東日本大震災(3.11)から12年が経ちます。東日本大震災を知らない世代が増加しているなか、あの時の教訓を忘れないためにも、この先の未来を担う子供たちと、親子で一緒に考える防災について紹介します。
東日本大震災から12年 3.11を知らない世代が増加
東日本大震災(3.11)から12年が経ちます。
12年前の災害となると、今の子供たちの中には東日本大震災を知らない世代も増えてきているのが現状です。あの時の教訓を、絶対に忘れてはいけませんし、この先の未来を担う子供たちにも伝えていけなければなりません。
東日本大震災について振り返ると、2011年3月11日午後2時46分、東北地方の太平洋沖を震源としたマグニチュード9.0の超巨大地震が発生しました。
この地震は「東北地方太平洋沖地震」と命名され、日本で近代的な地震観測が始まってから最大規模の地震となりました。この地震によってもたらされた災害のことを「東日本大震災」と呼んでいます。
世界規模でみても、1960年のチリ地震や2004年のインドネシア・スマトラ島沖地震等に次ぐ、1900年以降、4番目の巨大地震となりました。
東日本大震災の被害の多くが津波によるもので、福島県相馬で9.3m以上の津波が観測されたほか、宮城県女川漁港で14.8mの津波痕跡も確認されるなど、東北の太平洋沿岸部を未曽有の大津波が襲いました。この大津波で2万人以上の尊い命が失われました。
津波の体験をするのはなかなか難しいですが、「防災教育」の一環として、地震などの災害を実体験できる施設が全国にいくつかあります。子供と一緒に楽しみながら、学ぶことのできる災害体験施設に行ってみるのは、未来ある子供達に「防災」を考えてもらう方法の1つです。
防災食レシピを作ってみよう
毎日、当たり前のように使っている電気やガス、水道などが使えなくなったらどんな生活になるでしょうか?
たとえライフラインがストップしたとしても、命をつなぐために食事をとることは欠かせません。
今回は簡単で美味しい防災食レシピとして、「さば缶で作る冷や汁」を紹介します。
【材料】
・さば缶 1缶
・味噌 大さじ1/2
・水 300cc
・乾燥わかめ ひとつまみ
・すりごま 大さじ1/2
作り方は材料をすべて混ぜるだけというとても簡単なレシピですので、小さなお子さんとでも一緒に作ることが可能です。
ぜひ平時に一度実践してみてはいかがでしょうか。
動画解説:石榑 亜紀子