美術館というと少し堅苦しいイメージがあり、子ども連れでは行きにくいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
でも最近は、子どもと一緒に楽しめる美術館も多くなりました。今回は、北海道「雪の美術館」、富山県「富山県美術館」、岐阜県「多治見市モザイクタイルミュージアム」、愛媛県「タオル美術館」、いずれもご家族みんなで楽しめる、GWにオススメの美術館をご紹介します。
せっかくの10連休……少し足をのばして、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
雪の美術館(北海道)
大雪山連峰を望む旭川市の高台に、中世ヨーロッパのお城のような外観、内装はすべて雪をイメージしたオリジナルデザインの「雪の美術館」があります。高さ6メートル・幅62メートルの大きな氷柱や、少しずつ姿を変える氷の造形美が鑑賞できる「氷の回廊」や、雪の結晶約200枚を天井から壁一面ステンドグラス状に展示した「スノークリスタルミュージアム」など、まるで夢の中にいるような非日常体験ができます。
なかでも「お姫様体験」は大人気! 雪の美術館を舞台に、約100着ある衣装の中から気に入ったドレスを着て館内で撮影ができます(要予約)。
雪の美術館
●所在地:北海道旭川市南が丘3-1-1
●アクセス:JR「旭川駅」から車で約15分
●開館時間:9:00~17:00
●料金:大人700円、高校・大学生500円、小中学生400円
※GW中に訪れる方は営業日や時間などが平常と異なる場合がありますので、お出かけ前に公式HPをご確認ください
富山県美術館(富山県)
富岩運河環水公園にアートとデザインをつなぐ「富山県美術館」があります。
ピカソやミロなど20世紀美術の巨匠たちの作品を中心に、日本や富山を代表する作家のポスターや椅子などのデザイン作品を鑑賞できます。景観を楽しむため東側の壁は全面ガラス張りになっており、展示室の閉ざされた空間から外に出ると明るい光が降りそそぎ、美術館全体の空間構成が見事な設計となっています。
見逃せないのは屋上庭園「オノマトペの屋上」。立山連峰や環水公園の絶景が楽しめるほか、子どもはもちろん家族で遊べる遊具などもあり、まさにGWのお出かけ先にぴったりのオススメスポットです。
富山県美術館
●所在地:富山県富山市木場町3-20
●アクセス:JR「富山駅」から車で約10分
●開館時間:9:30~18:00(屋上庭園は8:00~22:00) ※水曜日は休館日
●料金:コレクション展300円(企画展は展覧会により異なる)
※GW中に訪れる方は営業日や時間などが平常と異なる場合がありますので、お出かけ前に公式HPをご確認ください
多治見市モザイクタイルミュージアム(岐阜県)
すり鉢状に傾斜した地面と、そこに立つ土の壁の外観が印象的な「多治見市モザイクタイルミュージアム」。タイルの原点は「土」ということから、タイルの原料を掘り出す採土場をモチーフに設計されました。
内部には、モザイクタイルが貼られた洗面や浴槽などの生活用品、これまで収集されてきたモザイクタイルの絵模様や絵タイルなど、レトロなタイルの展示から最新のタイル情報まで、さまざまなタイルの魅力にふれることができます。ミュージアム・ショップでは、タイルを使ったアクセサリーや箸置きなどのほか、地元タイルメーカーの商品も販売されています。
多治見市モザイクタイルミュージアム
●所在地:岐阜県多治見市笠原町2082-5
●アクセス:JR「多治見駅」からバスで約20分
●開館時間:9:00~17:00 ※月曜日は休館日
●料金:300円
※GW中に訪れる方は営業日や時間などが平常と異なる場合がありますので、お出かけ前に公式HPをご確認ください
タオル美術館(愛媛県)
日本一のタオル産地の愛媛県今治市の自然の中に「タオル美術館」があります。5階建てのオシャレな洋館の中には、タオル生地でできたキリンがいたり、タオルの原料である綿を使った大きなオブジェがあったりと、そこにはタオルのやさしさを織り込んだアートの世界が広がっています。綿から糸ができ、糸が織られてタオルが出来上がっていく様子もぜひ見学してみてくださいね! タオル工房では、お店で購入したタオルにオリジナルの刺繍を入れてもらうことも可能ですので(有料)、お出かけの記念やお土産にオススメです。
タオル美術館
●所在地:愛媛県今治市朝倉上甲2930
●アクセス:JR「今治駅」から車で約25分
●開館時間:9:30~18:00(4月27日~5月5日は~20:00)
●料金:大人800円、中高生600円、小学生400円、65歳以上500円
※GW中に訪れる方は営業日や時間などが平常と異なる場合がありますので、お出かけ前に公式HPをご確認ください