食欲の秋、スポーツの秋とならんで謳歌したいのが「芸術の秋」ですが、お子さんがいるご家庭では、本格的な美術館は「まだ早いかな?」と、ためらう親御さんも多いと思います。でも意外と、大人とは違った視点で、子どもなりに楽しめることも多いですよね。
ぜひこの秋は、子どもと一緒に本物のアートを観賞しに行きましょう! 今回は、西日本のオススメ美術館4つをご紹介します。
鳥取砂丘 砂の美術館/鳥取県鳥取市
「砂の美術館」はその名のとおり、鳥取砂丘の砂でできた彫刻「砂像」を展示する、世界でただひとつの美術館です。同館では、世界の名だたる砂像彫刻家が、その年のテーマに沿った作品を彫り上げます。何しろ砂でできているので、今にも壊れてしまいそうな繊細さと、一方でアーティストたちのほとばしる意欲を感じるスケールの大きな作品ばかり。そしてなんと、展示期間が終わると作品は壊されてしまい、砂にかえってしまうです。なんてもったいない! しかし、その儚さ(はかなさ)がまた一層、作品に魅力を与えるのかもしれませんね。ぜひ一度足を運んでみてください。
鳥取砂丘 砂の美術館
■所在地 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
■アクセス 【電車】JR「鳥取」駅よりバスにて「砂の美術館前」停下車
【車】鳥取自動車道「鳥取IC」より約20分
■天候など諸事情によって営業時間・定休日・イベント内容等の諸条件が変わることがありますので、詳しくは鳥取砂丘 砂の美術館オフィシャルサイトをご確認ください
ルーブル彫刻美術館/三重県津市
パリのルーブル美術館所蔵の芸術作品から型を取って作られた、約1300点の世界唯一のレプリカが展示されています。もちろん、本家ルーブル美術館公認です。ルーブル彫刻美術館 初代館長の竹川勇次郎氏が何度も渡仏し、根気よく交渉を続けた結果、この試みが実現したとか。作品はすべて細部まで忠実に再現され、傷ひとつまで本物と同じところにあるのだそう!
パリに行かずして、しかも本物ではかなわぬ超至近距離で作品を観賞できますよ♪ 世界の有名芸術作品を三重でじっくり観賞しましょう。
ルーブル彫刻美術館
■所在地 三重県津市白山町佐田1957
■アクセス 【電車】近鉄「榊原温泉口」駅より徒歩5分
【車】伊勢自動車道「久居IC」より約20分
■天候など諸事情によって営業時間・定休日・イベント内容等の諸条件が変わることがありますので、詳しくはルーブル彫刻美術館オフィシャルサイトをご確認ください
MIHO MUSEUM/滋賀県甲賀市
MIHO MUSEUMの、大自然と建築物、美術品が見事に調和した設計は、パリのルーヴル美術館のランドマーク「ガラスのピラミッド」を手がけた建築家I.M.ペイ氏によるもの。
館内には40年以上にわたって収集された茶道具、仏教美術、陶磁器など多彩な日本美術や世界中の古代美術品約3000点が所蔵され、常時約250~500点が公開されています。特筆すべきは本格的なワークショッププログラム。今後はモザイク画や古代アッシリアのレリーフ、和紙を使った古代フレスコ画などの制作が予定されていますよ。
本物の芸術に触れた感動を、創作という形で表現してはいかが?
MIHO MUSEUM
■所在地 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
■アクセス 【電車】JR「石山」駅南口よりバスにて「MIHO MUSEUM」停下車
【車】新名神高速道路「信楽IC」より約15分
■天候など諸事情によって営業時間・定休日・イベント内容等の諸条件が変わることがありますので、詳しくはMIHO MUSEUMオフィシャルサイトをご確認ください
福岡アジア美術館/福岡県福岡市
福岡アジア美術館は、世界で唯一アジア近現代美術に特化して収集・展示し、アジアのアーティストを招いた企画展などを精力的に開催。アジアの「今」を感じられる美術館です。
さらに、東インド古典舞踊やタイ伝統楽器演奏、落語家の独演会など、「美術」の枠にとらわれない、アジア文化のパフォーマンスもユニーク! 11月26日まで開催中の開館20周年特別展「アジア美術、100年の旅」では、アジアならではの民俗芸術や大衆芸術、重要な近現代美術作品約300点を公開。アジアの一員だからこそグッとくる作品に出会えるかもしれませんね!
福岡アジア美術館
■所在地 福岡県福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル7・8階
■アクセス 【電車】市営地下鉄「中洲川端」駅よりすぐ
【車】都市高速「千代ランプ」より約7分
■天候など諸事情によって営業時間・定休日・イベント内容等の諸条件が変わることがありますので、詳しくは福岡アジア美術館オフィシャルサイトをご確認ください