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春服に使われる素材の種類は?メリット・デメリットも解説


四季のある日本では、それぞれの季節に合わせた素材を使って衣類が作られます。春服にも、春という季節に合った素材が用いられますが、複数の種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
そこで今回は、春服に使われる素材の種類と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。


春服に使われる素材の種類

春は夏に向けて徐々に気温が上がっていく時期ですので、日によっては汗ばむ陽気になることもあります。一方で、日が落ちる夕方以降はまだまだ肌寒さを感じることもあるため、日中にかいた汗はすばやく乾かしておく必要があります。
こうした春の特徴を踏まえ、春服によく使われる素材の種類を3つご紹介します。
■1. コットン
植物の木綿の種から採取されるコットン(綿)は、繊維の先端が丸みを帯びているため、肌触りがふんわりと柔らかいところが特徴です。直接素肌に触れてもチクチクとした刺激を感じにくいので、もともと敏感肌の方はもちろん、季節の変わり目で肌が敏感になっている方も、快適に着用することができます。また、コットンは通気性・吸水性にも長けているので、インナーにも多用されます。
■2. リネン
亜麻科の植物「フラックス」から採取される天然の繊維で、全部で20種類あるといわれる麻の一種です。コットンと同じく、通気性や吸水性に優れているほか、汚れに強く、かつ耐久性も高いため、長持ちしやすい素材といわれています。肌触りもさらっとしていて心地良く、夏の衣類にも好んで用いられます。
■3. レーヨン
木材パルプから採取する天然の植物原料を薬品で加工して作った再生繊維です。もとはシルクの代用品として開発されただけあって、さらさらと肌触りが良く、上品な光沢も備わっています。シルクに比べると値段も安価なので、気軽に手に入れやすいところも人気の秘密です。


春服に使われる素材のメリット

春服に多用されるコットンやリネン、レーヨンには、以下のようなメリットがあります。
■1. 吸水性や通気性に優れている
春服に使われる素材は吸水性や通気性に優れているため、汗をかいてもすぐに吸収・速乾し、蒸れを防いでくれます。汗を放置していると、蒸発するときに体温まで奪われて汗冷えの原因になるほか、体臭や汗ジミのもとにもなりますので、春服を着ていれば体のトラブルや衣類の品質低下を防ぐことができます。
■2. 肌に刺激を感じにくい
春服に用いられる素材は、どれも肌触りが良く、皮膚に余計な刺激を与えません。春は朝晩の寒暖差や、気圧の変動などによって肌が敏感になりやすい時期といわれていますが、春服に使われる素材なら、素肌に直接触れても負担をかけずに済むので、肌トラブルの予防にも役立ちます。
■3. 耐久性が高い
コットンは比較的水に強く、洗濯しても縮みにくいので、家庭でもお手入れしやすいところが特徴です。リネンに至っては、水を含むと強度が増すという特別な性質を持っているため、天気が変わりやすい春でも着回しやすい素材です。なお、レーヨンは水に弱く、デリケートな素材なので、お出かけの際はその日の天気をチェックしていくとよいでしょう。
■4. 軽くて動きやすい
コットンやリネン、レーヨンはいずれも軽量なので、長時間着用していても疲れにくく、軽快に動くことができます。見た目も爽やかで、いかにも春らしい雰囲気を醸し出しているので、季節感のあるファッションにまとめられます。


春服に使われる素材のデメリット

春服に使われる素材にはさまざまなメリットがある一方、いくつか注意しなければならない点があります。
■1. シワになりやすい
コットンやリネン、レーヨンといった植物由来の繊維は、折れやシワが残りやすい傾向にあります。特に、洗濯後はすぐにシワを伸ばして干さないと、乾いたときにくしゃくしゃになってしまので要注意です。
■2. リネンは色落ちに注意
リネン生地の表面にはペクチンと呼ばれる成分がコーティングされており、汚れの付着を防いでくれます。ただ、汚れだけでなく染料も付着しにくいため、他の衣類との間に摩擦が生じると、簡単に色落ちしてしまうおそれがあります。
リネンの春服そのものが色あせてしまうのはもちろん、他の衣料に色移りしてしまう可能性もありますので、色の濃いリネンの服を洗濯するときは、なるべく単体で洗った方がよいでしょう。
■3. コットンは毛羽立ちしやすい
コットン素材もリネン同様、摩擦に弱く、洗濯を繰り返すと表面が毛羽立ちやすくなります。摩擦を完全に防ぐのは困難ですが、洗濯のときは洗濯ネットに入れてソフトコースで洗うなどの工夫を採り入れれば、毛羽立ちのリスクを軽減できます。


春服を着るときは素材の特徴をよく知っておこう

春服には、通気性や吸水性が高く、しかも軽くて動きやすいコットンやリネン、レーヨンなどの素材が多用されています。春の暖かな陽気で汗ばんでも、生地が水分を吸い取って蒸れを防いでくれるので、一日中快適に過ごせるのがうれしいポイントです。
ただ、素材によってはシワや色落ち、毛羽立ちなどのトラブルが起こりますので、それぞれの素材の特徴をよく理解し、正しい方法で着用・お手入れすることが大切です。特に水に弱いレーヨンの服を着るときは、事前にお天気をチェックし、雨に降られる心配はないかどうか確認しておくとよいでしょう。
天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の天気や予想気温に合わせて最適なコーディネートを提案する「服装指数」をWEBで公開しています。エリアごと、時間帯ごとに適したコーディネート例を確認できますので、春服でお出かけの際はぜひ参考にしてください。

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