本日9/1は防災の日
防災の日制定のきっかけは、阪神・淡路大震災前までは、戦後最大の自然災害といわれ大きな被害を記録した1959年9月26日伊勢湾台風といわれています。翌年1960年に、万一の地震や台風、洪水、土砂災害等にむけて、国民の防災の備えと意識を高める目的で設定されました。日付は1923(大正12)年9月1日に発生した大地震、関東大震災に由来しています。1982(昭和57)年以降は、9月1日の防災の日を含めた1週間(8月30日~9月5日)が防災週間ときめられ、秋の台風などの季節の災害に備え、家族や仲間が確認しあえるよう活動を推奨しています。
良い機会ですから、備品や家族の意識について確認し、ご自身や我が家の防災術について工夫しておきしょう。
ライフラインがとまった時の場合に備えよう
●水
意外と少なく見積もりがちなのが水です。生命線ともいえる水ですが、飲食、生活水で1日一人3リットルが目安、1週間は備蓄しておきたいものです。そうなると一人21リットルのストックが必要です。置くスペースもそれなりですので、分散して部屋の隅におくなど工夫しましょう。ストック場所、保管期限も確認しましょう。ウォーターサーバーの設置で、ローリングストック(サイクルストック)するのもよいですね。
●備蓄食
インスタントラーメンやレトルトを少し多めに備蓄し、ローリングストック(サイクルストック)するのがおすすめ。少しずつ使いながら買い足していく、そんなイメージだと、賞味期限切れとならず家族の口にもなじみのあるお好みのものがストックできますね。
●チョコや飴
食事だけでなく、のど飴やチョコレートも常備しておくと、いざというとき元気がでて役位立ちます。
●電気・ガス
水以外の電気やガスが止まった時の備えとして、電池、スマホなどの充電器、ガスボンベを最低でも1週間分を目安に備えましょう。
●トイレ
防災の日を機会に、簡易トイレの使い方も確認しておきましょう。
下水の配管が損傷している可能性があるため、トイレの使用を控える必要がでてくることもあります。その場合、損傷している配管からは逆流のリスクに備え安全が確認できるまでは水洗で流すことができません。
デマに惑わされないよう、正しい災害情報の入手経路をおさえておこう
常にどこのサイトやアプリで正しい最新の災害情報、防災情報、避難情報がえられるか確認しておきましょう。人々が不安になりやすい災害時は、デマも流れやすいもの。混乱や不安などによる二次被害にあわないよう、各々が気をつけましょう。
気象庁や各自治体が作成しているアプリをダウンロードしておきましょう。
地域のコミュニティーFMなどラジオをも重要な情報源ですので確認しておきましょう。
安否などを確認するための連絡手段もいくつか手順を確認しておきましょう。
NTTが提供する伝言のサービスは以下の通りです。
災害版伝言ダイヤル171は、災害時にもスマホから電話をかけることができます。
災害用伝言版WEB171(https://www.web171.jp)は、ホームページ上で電話番号で簡単に伝言版を登録することができますので、体験版で練習しておくといざというとき役立ちますね。
もし避難することになった場合を想定し準備しよう
各自治体のハザードマップなどに応じて、危険度の高い区域にいる方は早めに避難しましょう。
住居先、就学先、勤務先のハザードマップをチェックしておきましょう。
避難場所へは両手をふさがないようリュックで移動します。何泊かする可能性があるため、荷物は、ジップロックなどでぬれないよう小分けしておきましょう。
浸水などの恐れがある場合は、家電をぬれない2階などに移動しブレーカー落としましょう。
地下にいる場合は、いち早く地上にでましょう。
避難用のリュックは、防災週間の間に中身を確認しておきましょう。避難先の情報についても、ご家族で確認しておきましょう。
日本気象協会が推進する「トクする!防災」では、イラスト満載のページでわかりやすく、かわいいヒナンドリが防災情報・避難情報を教えてくれます。ぜひご活用ください
https://tokusuru-bosai.jp/index.html
参考:家族を守る! 現場に学ぶ防災術 (NHKまる得マガジン) ムック
防災週間に、わが家の、ご自身の防災習慣について見直してみましょう。