“春の花”といえば桜やチューリップを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、関東には桜やチューリップ以外の“春の花”の名所がたくさんあるんですよ。今回ご紹介するのは、瑠璃唐草(るりからくさ)という和名をもつ北アフリカ原産の青い花「ネモフィラ」や、日本古来の花木で万葉集にも歌われている「藤」、漢字で“躑躅”と書く(難しい!)「ツツジ」、あんぱんに乗っている“けしの実”でおなじみ「ポピー」の観賞スポット。
いずれも外れなしの“鉄板スポット”ですので、行かれたことがない方は、ぜひこの機会に足を運んでみてくださいね!
国営ひたち海浜公園/茨城県ひたちなか市
「国営ひたち海浜公園」は約200ヘクタールの広大な敷地に遊園地やアスレチック広場、バーベキュー広場、そして大規模な花畑がある都市公園です。例年4月中旬〜5月上旬に咲きそろうネモフィラは「みはらしの丘」一帯を青く染め、緩やかな傾斜の下から上を眺めれば青空との境界も曖昧に……。
また、大観覧車で海抜100mの高さからネモフィラブルーの絨毯を見下ろすのもオススメです♪ ここでしか味わえないラムネバニラ味のネモフィラソフトクリーム、ネモフィラカラーのカレー(!)もぜひ味わってみてくださいね。
国営ひたち海浜公園
■所在地 茨城県ひたちなか市馬渡大沼605-4
■アクセス 【電車】JR常磐線「勝田」駅よりバスにて「海浜公園西口」停下車
【車】常陸那珂有料道路「ひたち海浜公園IC」よりすぐ
■見ごろ時期 4月中旬~5月上旬
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは 国営ひたち海浜公園オフィシャルサイトをご確認ください
あしかがフラワーパーク/栃木県足利市
「あしかがフラワーパーク」では、樹齢約150年の600畳敷き大藤棚や、世界的にも珍しい八重の大藤棚、長さ80mの白藤トンネル、鮮やかな黄色が印象的なきばな藤トンネル……日本で古くから愛されてきた藤の雅を存分に堪能できます。
また、「日本夜景遺産」にも選ばれた藤のライトアップは必見! 約300基の照明によって藤の色彩がより鮮やかに演出され、優美な藤がゆらゆらと夜風に揺れる様子や、それがまた水面に映る光景も幻想的です。世界中の人の心をつかむ絶景、一生に一度は観ておかなくちゃ!
あしかがフラワーパーク
■所在地 栃木県足利市迫間町607
■アクセス 【電車】JR両毛線「あしかがフラワーパーク」駅より徒歩約3分
【車】北関東自動車道「佐野田沼IC」より約12分
■見ごろ時期 4月中旬~5月中旬※4月20日~5月12日17:30~21:00ライトアップ予定
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは あしかがフラワーパークオフィシャルサイトをご確認ください
塩船観音寺/東京都青梅市
平安時代には修験場だったという古刹、塩船観音寺。茅葺きの仁王門や本堂は国の重要文化財です。4月中旬~5月上旬、すり鉢状の境内斜面には15種約2万株のツツジが咲き乱れ、赤や白、紫、ピンク、橙色などまさに色とりどりのツツジがモコモコと境内を彩る姿は愛らしくもあります。通路からツツジを間近で観賞することもできますし、境内中央に立ち360度ぐるっとツツジに包まれるのも◎。
また、「塩船平和大観音像」が立つ丘の頂上まで足をのばせば、モザイク画のようなツツジの絶景が楽しめますよ!
塩船観音寺
■所在地 東京都青梅市塩船194
■アクセス 【電車】JR青梅線「河辺」駅よりバスにて「塩船観音入口」停下車、徒歩10分
【車】圏央道「青梅IC」より約10分
■見ごろ時期 4月中旬~5月上旬
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは 塩船観音寺オフィシャルサイトをご確認ください
秩父高原牧場/埼玉県秩父郡
今回ご紹介する中では開花時期が遅いですが、ぜひオススメしたい「秩父高原牧場」のポピー。例年5月中旬~6月中旬が見ごろとなります。標高500mの山の斜面3ヘクタールに1000万本のシャーレーポピーが咲き誇る真っ赤な花畑は、青空の元ではイキイキと生命力にあふれ、
また、夕暮れ時には一面オレンジ味を帯びて郷愁を誘います。ポピー畑の頂上には地元秩父の名産品や人気のB級グルメ、スイーツなどの出店もありますので、美味を頬張りながら、時とともに光や色彩、景色が移り変わっていく自然美を感じてみては?
秩父高原牧場
■所在地 埼玉県秩父郡東秩父村坂本2951
■アクセス 【車】関越自動車道「嵐山小川IC」より約40分
■見ごろ時期 5月中旬~6月上旬※5月20日~6月9日9:00〜17:00「天空のポピー」開催
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは 秩父高原牧場オフィシャルサイトをご確認ください