東京2020開催まで1年を切りました。東京の魅力を世界中に発信する機会にもなりますし、私たち自身もあらためて“東京らしさ”や“東京の伝統的な文化”を確認しておきたいところ。そう、今「江戸」が熱く、江戸文化を色濃く残す町「小江戸」もまた注目されています。江戸情緒あふれる町並みやレトロな建物、素朴な味わいのおやつなど、古き良きものを大切に守り、今に伝える「小江戸」。
そんな「小江戸」の中でも“三大小江戸”と呼ばれる川越・栃木・佐原は観光地としても人気があり、見どころがいっぱい! 今回は川越のスポットをピックアップしてご紹介します♪
蔵通りと時の鐘
小江戸・川越のメインストリートともいえる「蔵通り(一番街商店街)」。江戸から明治時代を偲ばせる蔵造りが残り、国の「重要伝統的建造物群保存地区」「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されています。
このエリアでひと際目を引くのが高さ16mの木造3層の櫓、「時の鐘」です。江戸時代の姿そのままに今も一日4回、時を告げる鐘の音を響かせています。
川越最古の蔵造り「大沢家住宅」、亀甲型の最中などが並ぶ老舗和菓子店「亀屋」、明治・大正期の洋風建築「第八十五銀行本店(現・埼玉りそな銀行川越支店)など美しい歴史的建造物も必見! 江戸情緒を満喫してくださいね。
蔵通りと時の鐘
■所在地 川越市幸町
■アクセス 小江戸名所めぐりバス「一番街」停下車すぐ、もしくは小江戸巡回バス「蔵の街」停下車、徒歩約2分
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは小江戸川越観光協会オフィシャルサイトをご確認ください
菓子屋横丁
明治初期から続く「菓子屋横丁」は、焼き煎餅や焼きだんご、可愛らしい飴細工や懐かしい駄菓子のお店などが連なり、美味片手にそぞろ歩きが楽しいスポット♪
特にオススメなのが、川越名産のさつま芋を使った芋菓子です。横丁入口にある「浜ちゃん」の「いもスティック」、「菓匠右門 川越けんぴ工房」の「芋けんぴ」、「稲葉屋本舗」の「いもどうなつ」など、ホクホク・カリカリ・しっとり・もちもち……さまざまな食感にアレンジされたさつま芋がホントに美味しい! 食べ歩きしやすいよう工夫された包装やカップは、デザインもオシャレでSNS映えしますよ♪
菓子屋横丁
■所在地 川越市元町
■アクセス 小江戸名所めぐりバス「札の辻」停下車、徒歩約2分、もしくは小江戸巡回バス「菓子屋横丁」停下車すぐ
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは小江戸川越観光協会オフィシャルサイトをご確認ください
大正浪漫夢通り
約200m続く御影石の石畳に、趣ある洋風建築やレトロモダンな商店が並び、大正時代のハイカラムード漂う「大正浪漫夢通り」。たびたびテレビや映画の撮影が行われる町並みに、既視感を覚える方もいるのでは?
1928(昭和3)年建造の旧武州銀行川越支店(現・川越商工会議所)は、直径1mの重厚な柱が印象的です。これは古代ギリシャのドリス様式が取り入れられたものだそう。また、130年以上の歴史があるレンガ建築の「川越キリスト教会」は、蔦が絡むその外観から「蔦の教会」の愛称で親しまれています。小江戸・川越の大正レトロスポットに、ぜひ足を運んでみて!
大正浪漫夢通り:
■所在地 川越市連雀町
■アクセス 小江戸名所めぐりバス「仲町」停下車すぐ(川越商工会議所まで)
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは大正浪漫夢通りオフィシャルサイトをご確認ください
小江戸川越七福神めぐり
「小江戸川越七福神めぐり」は、第一番妙善寺(毘沙門天)、第二番天然寺(寿老人)、第三番喜多院(大黒天)、第四番成田山(恵比須天)、第五番蓮馨寺(福禄寿神)、第六番見立寺(布袋尊)、第七番妙昌寺(弁財天)をめぐる七福神コース。
全行程約6kmで、小江戸・川越の観光スポットにも寄りながらさまざまなご利益を祈願できるとあって人気です。全部歩くのはしんどい……という方は「小江戸巡回バス」や「小江戸名所めぐりバス」がオススメ。どちらも1日フリー乗車券があるので、天候や体調に合わせて利用するとよいでしょう。チケットは車内で購入できますよ。
小江戸川越七福神めぐり
■所在地 川越市菅原町~仙波町~小仙波町~久保町~連雀町~元町~三光町
■アクセス 「川越」駅東口より徒歩5分※妙善寺
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは小江戸川越七福神霊場会オフィシャルサイトをご確認ください