冬が近づいてくると、夜、南の空に見えるのが「オリオン座」。特に星に詳しくない方でもオリオン座は簡単に見つけられるのではないでしょうか? 冬は空気が澄んで星もよく見えますから、お仕事帰りなどにちょっとだけ空を見上げると、思いのほか癒しのひと時になるかもしれませんよ♪
夜空を見上げる習慣ができると、もっと星や宇宙について知りたいと興味がわいてきそうです。
そこで今回ご紹介するのが「天体観測ができる天文台」。専門スタッフの解説付きで星空観察してみませんか?
兵庫県立大学 西はりま天文台/兵庫県佐用郡
夜空を見上げれば肉眼でもオリオン大星雲やプレアデス星団などを確認できる兵庫県の大撫山に、「西はりま天文台」があります。こちらには星を直接のぞくことができる望遠鏡としては世界最大、口径2mの「なゆた望遠鏡」があるんです! 一般の方も参加できる天体観測会では、「なゆた望遠鏡」で100億光年先の天体を観測できるそう♪ 手が届くほど近くに見える惑星や星たちの姿に感動必至です。天体観望会は頻繁に開催されていますが、参加条件などは事前にオフィシャルサイトでご確認を。
兵庫県立大学 西はりま天文台
■所在地 兵庫県佐用郡佐用町西河内407-2
■アクセス 【電車】JR姫新線「佐用」駅より車にて10分
【車】中国自動車道「佐用IC」より約10分
■時間 9:00~21:00(天文台の見学は9:00~18:00)
■料金 無料
■詳しくは兵庫県立大学西はりま天文台オフィシャルサイトをご確認ください
まんのう天文台/香川県仲多度郡
火星と木星の間を回る小惑星のひとつに「Mannoucho(まんのう町)」という名がついていることはあまり知られていませんが、「まんのう天文台」はそれを記念して2014年に建設されました。標高約1043mの大川山山頂にあり、天体観測ドームでは「30㎝反射式望遠鏡」や、「屈折式望遠鏡」を使って太陽や月、惑星などを観察できます。親子で参加する「親子観察会」は、お子さんにも分かりやすい丁寧な解説が好評だとか。冬は道が凍結し施設閉鎖の場合もありますので、事前に確認してお出かけくださいね。
まんのう天文台
■所在地 香川県仲多度郡まんのう町中通1156-242
■アクセス 【電車】JR土讃線「琴平」駅より車にて約60分
【車】徳島自動車道「美馬IC」より約45分
■時間 施設見学:金土日のみ10:00~17:00
天体観望会:金土のみ日没~22:00 ※1週間前までに要予約
■料金(天体観望会) 200円 ※小学生以下無料、要保護者同伴
■詳しくはまんのう天文台オフィシャルサイトをご確認ください
鳥取市さじアストロパーク/鳥取県鳥取市
「鳥取市さじアストロパーク」は、国内屈指の大きさを誇る「103cm反射望遠鏡」や太陽望遠鏡、プラネタリウムに宿泊施設まで備えた国内有数の公開天文台です。「103cm反射望遠鏡」では、晴れていれば夜はもちろん日中も明るい星を観察できるそう。太陽望遠鏡での太陽観察では、運が良ければ黒点やプロミネンスが見えますよ。夜は星空観察会を実施していますが、時間を気にせずじっくり星空を眺めたい方は、敷地内にある望遠鏡を備えた「星のコテージ」に宿泊することをオススメします♪
鳥取市さじアストロパーク
■所在地 鳥取県鳥取市佐治町高山1071-1
■アクセス 【電車】JR因美線「用瀬」駅より車にて約20分
【車】鳥取自動車道「用瀬PA」より約20分
■時間 4月~9月 9:00~22:00、10月~3月 9:00~21:00
■料金(入館料) 高校生以上300円※中学生以下無料、プラネタリウム利用や星空観察会参加は別途有料
■詳しくは鳥取市オフィシャルサイトをご確認ください
清和高原天文台/熊本県上益城郡
阿蘇山の南外輪山、標高700mの高原にある「清和高原天文台」は、全国でもトップクラスの美しい星空が観察できるスポット。観測室の屋根はスライディングルーフになっていて、「口径5cmニュートン式望遠鏡」でほぼ全天を観測することができます。月明りがなければ遥か彼方の銀河や星団、天の川や流れ星などもはっきり見えるそう! 12月はふたご座流星群やこぐま座流星群が楽しみですね♪ また、11月30日までは「こたつ寒防会」として、こたつに包まっての観望会が開催されますよ。
清和高原天文台
■所在地 熊本県上益城郡山都町井無田1238-14
■アクセス 【車】九州自動車道「御船IC」より約70分
■時間 4月~11月14:00〜22:00、12~3月14:00~21:00
■料金(観測料) 大人500円、中学生 300円 ※小学生以下無料
■詳しくは清和高原天文台オフィシャルサイトをご確認ください