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あなたの街から見えるかもしれない『きぼう』。『ISS』って何?


今日、9月12日は「宇宙の日」です。空を見上げてみれば、宇宙が広がっています。日常の中で、宇宙に想いを馳せる機会はそう多くはないように思います。今日は、知っているようで、実はよく知らない『ISS』についてちょっと学んでみませんか?宇宙が少し身近に感じるかもしれませんよ。


『ISS』って何?

ISSとは英語でInternational Space Stationの略で、「国際宇宙ステーション」のことを指します。日本をはじめ、アメリカ、カナダ、欧州(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)、ロシアの15ヶ国が計画・参加しています。宇宙での活動拠点であるとともに、様々な研究がなされています。1998年から建設が始まり、2011年に完成。2000年11月からは有人の施設として運用されています。サッカー場ほどの施設には、重力等の影響を大きく受けずに実験や研究を行える施設や、船外での作業ができるロボットアームなどを備えていて、最大で7名の宇宙飛行士が生活できるようになっています。各国のシャトルやロケットなどで、物資や機材、人材などを輸送しています。ISSでの船外活動も2021年9月9日には1500時間を超えました。人類だけでなく、地球にとってもより良い環境や発展の知恵と願いを叶える基点となる施設かもしれませんね。


『きぼう』は未来への希望

『きぼう』はISSにある、日本の実験棟です。『きぼう』では、医療や科学、天文学や物理科学などの学術分野の研究だけでなく、産業技術などの分野の研究や実験なども行われています。例えば、ヒトの健康長寿を願う研究もそのひとつ。重力環境の違いに着目した骨粗鬆症などの骨や筋肉の衰えの予防や改善を研究していたり、タンパク質の詳細な構造がわかることによって医薬品の研究開発に役立てたりと、宇宙で得た知恵が身近なところですでに活用されているかもしれません。また
『きぼう』からの地球観測は、これからの環境変動や広域災害の予測や監視にも活かされていきます。他にも、微小重力の環境を活かした、対流や浮き沈みのないことで得られる実験のデータなど、民間事業の新しい技術革新などを生み出し、日本のものづくりへ貢献しています。『きぼう』では、JAXAと民間が協力して、実験・実証をサポートしたり、小型衛星の放出など、様々な利用を提供しています。遠いところだと思っていたら、実は、身近なところで関わる機会がこれからどんどんと増えていくかもしれませんね。


月に立つ日本人はあなたかも?

2000年から始まった宇宙における滞在。今は、6名体制のチームで運用されています。宇宙での滞在期間はおよそ6ヶ月。日本人の『長期滞在クルー』と呼ばれる現役の宇宙飛行士は、6月にISSから帰国したばかりの野口聡一さんを含めて、7名います。宇宙飛行士になるには、およそ2年間の知識や技能を習得する基礎訓練が必要です。その後、ISS認定宇宙飛行士に選ばれ、宇宙で滞在するのに必要な技術や体力の維持・向上を目的とした訓練が続きます。その後に搭乗任命がくだります。その搭乗も搭乗ごとにミッションが設定されていて、ミッション固有の訓練をさらに要します。任命されてからおよそ2年ほどの期間、この訓練をこなして、晴れて実際の宇宙へのフライトになります。
現在、「アルテミス計画」と呼ばれる月面探査プログラムが計画されています。これは、2024年までに月面に人類を送り、月面拠点を建設し、持続的に月での活動を目指すものです。日本を含めた8カ国が合意、準備を進めています。秋頃に、新たな宇宙飛行士が募集される予定だそうです。このアルテミス計画に起用され、月に立つ初めての日本人は、もしかするとあなたかもしれませんね。


『きぼう』を見たい!

きぼうのあるISSは、いくつかのある条件が揃うと、見上げた空に肉眼で見ることができるそうです。どんな条件なのか、とても気になりますよね。その前に、少し知識を得ておきましょう。ISSの軌道はいつも同じ軌道を回っていますが、地球が自転しているために、ISSが通過する位置が変わります。また、ISSは月などと同じで、太陽の光を反射することで明るく輝きます。昼に月が見えにくいように、地上が昼間であるとISSの輝きを見つけることは困難になります。きぼうのあるISSを見るためには、『ISSが通過する場所』であること、そしてISSを見つけやすい『地上が夜で、ISSには太陽光が当たること』が条件です。
ISSは「きぼう予報」で、次のISSが通過するタイミングを予想してくれていますので、まずはチェックしてみましょう。
きぼう予報はこちら
また、ISSは地上400km上空の軌道にあります。このため、日の出前や日没後の2時間程度は太陽の光が当たっているので、きぼうを見ることができます。
軌道、時間、そして天候と必要な条件はありますが、チャンスはたくさんあります。ぜひ、空を見上げて、日本の『きぼう』を見つけてみてくださいね。

参考
JAXA( Japan Aerospace Exploration Agency)/ISS

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