がんの2つに区分されます。日光角化症は初期には毛細血管の増加が主体ですが、しばらくすると皮膚に斑状の赤または褐色を帯びるようになります。
この時点で早期治療すれば大事に至りませんが、悪化すると表皮にある有棘層の細胞が悪性化してできる「有棘細胞がん」に発展するおそれがあります。[注4]
有棘細胞がんは皮膚がんの一種で、腫瘍が大きくなったり、遠隔転移を起こしたりした場合は命に関わることもあります。


紫外線対策に効果的な服の色や素材を紹介

紫外線の肌へのダメージは、服の色や素材の選び方によって大きく左右されます。ここでは、紫外線対策に効果的な服の色と、素材をまとめました。

■紫外線対策に効果的な服の色
紫外線は色調の濃い服の方が紫外線透過率が低くなると言われています。[注1]
具体的には、黒やネイビー、ダークグレーなどの服を選ぶと、肌を紫外線から守りやすくなります。ただ、色が濃いほど熱の吸収率は高くなる傾向にあるので、濃い色の服を着るときは、あわせて暑さ対策を行うようにしましょう。

■紫外線対策に効果的な服の素材
ウールやポリエステルには紫外線をカットする効果が期待できると言われています。
ただ、保温性の高いウールは暑い日には不向きなので、気温が上がりやすい夏場は通気性の良いポリエステルの衣類を着用するのがおすすめです。あわせてUVカット加工を施した衣類を着用すると、より高い紫外線カット効果を期待できます。


紫外線対策におすすめのコーディネートのコツ

紫外線対策に適したコーディネートを選ぶ際に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

■1. UVカット機能付きの衣類を取り入れる
UVカット効果のあるポリエステルなどの素材を使った衣類や、表面にUVカット加工を施した衣類をコーディネートに取り入れると、紫外線を効率的に防げます。特に薄手のライトアウターを一着持っておくと、紫外線対策になる上、エアコンによる冷えなども予防できて一石二鳥です。

■2. ワンサイズ大きめの服を着る
紫外線透過率の低い黒やネイビー、グレーなどの衣類を着るときは、通気性を良くするためにワンサイズ大きめの服を選ぶのがおすすめです。ポリエステルのほか、リネンなど吸湿速乾性に長けた素材なら、紫外線対策と暑さ対策を両立できます。

■3. ストールを活用する
デコルテやうなじは紫外線にさらされやすい部位ですが、気温が高い日にハイネックやタートルネックの服を着ると暑さに悩まされやすくなります。そんなときは、通気性の良い素材で作られたストールを活用しましょう。
ストールを肩にかけるか、緩めに巻き付けておけば、デコルテやうなじをすっぽり覆うことができます。通気性の良い素材なら首に巻いていても暑さを感じにくく、むしろ直射日光を避けられるのでじりじりした熱を低減できます。


紫外線が強い日は衣類で日焼け対策を行おう

紫外線を浴びると、サンバーンやサンタンなどの日焼けが発生する原因となります。
急性傷害なら短期間で収まりますが、長期間かつ大量に浴び続けると、シミやシワ、良性腫瘍、皮膚がんなど、さまざまな症状につながるおそれがあります。紫外線が強い日は、紫外線透過率の低い濃い色調の服を着る、紫外線カット効果のあるポリエステル製の服を取り入れるなど、万全の日焼け対策を行いましょう。

紫外線対策が必要かどうかチェックしたいときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「服装指数」を確認するのがおすすめです。「やや強い」レベルからは紫外線対策が必要なので、毎日紫外線指数をチェックし、必要に応じて衣類の選び方を調整しましょう。

[注1]環境省:紫外線環境保健マニュアル2020
[注2]MSDマニュアル:脂漏性角化症
[注3]がん情報サービス:がんという病気について
[注4]がん情報サービス:有棘細胞がん

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