「雪やこんこ~♪ あられやこんこ~♪ 降っても降ってもまだ降りやまぬ~♪ 犬は喜び庭かけまわり♪ 猫はこたつで丸くなる~♪」。
「雪」は日本の有名な冬の童謡です。今から100年近く前の曲になりますが、歌詞とは違い犬の生活は、この100年でずいぶんと変化が生まれました。
もちろん、歌詞のように雪が降ると、喜んで庭をかけまわるワンちゃんもいますが、猫のようにこたつで丸くなるワンちゃんもいますよね。
そこで、今回は「愛犬の冬の寒さ対策」をご紹介しましょう!
犬が寒いと感じるときの行動とは?
日本犬の柴犬や北海道犬、シベリアンハスキーなどの寒い土地の犬種は、「寒さ」に強いと言われていますが、反対にチワワなどの「小型犬」や、毛が短いプードルやマルチーズなどの「シングルコートの犬種」や、ブルテリアやミニチュアピンシャーなどの「短毛の犬種」は寒さに弱いとされます。
ですので、散歩に行く際はしっかりとした「寒さ対策」が必要です。では、具体的に犬が寒さを感じたら、どんな行動をとるのでしょうか?
■犬が寒いと感じるときの行動■
○その1○鼻を隠して丸くなって寝ている
犬は寒さを感じると、おなかを冷やさないよう、自分の体温で温かさを保とうとして、猫のように丸くなります。寝床で丸くなっていたら、寒さを感じている証拠ですので察してあげましょう。あるいは、飼い主さんの布団に入ってくる、こたつのなかに入り浸り、ストーブの前から動かない……といった行動も寒さによるものと考えてよいでしょう。
○その2○ブルブルと震えている
犬も寒いと、人間のようにブルブルと震えます。とくに愛犬の耳先や手先が冷えていたら、寒さを感じている証拠。温かい環境にしてあげてくださいね。
○その3○いつもに比べて水を飲む量が少ない
犬も寒いとどうしても、水を飲む量が少なくなってしまいます。膀胱炎や尿石症などの泌尿器系疾患の原因になるので、冬でも適度な水分接種は必要に。ワンちゃんのいつもの食事に、水を少し入れて水分補給してあげてもよいでしょう。
○その4○散歩をいやがる
愛犬が毎日の散歩に行きたがらない、散歩の時間を早く終わらせようとするなどの行動は寒さを感じているせいかもしれません。ですので、防寒着を着用させる、お気に入りのおやつをあげるなどして、寒い日でもお散歩に行く習慣をつけましょう。
室内犬の冬の寒さ対策!3選
「室内犬の冬の寒さ対策」って、具体的にどうすればいいのでしょうか?「室内犬の冬の寒さ対策」についてご紹介していきましょう!
○その1○ペット用ヒーターや、ホットカーペットを使う
電源をオンにすれば、ポカポカで快適に愛犬が冬を過ごせます。安全のため、噛み付き防止のラセン管付きで、噛みぐせのあるワンちゃんに安心して利用できますよ♪ 防水タイプや抗菌、防カビ加工のものを選べば、お掃除もらくちんですね!
○その2○ドッグウエアを着せる
できれば、保温効果が高い素材のウエアを着せてあげましょう。お散歩は、お部屋から一気に気温が低下するため、犬用のダウンジャケットや、ボアコートなどでの重ね着がおすすめです!
○その3○室内やケージを温める
エアコンや床暖房で室内を温める、ケージ内にペット用ヒーターを入れる、毛布でケージ全体を覆うなどしましょう。さらに、フリース素材の毛布を併用してもいいですね♪
室外犬の冬の寒さ対策!2選
「室外犬の冬の寒さ対策」って、具体的にどうすればいいのでしょうか?「室外犬の冬の寒さ対策」についてご紹介していきましょう!
○その1○小屋を温かくする
小屋の壁面に段ボールを付ける、床にジョイントマットや発泡スチロールを敷く、小屋の入り口にのれんを付けるなど雨や風、雪の侵入を防ぐようにしてあげてください。
○その2○湯たんぽや毛布を使う
外の小屋はとても寒くなるので、湯たんぽを毛布で包んで小屋に入れてあげましょう。また、コンセントがタイマー式になっているホットカーペットを併用するのもおすすめです!
室内犬だからと必要以上に部屋を温めすぎない、室外犬でも寒さが厳しい時期は玄関に入れてあげる……など、ワンちゃんたちが健やかに過ごせるように臨機応変に対応してあげましょう! また、飼い主さんも風邪をひいたり、体調を崩したりしないよう、くれぐれもお気をつけくださいね。