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夏の代名詞「ヒマワリ」。有名画家たちが描いたその魅力は?


大暑を迎え、夏至から1か月。1年でも最も暑い時期がやってまいりました。

夏を代表する花の「ヒマワリ」は、北アメリカ原産のキク科の一年草です。大きな一つの花のように見えますが、小さな花が集まってできています。草丈30cm程度の矮性品種から3mを超えるロシアヒマワリ、また切り花用など、さまざまな品種があります。ポット苗も流通しますが、タネが大きいのでまきやすく、簡単に育てることができます。観賞用の他に種は食用になり油もとれます。ペルー(古代インカ帝国)では、太陽崇拝ですので、「ヒマワリ」は太陽の花と貴ばれ、石造りの神殿にはひまわりの花が彫られ、太陽神に仕える神殿の巫女たちは「ヒマワリ」の冠などの金細工を身につけていました。

英名は「サンフラワー」。 「ヒマワリ」を見ていると生命のエネルギーに満ちあふれているようで惹きつけられます。 本日は、有名画家たちを魅了したヒマワリについてみていきましょう。


ゴッホのヒマワリ

ゴッホは南フランスのアルル滞在時に盛んにヒマワリを描きました。生涯に12点も描いており、ゴッホにとってヒマワリは明るい南フランスの太陽、ひいてはユートピアの象徴であったといわれています。ゴーギャンと知り合いアルルで自分といっしょに絵を描こうと誘っていた頃に多くを描いたそうで、ゴーギャンを歓迎して描いたものもあるそうです。しかし後に二人は絵画に対する思想の大きな違いから仲互いし、ゴッホはこの経過で精神の不調をきたしていきます。作品のヒマワリにゴッホ自身の生命力や精神力が感じられます。

そんなゴッホの描いたヒマワリのイメージで、一重、半八重、八重などいろいろな花形の種が販売されています。写真よりもう少し小ぶりですが花粉がないので、花もちがよいうえ、切り花にしても汚れません。


モネのヒマワリ

「睡蓮」で有名なモネは自然や植物をこよなく愛し、数々の名作を残していますが、その中で「ヒマワリ」も描いています。フランスジヴェルニーにある有名な「モネの庭」でも夏になるとたくさんのひまわりが咲いていることでしょう。

モネが描いたひまわりのイメージは、八重咲きでレモンイエローの花弁が美しい種類のひまわり。花粉がなく花もちがよいうえ、切り花にしても汚れないのが利点です。


ゴーギャンのヒマワリ

ゴーギャンは写生が主体のゴッホの描き方を痛烈に批判します。想像で描くことが一番大事だと主張するゴーギャンに、ゴッホは歩み寄る努力をしますが、精神のバランスは急速に崩壊していきます。ゴーギャンが描いた、ゴッホがヒマワリを描く様子は、生気がなく目はうつろです。構図をみるとゴーギャンはゴッホを見下ろす位置から描いており、ゴッホが耳を切断する直前に描かれた絵であり、ゴッホの落ち込みようがこちらにも伝わってきます。数週間後ゴーギャンは去り、タヒチで新たな作風をつくりあげていきましたが、皮肉なことにそれは写実的な部分をとりいれたものでした。

後年、ゴッホへの敬意なのか、追悼なのか、そんなことから描かれたと想像できる作品もあります。

日本の各地のひまわり畑はまるで絵画のような美しさを私たちに見せてくれます。

またこの時期、フラワーショップにはひまわりがたくさん並んでいます。

ひまわりの魅力に惹かれた偉大な画家たちのように、芸術家気分でたくさんのヒマワリに出会い購入するのも楽しいですね!

マティスのヒマワリ

マティスのヒマワリ

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