みなさんは、日ごろ夜空を見上げますか? 時間に追われて慌ただしい日々を送っていると、空に星があることも忘れてしまいますよね。都会の夜は明るすぎてたくさんの星は見えない、ということも星への関心が薄くなる一因かもしれません。
さて、だからこそぜひ足を運びたいスポットがあるんです! それは「天文台」。実は日本にはたくさんの天文台があり、一般の人も高機能の望遠鏡で天体観測をすることができるんですよ。早速オススメの天文台をご紹介しましょう。
銀河の森天文台/北海道足寄郡
北海道足寄郡陸別町は環境省選定の“星空の街”。銀河の森天文台は日本最大級の望遠鏡「口径115cm反射望遠鏡」をはじめ「口径30cm反射望遠鏡」や「口径25cm反射望遠鏡」、「口径15cm屈折望遠鏡」、「4連太陽望遠鏡」、人工オーロラ発生装置など充実した設備を備えています。口径115cm反射望遠鏡で、その時期によく見える惑星や月、遥か彼方の星雲や星団、銀河などをスタッフに解説してもらいながら見ることができますよ。日本有数の美しい星空をじっくり眺めて、癒されてくださいね♪
銀河の森天文台
■所在地 北海道足寄郡陸別町宇遠別
■アクセス 【車】女満別空港より約70分
■期間・時間 4月~9月14:00~22:30、10月~3月13:00~21:30
■料金 大人300円(夜間500円)、小中学生200円(夜間300円)
■詳しくは銀河の森天文台オフィシャルサイトをご確認ください
鹿角平天文台/福島県東白川郡
標高708m、阿武隈山系に広がる鹿角平という草原にある「鹿角平天文台」は、環境省が認定する「天体観測に優れた場所ランキング」の全国第3位に輝きました。なにしろ周辺に人口の光がほとんどなく360度の視界が開けていて、肉眼でも満天の星空が望めるんです♪ 施設内には「35cmニュートン式反射望遠鏡」や「12.5cmフローライト屈折式望遠鏡」などが設置され、屋外には観測台も。天文台での天体観望は、原則5名以上で1週間前までに予約が必要ですが、地元天文愛好会のインストラクターが丁寧に星空解説をしてくれますよ。
鹿角平天文台
■所在地 福島県東白川郡鮫川村大字青生野字世々麦307 鹿角平観光牧場内
■アクセス 【車】常磐自動車道「勿来IC」より約40分
■時間 19:00~21:00 ※6月~9月は20:00~21:30
■料金 無料
■詳しくは鹿角平天文台オフィシャルサイトをご確認ください
ぐんま天文台/群馬県吾妻郡
群馬県出身の向井千秋さんが日本初の女性宇宙飛行士となったことを記念して建てられた「ぐんま天文台」。屋上の経口30cm太陽望遠鏡で、太陽の黒点や白斑、粒状斑などを観察できます。夜には国内有数の「150cm望遠鏡」で天体観測ができますよ♪ 天文台本館前広場には、18世紀インドの天体観測機器群「ジャンタル・マンタル」や、イギリスの古代遺跡「ストーンヘンジ」に似たストーンサークルが再現されています。今も実際に太陽や月、星の動きを観察できるそう。触れて、観察して、体験して、宇宙の神秘を感じてくださいね!
ぐんま天文台
■所在地 群馬県吾妻郡高山村中山6860-86
■アクセス 【車】関越自動車道「渋川伊香保IC」より25分、「月夜野IC」より20分
【電車】JR「上毛高原」駅・「渋川」駅・「沼田」駅・「中之条」駅より車にて約25分
■時間 11月~2月10:00~16:00・18:00~21:00、3月~10月10:00~17:00・19:00~22:00
■料金 大人300円、高校生・大学生200円 ※中学生以下無料
■詳しくは県立ぐんま天文台オフィシャルサイトをご確認ください
国立天文台 三鷹キャンパス/東京都三鷹市
国立天文台 三鷹キャンパスは、最新の天文学や日本の天文学の歴史を学べる施設です。「第一赤道儀室」には1938(昭和13)年から61年間活躍した「口径20cm望遠鏡」が置かれています。現在も晴れていればスタッフの解説とともに太陽の黒点を観察できるそう。また、事前申込制で毎月開催している天体観望会は大人気。12月には「アンドロメダ座γ星アルマク(二重星)」、1月には「M42 オリオン大星雲(オリオン座にある散光星雲)」などの観望会が開催されますので、オフィシャルサイトをすぐにチェックしてくださいね!
国立天文台 三鷹キャンパス
■所在地 東京都三鷹市大沢2-21-1
■アクセス 【電車】JR中央線「武蔵境」駅よりバスにて「天文台前」停下車すぐ
■時間 10:00~16:30
■料金 無料
■詳しくは国立天文台オフィシャルサイトをご確認ください